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大腸がん検診

今回は大腸の話なのでやたらと「便」という漢字がフィーバーしてます。

特に体調不良というわけではないのですが、無料で検診を受けられるという事で早速かかりつけの病院の定期通院に併せてやってみました。

色々と機材を用いたり医師の触診なんかもあるのかなと思ったら、
なんてことはない飲食店の従業員なら誰でもやる検便と同じでした。

検便と違うのは、まず回数。
2日分の検便をしなければならない。
必ずしも2日連続ではなくてもいいんですが、
決まった期間内に検体を集めないと変質してしまうので期限はあります。
正直、忘れました。明日また取って今週中に出せばいいやと覚えたので。

やり方も違います。
衛生管理の検便は便に触れる程度でもOKでした。
検体を集める最終日に提出してないバイトには、
「今から便所行ってケツに棒を突っ込んでこい」と言って、
実際突っ込んで提出してる従業員も多かったです。
しかし大腸がん検診の場合は便の状態というよりも、
便に血液や細胞が異常に含まれていないかを確認せねばならないため、
採取棒を便のあらゆる所をぐりぐりと潜らせるように触れねばなりません。
潜血とはよく言ったものだと思います。


説明としてはこれくらいです。
自分も初めてなので細かい事はよくわかりませんし。
ただこの少々の違いがなかなか面倒なのです。

そもそも検便そのものが面倒臭いんですよね。
便器に触れさせずに便からサンプルを取るのはみんな工夫してます。
これが大変だからダイレクトにケツに棒を突っ込んだ方が手っ取り早いというのもあるんです。
あまり具体的な方法の話はしませんでしたが、大抵はトイレットペーパーを何重にも重ねてその上に出したものに採取棒を差して終了というパターンが多かったようです。

私の場合はちょっと独特で、トイレットペーパーを大量に使うのは同じですが、それを便器ではなく左手に装備してキャッチします。便器や便座などの菌がうっかり混じったら嫌だったので。
採取したらすぐサヨナラ~と流していたのですが、今回はぐりぐりとこねるような動きが必要です。ゆえにキャッチしたブツを目視できる所まで取り出して、しっかり念入りに採取棒を動かしました。面倒臭いで済まずに臭かったです。




そして2日分というのがまたくせ者なのです。
キャッチするのは2回めならもう大丈夫です。
大人の階段をまた登ったわけなので。

つい先日関東地方も梅雨明けをしました。
明日は全国的に35度以上の猛暑日になる見込みだそうです。
ゆえに、検体も35度にさらされる事になるのでこれまた変質してしまうんです。という事は、涼しい環境にて保管せねばなりますまい。
そう。つまり我が家の冷蔵庫に検体様は現在進行系でお休みになっておられます。暑い日にいわば親である私よりも断然過ごしやすい所に居座るとはとんでもねえヤツです。「クソ野郎!」と罵声を浴びせたいです。

もちろん外部から何かが侵入しても漏れ出しても検体としての意味が損なわれるので、厳重に封はしてありますしビニール袋で包んでもいます。でもなんかこう割り切れませんね。あのクソ野郎には困ったもんです。

さっさと済ませたいのですが、最初の検体採取から24時間以上の間隔は必要らしいので、明日の夕方までは採取ができません。よって明日の夜には冷蔵庫の中に検体が2つ居座る事になります。これは新しい形の便秘ですかね。

とはいえ、自分の命に関わる事です。
つい3年前に大腸がんで、まだ50代の叔父を亡くしました。
なった時はなった時で気持ちは切り替えられますが、
親より先に逝くわけにはいきませんしね。

冷蔵庫のクソ野郎どもにも検査でしっかり情報を伝えてくれるよう応援したいと思います。


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