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やりたいことはトラックの中で見つけた〜FX編①〜

肉体労働会社員を抜け出したい。

そう真剣に考え出してから5年が経とうしていました。2019年12月。

行政書士試験の勉強、YouTube、その間SNSも毎日がんばってはいましたが収入に直結するようなこともなく、さてどうしたものかと考えていました。

思えば、労働を毎日する日々を始めたのは24歳でした。それまではアルバイトをしては辞め、また違うバイトをしては辞め、パチンコや遊びにお金を使い、気がつけば借金150万円・・・。その借金を返すために肉体労働の会社員となり借金を2年で返し、以来勤め人として15年以上生きるという経緯です。会社員でいることに慣れてしまったのでしょう。

そもそもなぜ労働を抜け出したいのか。いろいろ考えましたが、それはやはり賃金だと思います。働けど働けどなんとやら、です。何年働こうがせいぜいいくらと決まっています。そしてこれは性格もありますが、人を押しのけて出し抜いて昇進したり昇給を目指したりすることが苦手です。というか嫌いです。とはいえお金は稼ぎたい。であれば会社員としてのスキルを上げるより、自分で稼ぐスキルを身に付けたほうが自分には適してると思ったのです。

そんな頃、YouTubeのおすすめによく上がってきたり、知人がやっていたのがFXでした。それからひと月ほどは、とりあえず知人にFXの基礎本を借りてトラックで休憩時間に読んだり、もっと知りたくて自分で購入したりして読んだり、運転中はYouTubeで『FXとは』的な動画を耳から聴きまくり学びました。

またもやトラックの中でやりたいことを見つけてしまったのです。

年末には証券口座を作りデモトレード(実際の現在チャートでの架空トレード)を始め、日中は耳勉と休憩時間に本を読む。帰宅してからはPCの前に張り付いてデモトレードをする生活が始まりました。

これが仮想通貨も含め今後長い付き合いとなるFXとの出会いです。

何か行政書士試験やYouTubeとは違った感覚を感じたことを覚えています。少額とはいえ実際の自分のお金を取引するわけなので、今までのゼロイチ(ゼロから1を生む)ではなく1を2にする、または1が0になる世界に対する怖さと、希望が入り混じった緊張感です。

ここでFXについて詳しく書くことはしませんが、FXの深さとシンプルさ、敵は誰か、そもそも敵はいるのか。といった内省的な修行に繋がりました。

お金に対する意識や知識は確実に深まります。

とはいえ、投資や投機をおすすめする気にはなれません。こればかりは絶対的に自己責任の世界ですし、自分との戦いが一生続く世界だからです。

自律が必要です。字で書くと簡単ですが、壮絶です(笑)

逆を言えばその壮絶な自律を保つことができれば、恐いものはないでしょう。資金も増やし続けることができる。

話を戻しましょう。時は2020。コロナ禍の始まりです。

つづく



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