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5月は場面緘黙啓発月間



今月は場面緘黙(ばめんかんもく)啓発月間です。
かんもくの声では、啓発といえる程のはたらきかけはできませんが、毎年できることを考え発信してきました。
多くの方に、場面緘黙を知ってもらえたらと思っています。

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場面緘黙とは、園・学校や職場などで、話したくても話せなくなってしまう不安症状です。家庭では問題なく話せる場合が多いです(家庭でも話せなくなってしまう場合もあります)。


過去には Twitterで  #緘黙かるた #試し書き
などの呼びかけを行いました。

*試し書きとは、文具コーナー等で「場面緘黙」と試し書きしてみようという呼びかけです。「試し書きは場面緘黙」と呼びかけました。  当事者や経験者の方がたくさん投稿してくださいました。

かんもくの声発信ではありませんが  #緘黙あるある
もあります。
過去の啓発月間には、当事者のあいだで  #かんもくん
というキャラクターも生まれています。

2月には #肉まんバレンタイン  
を、毎年行っていました(現在は終了しています)。バレンタインデーに皆で一斉にコンビニで肉まんを買う企画です。かんもくの人も、そうでない人にも呼びかけています。買い方は筆談やスマホの音声アプリなど自由です。

昨年はショップを開設してみたり、好きなこと×場面緘黙の発信を呼びかけてみたりしました。

これらは主にTwitter、Facebookで発信してきました(気になる方はそちらで検索してみてください)。社会のなか、街のなか、SNSのなかで、偶然「場面緘黙」に出会うきっかけや仕掛けをつくれたら、と思っています。

かんもくフォーラムなど、イベントや講座を開催することも啓発につながります。市民活動をテーマにしたイベントにて「場面かんもくを知っていますか?」という分科会をさせていただいたこともあります。内容は、場面緘黙とは何か?という専門家(かんもくネット角田圭子先生)によるミニ講義+当事者(入江)による体験談です。そのほかにもいくつかの企画や開催をしてきました。

Twitterでは場面緘黙の方々を中心にフォローさせていただいていますし、Facebookでは場面緘黙に関心の高い方々がフォローしてくださっています。
その中で発信することは、いわゆるホームでの啓発です。同時に、無関心層であるアウェイの人たちに場面緘黙を知ってもらうことも重要です。場面緘黙を全く知らない人たちに、知ってもらいたいのです。その場合、新聞やテレビなどの媒体や、書籍などは大きな影響力を持つと思います。そういった媒体で初めて場面緘黙を知った人が、ウェブやSNSなどで当事者の生の声にアクセスできる・場面緘黙の人たちのホームを垣間見ることができるのはよいことだと思います。定義としての場面緘黙を知った方は、是非実際の体験談を読んでみてください。

*かんもくの会
「かんもくの会」は場面緘黙症、全緘黙症を巡る諸問題を社会に訴え、解決に取り組む任意団体です。こちらのサイトでは、当事者の体験記集など読むことができます。

以前書いた、場面緘黙の人はどんな気持ち?どんな風に接したらいいの?自分が場面緘黙だと初めて知ったときは?という内容の文章です。

*ひとりの当事者としての意見・視点であり、あくまで私自身の経験になります。もしも読んでくださった方の気付きや参考になりましたら幸いです。

以下は、緘黙関連のリンクです。

*かんもくネット
場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体です。緘黙児への専門的な対応等の情報が豊富です。

*言の葉の会

緘黙当事者・経験者による自助グループです。当事者・経験者の交流会開催などを行なっています。

*場面緘黙症Journal

国内外の、場面緘黙に関わる様々な情報が得られます。


以下は、場面緘黙について詳しく知ることができるサイトです

参考になりましたら幸いです。


▼元当事者・場面緘黙経験者として体験談を出版しました。大人の場面緘黙、後遺症、二次症状、グレーゾーン、啓発・交流などの活動についても書いています。


*こちらの記事は2021年5月30日に大幅に改訂いたしました

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#場面緘黙症啓発月間


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