60歳にて再度ピアノに挑戦!!!中!!
30代の頃に少し習っていたピアノ。
私の実家は会社を経営していた。(そう!私は令嬢で
ピアノくらい習える余裕はあったのだ!)
しかし、母が姑(私からは祖母)から極度のいじめを受けていたので私も肩身が狭かった。(注意:妾や2号さんではないです)
ので
ピアノを習っている子に嫉妬さえしていた幼少期でした。
(借家住まいの友達がピアノを習っているのを羨ましくて仕方がありませんでした)
結婚して実家から離れ、子供も生まれ
子供に果たせなかった自分のコンプレックスを託すようにピアノを習わせたのですが、
そんな理由からでは子供は私の期待に沿ってくれることなく
嫌々ピアノに向かうのを見て断念。
その時、ふと「36の私が習ったらダメかな」と
それが1回目。(この時代、大人の人が習うのも珍しくなかったのですね)
あれから20数年。
仕事が忙しく遠ざかっていたピアノに再度向き合うきっかけが
YouTubeで私の大好きなエルトンジョンを引いている人を見て火が付いたのです。
私の音楽のレベルはまず、楽譜が読めない(泣)
ト音記号の「ド」の音とヘ音記号の「ド」の位置がわかるのでそこから
ドレミ・・・と追っていくやり方。
おたまじゃくしも
音符にほくろが付いたらアウト。(スタッカートの事)
「閉店ガラガラ・・・(シャッターの降りる音)」
36から始めたピアノも先生の暖か~~いご指導で
ショパンの「ノクターン」と
そのころヨン様にぞっこんだったので「冬のソナタ」を練習曲にしていました。(好きこそものの上手なれってこのことですね)
そして
私の好きなエルトンジョンの「Your Song」
この曲は東海地方の方ならご存じの方も
45年前(昔すぎますね)FMラジオの午後からの番組で
「あなたにお茶と音楽を」のテーマ曲だったのです。
学生時代の夏休み冬休み(学校をさぼった平日)
風がそよぐ昼下がり午後2時
ラジオからピアノのイントロが流れると
少し太陽が和らいで1日も黄昏の前、
鉛筆を置き、窓から外を見て
これから輝かしい未来がきっと待っている。
と、思ってしまうほど素敵なメロディーに私は
メロメロでした。
で、一応楽譜を入手して一通り弾けるようにしたのですが
「ちょっと違う」というざらついた感覚があり
だんだんと曲から遠のいてしまったのです。
そして最近。YouTubeで
まさしく、「あなたにお茶と音楽を」に流れていた感覚にそっくりな曲を弾く動画を見て 即
楽譜を入手!!
いざ!練習!!!!
悲しい事に
音符が読めない
音符が多すぎ
シンコペーションだの拍が取れなくて
ピアノの先生を見つけて
今、練習中です。
つまずきながら、でこぼこの弾き方で
まだまだですが。
先生が「ちょっとどんなイメージか弾いてみますね」
と、椅子に座ると
ピアノで人生を送ってきた人は
楽譜を見ただけで一瞬で弾いてしまうのだ!!
(私みたいに「ド」から追っていかない)
3つもくっついている和音も何のその
先生が弾いている瞬間
学生時代にタイムスリップした感覚になり
窓から外を眺め未来を見つめる自分に
色々あったけど
アンタの人生捨てたもんじゃないわよ。
と、語りかけていました。
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