眠れないのでちょっと書く。一気読みした『宝石の国』の感想。ネタバレ。

漫画としてすごい、というところは今回は（次回があるかというと多分ないけど）置いといて、ひとまず感想。本当に感想。眠剤飲んだ頭なのと、本当に書きたいことだけ書くので支離滅裂だと思う。多分私の冷淡なところが見えてしまうので、読んでほしいかというと微妙。

世界観を飲み込むのに結構時間がかかった。月人が襲ってくる、宝石はあっけなく砕ける、といったあたり。
砕かれてもある程度復活するのに仲間意識が強いのもちょっと不思議だった。

フォスが月に行ったところからの急展開は本当にすごい。読むの止められなかった。

エクメアは結構好き。最終的にはフォスを利用していたわけだけど、それでも基本的に誠実に接してくれていたと思うし、月人すべてのために真摯に尽くしていたと思う。
というか、倦んでいると説明されつつも月人はいい人に見えたなぁ。

フォスが金剛に復活してもらったあたりからは、さすがの私もしんどい展開だなと思った。一気読みしてなければここで止まってたと思う。

フォスが祈ることで月人は救われた。じゃあ残されたフォスを救うのは誰か、フォスは救われるのか。同じことが多分かつての金剛にも言えた。
最終的には月人（というかエクメア）がフォスを救ってくれたと私は思ってる。兄機に頼んだのは彼だろうから。それが彼の優しさなのだと思ってる。

石たちは純粋で、楽しいことをそのまま楽しいものとして知っていて、なおかつ何のしがらみもなく楽しむことができる。いいな、微笑ましいな、うらやましいな、と素直に思った。
月人がらみのところでは、（消えたいを含む）欲を持つってそんなに悪いことかなぁ、と思ったけれど、石たちを見て、ああそうか、欲があるから純粋ではいられないんだ、と感じた。
本来石たちのようにあるべき、とは言わないけれど、人間は、というか少なくとも私はごちゃごちゃしすぎていて、楽しいことを楽しめずにいる。

後でまた何か書きたいこと思い出すかも知れないけど、とりあえずここまで。