かんな

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かんな

MMDなどでひっそりと遊んでいます。:http://mikudan.blog120.fc2.com/

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  • MMDワークショップ

    MMD関連の技術情報などをまとめていきます

最近の記事

Blender和解戦記 #2

 創造主は孤独な存在である。そして同時に承認欲求もあるので、被創造者達に「我を崇めよ」と言付ける。  だが、原初の創造主は孤独であったかもしれないが、イマドキの神々は互いにネットワークを持っており、創造物やノウハウを共有できるような天界になっている。  これまでの神々に感謝しつつ、今日も我が世界を創造する事に励もうじゃないか、諸君。 「神よ、あなたは幸福ですか?」(義務です) 世は複雑化・多様性の世界へ変異する やはり神々の世界でもSDGsとかいって持続可能性を模索するの

    • MMDゼロかわ ~ポーズをつくる~

       今回はMMDでポージングをする作業において、作業のアプローチについて書いてみます。この辺りは千差万別で様々なやり方をしている人が多いのですが、作業のイメージが付き辛いといった、まだMMDに熟れてない人向けな内容となっています。  説明の順番通りにやる必要はなく、ポイントとしておさえておけば大丈夫でしょう。  前提として以下の記事内容を把握している事として記載します。 Point.1 できるだけ足と体の中心から組んでいく  本来の体の中心というとMMDではセンターボーンを

      • もし今からMMD動画イベントを作るなら

         あくまでも個人の妄想です。  また既存・現行でも継続しているイベントについて触れるものではありまんが、情報の取得が少なくて類似のものがあるかもしれません。予めご了承下さい。  記事内容にケーススタディとしてイベント企画そのものが含まれています。原則そのまま利用する事は禁止です。必ずお問い合わせ下さい。  では始めます。 MMD動画イベントをやる意義・目的 やはりMMDユーザーとしては自分の作品を見て欲しいが第一意であろうし、今後の参考や今まで触れてない他ジャンルの事を知り

        • MMD杯等の動画投稿イベント構築について

           あるいくつかの会話や昔話などをきっかけに、様々なことを思い出したため、ここに記しておきたい。  このドキュメントの内容は、やや難解で専門的な内容となっている。  内容はこれまでの独自研究を文章化し、歴史的資料として残すことを目的としているため、多くの方には興味を持っていただけない可能性がある。  また、一部の文章はAIを使用して編集しているため、AIアレルギーの方には閲覧を推奨しない。 MMD杯を始めとした動画投稿参加型イベントの更新 2019年頃、YouTuberやVT

        Blender和解戦記 #2

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          4本

        記事

          Blender和解戦記 #1

           このドキュメント(コラムもしくはラノベ風味な説明文書)は、筆者が長年Blenderと疎遠になっていた関係を少しでも修復しようと奮闘する記録である。尚、筆者は3DCGどころか義務教育の数学Ⅰですら危うい記憶の彼方にあるような人物である事は先に記しておこう。 「それでも私は創造主になるっ!」 序章 Blenderとの出会いはかれこれ十数年前に遡る。丁度その頃はパソコンの価格対性能比率も良くなりつつあり、PCさえあれば色々できるようになっていた時期だ。また、インターネットも一

          Blender和解戦記 #1

          MMDユーザー向けX(Twitter)・BlueSky活用法まとめ

          X(Twitter)で出していたXのMMDユーザー向けの活用法を並べていきます。 一部はBlueSkyでも同様です。 (BlueSkyでは有料機能だったり機能がなかったりします) <2024/02/13 追記> Point.1 一行目は簡素に 【解説】 PC・スマホに関わらず、どのような表示形態でも1行目(少なくとも最初の6~8文字)程度は必ず読まれます。ここで見てる人がアクションするかどうかが7割方変わってくるので、スっと理解できる簡素な文面が良いです。 Point

          MMDユーザー向けX(Twitter)・BlueSky活用法まとめ

          MMDゼロかわ ~土台作り~

           正式タイトルは『MMDでゼロからかわいい(かっこいい)を創る』シリーズとでもしょうましょうか。  考えてみるとMMDがVer9.32になってから、モーション関係のチュートリアルとかテクニック・TIPS等を残る形にしていないな、と思ったのでここで記しておこうと思いました。  配布されたモーションで楽しむだけでなく、自分でも何か自分の思った通りの動きを作ってみたい、という稀な方もいらっしゃるかもしれません。  そんな方の為に書いて残しておこうと。  万人に役立つ内容でも、プロを

          MMDゼロかわ ~土台作り~

          MMDユーザーのセルフモチベーションケア(適時更新)

           MMDユーザーには「こんな時、他の人はどうしているのだろう?」と疑問に思う事はあれど、聞いて相手の時間を奪うのも何だし、うまく質問できそうにもない(場合によっては聞くコミュニティ・相手が無い等)時に役に立つかもしれない事を、壁に語りかける形式で自問自答しているだけの役に立たない記事集です。  思いつき次第、適時更新していきます。 1.MMDをやろうという気持ちがあるが、モチベが沸かないQ. 何となく時間があるので、MMDで遊ぼうと思って何かを作ろうとしても、いまいちモチベ

          MMDユーザーのセルフモチベーションケア(適時更新)

          MikuMikuDance 生誕15年目において

           長年義務教育から抜け出せないまま生きているかんなです。  先日、遂にMMD(MikuMikuDance)も15周年を迎える事となりました。  残念ながらその生みの親は既に隠遁の身となっているので、表立つ事は無いのでしょう。が、今も生活を営みつづけていて欲しいと個人的には願うものです。  Twitterでは何度も呟いていますが、まさかここまで長寿のコンテンツというかツールというかネットワークが続くとは思いませんでした。 ■SNSの役割を果たした3DCGツール  結果論とい

          MikuMikuDance 生誕15年目において

          MMDの思い出話 #1 ~MMD杯創設~

          長年JCをやっているものですから、歳のせいか最近物忘れしやすくなった感じがします。 『初心忘るべからず』とはよく聞きますが、そもそも忘れてしまっては元も子もありません。 なので気まぐれですが、色々書き残そうと思います。 ■ コミュニティが2chだけ MMD杯を具体化したのは確かに私ではありますが、立案から行った訳ではありません。なので「MMD杯創設者」というのは間違いではないですけれど、ゼロから私が組み上げたものではありません。  第一、面倒くさがり屋な私が、当時は始めよう

          MMDの思い出話 #1 ~MMD杯創設~

          Stable Diffusionの呪文や個人的なコツをまとめてみる

          Google Colaboratory で動かせるので自前でもやってみましたが、なかなか最初は上手くいかないものですね。 ここでは私が試行錯誤した呪文や設定のコツなどをメモがてら残してみます。 当たり前ではありますが、txt2imgとimg2imgでは扱いが変わってきますのでご注意下さい。 ■ガイダンススケール設定(Guidance Scale) 標準では7.5に設定されていますが、最小1~最大20までの幅があります。 背景中心にするか人物中心にするかで、この設定は変えた

          Stable Diffusionの呪文や個人的なコツをまとめてみる

          msToonCoordinatorを使ってみた

           先月末にリリースされた「msToonCoordinator」を今更ながらに見つけたので、使用感などをレポートしてみます。自身の健忘録兼ねてますので、ややわかり辛い部分もあるかもしれません。  MMDはデフォルトでトゥーン調のシェーダーとなっていますが、時代と共に変わっていく質感や流行りなどもあります。そういう意味ではMMD標準シェーダーはやや古くなっている感を得てしまう場合もあるでしょう。  最近の多くのモデルでは、標準シェーダーでも見栄えするようにモデルの材質やテクスチャ

          msToonCoordinatorを使ってみた

          改稿するにあたって

          序の序 最初にお伝えしておきます。この記事は無駄に長い(9512文字)です。  理由の明示化と自分の整理の為です。  なのに添削してません。  悪しからず。 序 自らが強くなる為、もしくは鍛える為には己の弱点を知る必要がある。敵を知り己を知れば百戦危うからず、ですね。  今回はタイミングというかほぼ偶然にもTwitterを眺めていたら、タイムラインで菅先生の記事が目に留まったので、それにチャレンジ。文章構築講座です。  本来であれば大学に行きゼミを受けなければできない事を、

          改稿するにあたって

          MMDが好き ver.2~「好き」を表現できますか? (菅 浩江先生の課題より)~

           今となっては当たり前のように蔓延っている3DCG。僅か半世紀の間で急激に進化したパソコンやインターネット技術によって、手軽に扱えるようになった。ビルの一室を埋めるほどの大きな機械を使い、数ヶ月も計算し続けてようやく一分ほどの動画を作っていた時代から、A4ノートサイズの機械でリアルタイムに計算できるようになるまで、あっという間だった。  だが3DCGを扱うにあたり、使用する前に必要な勉強が山ほどあるのは変わらない。三角関数、微積分、空間座標計算……数学のオンパレードだ。コンピ

          MMDが好き ver.2~「好き」を表現できますか? (菅 浩江先生の課題より)~

          MMDが好き ~「好き」を表現できますか? (菅 浩江先生の課題より)~

           自らの人生の半分以上を費やす事になる「好き」の原点は、やはり未成熟な時期に出会ったものになるのだろうか。私の場合は小学校高学年でそれと出会った。3DCGである。当時は家一軒くらい建てられる程の高価なコンピューターとソフトウェアが必要であり、また中流家庭に生まれた自分には比較的安価な家庭用パソコンすら高級品であった。  これがあれば自分の思い描いた世界が作れる、と本気で信じていたが、同時に遥か昔の英雄譚のように自分とは縁遠い話であることを思い知っていた。  やがてムーアの法

          MMDが好き ~「好き」を表現できますか? (菅 浩江先生の課題より)~

          MMDの今とこれから

           『昔は熱気があってよかった』というのは良く聞く話で、当時渦中に居る人たちはその熱気に侵されて周りが見づらくなっている、所謂『恋は盲目』状態であったのは否めない。私もその渦中の中の人であったし、今振り返ればそうだったのだなと自覚できる。  だからといって今が良くないのかといったらそうでもなく、あくまでも熱気を焦点とした相対的な話でしかない。今は今で羨ましく思う所もある(周辺ツールの高機能化やモデルの多様さ等)。  ただ、コミュニティやジャンルとしての3DCGアニメーションツー

          MMDの今とこれから