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#012 「終わった」clubhouseの1周年

ちょうど一年前の今頃 clubhouseは爆発的ブームを巻き起こした

長く続く新型ウィルスの蔓延による外出自粛の日々 人に会って話すこともままならない中で 「声」で交流することが人々の癒しとなった


一年経った今 そのブームは去ったと言われる 

本当にそうなのだろうか?

外出規制が緩和されて人に会えるようになったり 話のネタに尽きたと感じたり 使い方がわかりにくいというイメージがあったり 理由は様々あると考えられる


わたしがclubhouseを始めたのは まさにブーム真っ只中の頃だったが 当時はイマイチ使い方がわからず 登録したままになっていた

本格的に活用するようになったのは 昨年末からだ すでに「終わっている」と言われていた時期だろう

「終わっている」と言われているにもかかわらず 活用し始めたのはclubhouseの良さを感じ始めたからだ


わたしの現在の活用方法は以下3点だ

・リスナー(オーディエンス):語学や歴史、哲学など興味のある分野の学習、海外生活や育児関連の情報収集

・スピーカー(モデレーター):週一で自身のボイスエッセイと絡めたテーマトーク部屋、ほぼ毎日読書の習慣を養うための読書部屋

・友人との会話:clubhouseアプリを使用して友人と家事をしながら雑談など


まず一つ目はリスナーとしての活用

これはいうまでもなく人が話しているのをラジオ感覚で聞くという使い方 ラジオでいう番組を指すルームの種類は実に様々あり 雑談から学習、ビジネス、自己啓発、音楽、医療など 発信者は素人から専門家まで幅広くいる

わたしは主に 語学練習の部屋で発音の練習をしたり、子育てをはじめとする生活面の情報収集のために聞くことが多い


次にスピーカーとしての利用

clubhouseで発言するようになってまだ日が浅く 未だ練習中の身ではあるが その練習も兼ねて自身のボイスエッセイに絡めたテーマトークの部屋を週に一度開いている

clubhouseで発言するというのは ものすごく緊張することなのだ 普段の生活でここ数年味わったことのないほどの緊張感で 今でも慣れない 顔が見えないというのも大きいのだが 音声だけで伝えたいことがなんなのかわかりやすく届けることの難しさが大きい

口調や声色、話すスピードなんかで ある程度人柄がわかってしまうので 自分がいかに無知で語彙が不足しているのか 視覚に頼り過ぎているのかがわかると 相手にもそれが伝わってしまっていると感じ怖くなる

ただそのおかげで言葉で伝えるということの大切さ 限られた環境下において感覚を研ぎ澄ますことの重要さを学ぶいい機会になっている


その他の使い方

clubhouseの使い方はいくつかあって 一般的にはジャンル分けしたルームと呼ばれるグループ部屋を使って話すか、他人が立てたルームを聴きに行くかが主流だ

さらにそれとは別に 友人と思い立った時に話したいと思ったら 話したい相手を指定して限られたメンバーだけで会話を楽しむことができる グループ通話のようなものだ

わたしは時々その機能を使用して 家事をしながら友人と雑談したりする

これのいいところはまず 声だけでいいのでカメラ写りを気にする必要がないこと アプリを閉じても使用できるので会話中も他のアプリを起動できること それから音声に特化したアプリのため他のアプリに比べ音声がクリアなこと が挙げられる ずっと画面を見ている必要もないので家事などの作業をしながら会話するのにはもってこいだと感じている 

音声分離機能を使うと人の声だけをよりクリアに拾うので周りの雑音が気にならなくなるという効果もある 例えばpcで作業しながら話していてもキーボードのタイプ音などはほぼ聞こえないのだ


このようにして現在もわたしは「終わった」と言われるフィールドで生活している ただ自分に合った使い方ができていると感じているから「終わった」と感じることはあまりない


スピード感ある時代の中では次から次へと新しいものが作られていき 何かのきっかけで大きな注目を集めるものもある ただその一瞬が過ぎ去れば「終わった」と思われるのかもしれない しかし大切なのは自分に合うものが何かを見極めることだ 「終わった」と言われるフィールドにも多くの学びが存在し うまく活用している人も大勢いる



今後clubhouseはどうなっていくのだろう 「終わった」と言われた今こそが本当の始まりなのかもしれない


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