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人を動かす手紙の書き方

おはようございます!!


今日は
「人を行動させる手紙の書き方」
をお伝えして行きます。


それはそれは
ずいぶんと昔ですが
私の師に教えていただいたことがベースになっています。


こうやって書いてみたら
何年たっても
本質は変わらない事を思い知らせてくれます。


では
じっくりと読んでみてください♪


人を動かす手紙を書く方法



私たちが手紙を書く目的
それは読む人を行動させることです。


人を行動させるにはどうしたら良いのか?
それは、人を感じさせれば良いのです。


人は「感じて」「動く」、感動する動物なのです。


ですので
手紙はDRMでのセールスレターと
全く同じものになります。


売るという目的が
何かの行動に変わるだけです。


お客さんであったら
「考えてもらう」、「勉強してもらう」

従業員であったら
「経費を削減してもらう」、「自ら売上を上げてもらう」

友人だったら
「教えてもらう」、「共に強く生きてもらう」
などに変わるだけです。


それでは
一般的な手紙と私たちの違いを考えながら
書き方をお伝えします。


① 全体構成


一般の手紙では
「前文・主文・末文・後付・副文」など
失礼のないように構成されています。


そして一般の手紙での「失礼のないこと」というのは
「あたりさわりのないこと」ということになります。


しかし、私たちの考える「失礼のないこと」ことは違います。


私たちが「考える失礼のないこと」は
感じて動いてもらえないことです。


お客さんだったら
商品の素晴らしさを感じさせることができないこと

従業員だったら
社長の魅力を感じてもらうことができないこと
が失礼になるのです。


感じさせることができない
あなたが失礼になるのです。


ですので
全体構成はどんなものでも構いません。


短くまとめたい場合は
最低でも
「キャッチコピー、小見出し、本文、オファー、連絡先」
は入れてください。


② キャッチコピー


一般的な手紙には
キャッチコピーなんて見当たりません。


ですが私たちは
キャッチコピーを入れていきましょう。


「太字で大きく真ん中に」などとしなくてもかまいません。


一番上に
「具体性・興味性・利便性・反社会性」
などの要素を入れた、短的な一文を入れてください。



③ 小見出し


一般的な手紙には、通常
小見出しもありえません。


ですが
手紙を読む人にとって
小見出しがあるのとないのとでは
どちらが良いでしょうか。


もし
長い手紙になってしまうようでしたら
小見出しを入れていってください。


15秒ルール、0.2秒ルールなどのように
いかにこの手紙が
「あなたの心からのオファー(申し出)」なのか
短時間で判断できるようにさせてあげてください。


あなたの大切な人の時間を短縮してあげるのです。



④ 本文


①の全体構成のときの説明と同じになりますが
一般的な手紙では失礼のないように
あたりさわりのない文章を書きます。



しかし私たちは
真剣にあなたのことを考えていることを伝えます。


あなたのことが大切だから
嫌われても良いから
容赦ない言葉をぶつけるぐらいの勢いで書いてください。


「子供のことが大事だからしかる」
という親の気持ちと同じです。


大事なのでもう一度伝えますと
あなたが相手を動かせないことが失礼なのです。


あなたの商品や考えが素晴らしいことを
伝えられないことが失礼なのです。



しかし、こう考えていくと
ペンや手が止まる人がいると思います。


あなたもそんな経験はありませんか?


おそらくその場合は
あなたはあなたの商品や考えに自信が無い時です。


相手のことを真剣に考えて
手が止まるような手紙は書いてはいけません。


そんな商品や、考えを、相手に押し付けてはいけません。


もう一度、考え直すことをお勧めします。



⑤ オファー


オファーとは申し出です。


私たちが手紙を書く目的ですので
ここが一番重要です。


一般的な手紙では嫌われないように
当たり障り無く、話を締めることが多いです。


しかし私たちの手紙は違います。


明確なオファーを提示してください。


相手が必ず動くオファーを考え、提供してください。


相手が想像して動いてしまうオファーを書いてください。



⑥ 連絡先


一般的な手紙では
「私とあなたは仲良しだから」という意味も込めて
名前だけで連絡先を書かないことがあります。


ですが私たちの手紙では
いろいろなデバイスでの連絡先を書いておくべきです。


それは、相手がこの手紙を見て
あなたに連絡しようと思ったときに
もしかしたらあなたの連絡先が入った手帳が
手元にない可能性があるからです。



以上が、手紙を書くときのテクニックになります。



それでは、手紙を使った例を1つ紹介したいと思います。


以下の手紙は、もともとは
現在飛ぶ鳥落とす勢いのユニクロが最初に用いたという方法です。



「悪いところを教えてください」
と反社会的なキャッチで手紙がスタートしています。


私たちの大切なお客様へ

○○○の悪いところを教えてください。



こんにちは、○○○です。
寒くなったり、暖かくなったりしていますが
体調を崩されていらっしゃらないでしょうか。


私たち○○○はこの4月で
おかげさまで無事□□周年を無事迎えることが出来ました。


これも全て
お買い上げ頂ける皆様のおかげでございます。


改めて心よりお礼申し上げます。


しかし
私たちは、今の状態に慢心することなく
会社や社員や商品を常により良いものに変えていかなければ
この長引く大不況を乗り越えることができないのではないか
と考えております。


会社を末永く存続させ
皆様に、さらに良い商品を
できるだけ安価で提供することも私たちの使命です。


ご意見を頂けないでしょうか


そこで、大変お手数をお掛けして申し訳ございませんが
皆様からの貴重なご意見を頂きたいと思います。


もちろん私たちは、△△のプロです。


しかしそれ故に
どうしても従来からの固定観念に縛られてしまっています。


先日、あるお客様から
「×××じゃなくて、※※※の方がありがたいんだけど・・・」
と伝えられたことがありました。


私たち○○○では
×××を皆様に提供することが
皆様のお金の節約として
求められていることだと信じていました。


そのため、※※※の方が良いというご意見を聞いて
びっくりしました。


私たちは×××を提供するために
間違った企業努力をしておりました。


○○○のお客様が感じている
素朴な疑問、ご不満、ご要望は私たちにとっては宝の山です。


是非、皆様の貴重な
そして厳しいご意見をお寄せ頂きたいと思います。


返信は郵便でも電話でもFAX でもE-mail でもなんでも構いません。


下記の所に是非ご意見を頂きたいと思っています。
お手数をお掛けしてしまいますが
何卒宜しくお願い致します。


〒□□□-□□□□
株式会社○○○
TEL/FAX:0120-123-456 E-mail:info@○○○.co.jp
※本当にお気持ちだけで恐縮ですが、ご協力頂いた方全員に、もれなくお礼(全国のコンビニで使えるクオカード500円分)をプレゼント致します。
(以下、アンケート欄)

手紙のテクニックを使っていくと
このような手紙の形になります。


あとはこれに従って、改善していくだけで
商品やサービスが売れるようになります。



また、以前の投稿で書きました
「バフェットへの手紙」を見てみるとわかると思いますが
この手紙のテクニックを使って書かれている所が多々あります。


中にはさらにテクニックを進化させて
こちらへの連絡先を書かずに
「こちらの会社は有名だ」ということもアピールしています。


もし、ここまで考えて手紙を書いて
相手が動かなかったら仕方ありません。



あなたのコピーの力がない訳ではありません。
あなたの人生とは関係の無い人たちだった
ということになるのだと思います。



是非、いろいろな手紙を書いて
あなたのビジネスに活かしていってください。



今回は
わかりやすくテクニックという形で紹介をしましたが
実は
本当にお客さんのことを考え
従業員のことを考え
友人のことを考えていたら
テクニックを考えることなく
だれもが人を動かす手紙を書くことができます。


人を動かす手紙を書くことが出来ない場合は
おそらく
「ひっかけてやろう」
「良いように動かそう」という
後ろめたい気持ちがある場合です。


人はそのような気持ちを見透かすと
とたんに注意深くなり動きが止まります。


あなたもそんな心あたりがあるはずです。


もしくは
もう一つ、あなたさえも気づいていない問題に
当てはまっている場合もあります。


それは「自分のコアに生きていない」ということです。


コアに生きていない人の言葉は
他人の心に響きません。


また、あなたが発する言葉で
引き寄せたくないお客さん、従業員、友人を
引き寄せてしまう危険性もあります。


私の師も
「とにかくコアに生きろ、現実に生きろ、一番大切なもののために生きろ」ということを、口をすっぱくして言っています。


手紙はあなたの分身です。
あなたに代わって、あなたのことを説明するのです。


その手紙には、あなたの全てがでます。


コアに生きているかどうかも
深層心理の所で相手に伝わってしまうのです。


手紙は味方につけると、とても強力です。


しかし敵に回すと
とてもやっかいなものです。


是非扱いに気をつけてください。
必ずコアに生きて、手紙を味方につけていってください。


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