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【日記】辛さ

昨日の夜は僕の家に友達が二人来て、三人で日付が変わる頃まで飲んでいたので、投稿ができなかった。


たまたまボジョレー・ヌーボーの解禁日だったのでスーパーでそれを買い、カプレーゼやアヒージョ、リゾットなどを作って三人で食べた。楽しかった。
友達は大切なものだなと改めて思った。
同じ空間で何時間も話し込み、最終的に一つの話題に着地していく。
彼らは僕にちゃんと意見を言ってくれて、非常に助かる。

そのお陰で、かつての妻にプレゼントでもらったぬいるぐみや小さな動物の置物を捨てることができた。友達はこのぬいぐるみがあると前に進めないよ。みたいなことを言っていた。僕は単にぬいるぐみはぬいるぐみだし、捨てる理由がないからそこに置いてあるだけ。と言ったが、自分から買わないものを目立つ位置に置いてあるのは不自然だと言われ、確かにそうだと思い、翌日の今日の晩、つまりついさっき捨ててきた。

昔もらったマフラーもあったので、ぬいぐるみと置物たちをマフラーで包むと、いつのまにか抱きしめていた。「みんな一緒だから寂しくないよね」と言い、ゴミ袋に入れ、燃えるゴミ置き場にそっと置いてきた。

もふもふのかわいいぬいぐるみ。ゴミ袋越しでももふもふだった。どうしてこんな辛いことをしないといけないのだろうと思う。引っ越す前にダブルベッドを解体して、部材を公園に持っていてノコギリでギコギコ切断する作業も辛かったが、今回のぬいぐるみの方が、魂が宿っている感があり、なんだか目が合う気がする。

ぬいるぐみに対して非常に自分勝手なことをしていると思うが、僕はこの先ずっと一人でいたいとは思わない。もし、僕が新しい人と付き合うことになった時、部屋に離婚した妻にもらったものがあるなると、新しい人をきっと嫌な気分にさせてしまうだろう。それはしたくない。(そんな相手はいないのだが)ぬいぐるみたちには申し訳ないけど、僕は経験を糧にして進まないといけない。とても辛く胸にぼっかり穴が空いているが、この感覚こそがもしかしたら前に進んでいる手ごたえなのかもしれない。



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