V.フランクル「夜と霧」の再読。


こんばんは、メグです。

10月に入ってから、私のなかの何かが月日の流れを凌駕し始めました。
現実感覚と月日の推移をあらわす数字が合致していません...。
こんな感覚を味わっているのは生まれて初めてです。

さて、もっぱら私が取り組んでいる企画公演「エアスイミング」。

オリジナル原作の前書きで作者のシャーロットさんは、
世代を超えて世界中の人々に読み継がれてきたヴィクトール・フランクル作、「夜と霧」からの引用を書いています。
(英題:"Man's Search for Meaning")


何の罪も犯していないのにも関わらず"自分自身でいた"というだけで精神病棟に収監され、人権を奪われたイギリス女性二人の実話をもとに書かれた「エアスイミング」に取り組むにあたり、

アウシュビッツを始めナチスドイツの強制収容所での経験を客観的に綴ったフランクルの「夜と霧」から得られるヒントは少なくないと思っています。

"収容所のユーモア"という項目にこう書いてあります。

「ユーモアへの意思、ものごとをなんとか洒落のめそうとする試みは、いわばまやかしだ。だとしても、それは生きるためのまやかしだ。(中略)生きるためにはこのような姿勢もありうるのだ。」


"ユーモア"がとっても大事なキーワードである「エアスイミング」。
前向きとか後ろ向きとか関係ない、生きるためのまやかし。
なんてすざまじい力なのだろう。


また、"精神の自由"、という項目にはこうあります。

「おおかたの被収容者の心を悩ませていたのは、収容所を生きしのぐことができるか、という問いだった。生きしのげないのなら、この苦しみのすべてには意味がない、というわけだ。しかし、わたしの心をさいなんでいたのは、これとは逆の問いだった。すなわち、わたしたちを取り巻くこのすべての苦しみや死には意味があるのか、という問いだ。もしも無意味だとしたら、収容所を生きしのぐことに意味などない。抜け出せるかどうかに意味がある生など、その意味は偶然の僥倖に左右されるわけで、そんな生はもともと生きるに値しないのだから。」


これは全体のなかで今一番自分の胸にひっかかりました。
解せるような、解せてなどいないような。

でも、私の中身は言葉自体に追いついていないけど、
言葉の裏にある何かには猛烈に反応しているような感じがします。

このことは、私が今取り組んでいることにおいてだけでなく、
これまで過ごして来た人生の節々で感じてきたことを簡潔に言語化するとこういうことになるのではないか...という気にもなります。

私が生きることに何かを期待するのではなく、
生きることが私に何かを期待している。

私が未来に何かを期待するのではなく、
未来が私に何かを期待している。

私が他者に何かを期待するのではなく、
他者が私に何かを期待している。

そう思って毎日を生きなさいと。

戯曲や演じる役柄を理解する上での重要な助けになることはもちろん、

一つのことをやり遂げようとする中で遭遇する困難に対してどのような姿勢を取っていくべきか、一瞬一瞬が決断の時であり、それを試されている今の自分自身にも、フランクルの綴る言葉はまっすぐに突き刺さります。





さて、私の一世一代の初企画「エアスイミング」。
クラウドファンディングを依然として募集を継続させていただいております。
こちらからサイトへ飛ぶことができます。
https://motion-gallery.net/projects/MegumiSekineProduces
(企画意図、目的、メンバー紹介など、心身込めて一語一句丁寧に書きました。人生で一番がんばって書いたプレゼンです。ぜひご覧下さい!)


現在、目標達成まであと18万円ほどのご支援を必要としております。

連日、気にかけて下さる方がいて、
おかげさまで少しずつ目標まで近づいて来られました。

これまでサポートくださった皆さま、
温かい励ましをくださった皆さま、心よりお礼を申し上げます。


引き続き、応援をいただけましたらとても嬉しいです。

観劇をご検討くださっている方がいらっしゃいましたら、
今回のクラウドファンディングでは先行予約のような形として、
ご支援いただくことで公演チケットがそれぞれ1〜6枚ついている特典プランがございます。
この機会にぜひ、気に留めていただけたらと思います。

相変わらずMotion Galleryさんのトップページにて、
【注目のプロジェクト】として一面に載せていただいております。
開始間もない頃に沢山の方がご注目してくださったお陰です。
本当にいつもありがとうございます。

ちょっとのぞいてみようかな、というだけでも大歓迎です。
ぜひ一度掲載ページをお訪ね下さい。
https://motion-gallery.net/projects/MegumiSekineProduces





尚、公演の一般チケット発売は10/20を予定しております。
あと2週間と少し!
ぜひお見知り置きください。
どうぞよろしくお願いいたします。

また進捗を書きにきますね。
すてきな秋の夜をお過ごし下さい。

メグ

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"Airswimming"
by Charlotte Jones

幻の英国人気女性二人芝居
「エアスイミング」
満を持しての日本初演が実現。

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1920年代イギリス。
女らしくない、未婚で妊娠したという理由で「犯罪的精神異常者」のレッテルを貼られ、二人の女性が強制的に精神病院に監禁された。家族からも社会からも葬り去られたドーラとペルセポネーは、〈アルターエゴ〉あるいはもう一人の自分自身を創造し、そこから生まれるファンタジーを通して〈監禁〉という沈黙世界を力づよく生き延びていく。

イギリスで実際に起こった出来事に基づき、
現実を超えて生きる二人のサバイバルを渾身のユーモアで描き切った
「絶望についての喜劇」。

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☆2018年度東京都教育委員会
「チャレンジ・アシスト・プログラム」
一部助成作品
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☆翻訳戯曲「エアスイミング」出版決定!☆
訳者:小川公代/出版:幻戯書房
2018年12月(上演と同時期)刊行予定
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◯日本初演「エアスイミング」◯

日本初演/初企画プロデュース&主演舞台「エアスイミング」のこと。東京都教育委員会助成金「チャレンジアシストプログラム」へ選出。Motion Galleryで実施したCFにて目標額200%を達成した企画。
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