7.15

『盗作』と『爆弾魔』と『思想犯』をリピっている。
――とだけ書くと、精神的な歪みを心配されそうですが、ヨルシカの楽曲です。あとは『だから僕は音楽を辞めた』。
メロディが好きなんですよね。
『負け犬にアンコールはいらない』とかも好き。

……いや、やっぱり気づいていないだけで、精神的に歪んでいるのかもしれない。

G1が始まった。
観ながらライブで感想を。


第一試合:YOSHI-HASHI VS エル・ファンタズモ

ゴング直後から互いに気合の乗った導入。
お互いベテランなのに『挑戦』が感じられる良いシリーズ初戦だったように思えました。YOSHI-HASHIもズモさんも、シングルプレイヤーとしてまだ狙っているということでしょうし、その証明となる試合だった……と勝手に期待。

第二試合:チューズ・オーエンズ VS ゲイブ・キッド

BC対決。
どんな試合になるんだ……と想像を巡らせている入場の段階から、ゲイブが乱入! 椅子攻撃! 噛みつき! 昨日の前日会見の続き……らしいのですが、まだ前日会見を観ていない! 失態!

https://twitter.com/njpwworld/status/1680135337820184576

ゴング前から場外乱闘! お客様のビニール傘で凶器攻撃!
ヤングライオンを猛攻! 花道を戻って、助走をつけてのトぺ!
そして鉄柵を乱暴にゆする! 大サービスが過ぎる!
ゲイブ、わかっている! ウォードッグの動きが楽しみになる!
しかしゴングが鳴った後は、オーエンズも怪我明けとは思えないキレのある動きで見応えのある。そして最終的にはオーエンズがCトリガーからパッケージドライバー!

第三試合 KENTA VS タンガ・ロア

怪我をし長期離脱していたタンガ・ロア復帰戦。
自分をBCから追放した相手のひとりでもあるKENTAが相手。
怪我をした膝を攻め続けるKENATA。凶器攻撃を食らい、反則攻撃を食らいながらも、会場に響く、小さな観戦者が応援する声を背に立ち上がり、エイプシットを綺麗に決めきるタンガ・ロア!!

第四試合 成田蓮 VS 海野翔太

成田対海野。最初の引き分け試合になるか……!?
ゴング直後、いきなりビッグブーツの成田。エルボーを返す海野!
どちらも引かず、額を押し付け合ってからのバチバチにエルボー合戦! 
「効かねえんだよこの野郎!」海野の挑発する声が響く。
成田はやり返した後、海野を逆挑発。
互いに一発ずつ重たい攻撃をやり返し合う流れに。
海野のエルボー連打。成田は技に変化を加え海野をコーナーに沈ませる。逆コーナーに向飽き、助走をつけて追撃しようとする成田を追走する海野。今度は逆に成田をコーナーに押し込み、彼もまた逆コーナーに走るが成田がさっきの再現のように追いかけ元のコーナーで強襲! 熱い成田と海野のターンの取り合い。
成田は膝関節を狙い優位性をとっていく。ダメージを追いながらも「来いよ!」と意地を見せる海野。反撃からターンを奪い、トップコーナーからのミサイルキックでダウンを取り、早速STFに。フェイスホールドというよりもチョークに近く、これはエグイ。どうにかロープに逃げる成田。
リバースツイストアンドシャウト*2から、3発目に行くと思わせて垂直式で落とす。追撃は続きロープに押し込んでからのロープを使ったDDT。海野はそのままデスライダーにカウンターで投げっぱなしジャーマン。吠えてブリザードスープレックス。スリーパーから脚を取る成田。そしてローリングからの変形のアンクルホールド。ロープに逃げる海野を投げようとするが耐えられる。
成田は顔面キックを4発。そこからジャーマンをやりあい(観ていてヒェっとなる危なさ)、向き合ってからの同時平手でダブルダウン状態に。
残り三分、膝立ちからエルボーの打ち合いから、立ち上がりその続き。……からはもう両者力を振り絞りきる戦いになり、予想通りドロー。
しかし最後の海野、あの体勢から一瞬で勝負をつけられる技ってカミゴェしかないのでは……。

第五試合 グレート・O・カーン VS オカダカズチカ

はぁ……はぁ……。
もうだいぶへとへとになっています。
速記式はダメだ。
この後、食事の準備があるので観たり観れなかったり。
序盤はO・カーン様がアマレステクニックで切り込み、苦戦するオカダ。だが徐々にオカダがペースを奪い返し、得意のドロップキックなどを見せていく。
なんやかんやあって(食事の準備できちんと観ることができていない)FGOでオカダを仕留めきれず! と思わせておいて、まさかの一本背負いから今度こそFGO! 3カウント獲るかと思ったが返すオカダ! くうう、惜しい! 大空スバル式羊殺しからひとりマリンまで魅せたし、オーカーンの魅力が詰まっていた。相手がオカダだからこそ出せたともいえる。(もちろんオカダの魅力もたっぷり)。ここまでの試合が燃えるような熱さの中、静かに燃える青い炎のような熱が感じられる良い試合でした(後で観直します……)。

第六試合 辻陽太 VS 清宮海斗

前日の会見で「SANADA以外眼中にない」と言っていた清宮。
対し辻は、入場時、リング前に来て観客へのアピールをした清宮をトペ・スイシーダで急襲! 放送席が壊れるほどの威力で挨拶!
辻は怪物らしい笑顔と雰囲気を纏い一方的に清宮を攻めたてる。
清宮を挑発し攻撃を受けるが、清宮の攻撃の重さに攻防のターンが入れ替わる。執拗な膝攻めを与えるも、辻は笑顔を見せていく。
パワーを持ちながらルチャの技術も持つ辻もペースを奪いにいくが、清宮もそうはさせまいと膝攻めが継続と勝ちへの強い意志。
タイガースープレックスを着地や、タイガースープレックスホールドをキックアウトと清宮の猛攻を辻は耐えるが、変形タイガーボムでから、変形シャイニングウィザードでついに3カウント。
序盤は辻の怪物味をたっぷりと見せられ、清宮のヒーローっぽさも見せられて、若い二人の今後が楽しみです。

第七試合 タイチ VS ウィル・オスプレイ

北海道では中々勝てない石狩市出身のタイチ。
AEWとのFORBIDDEN DOORではケニー・オメガと死闘を繰り広げたオスプレイ。
タイチは同じユニットでありIWGP王者のSANADAと戦うという新たな目標もできたこともあり、勝ちへの意識は強いはず。攻めの姿勢でガンガンいくのでは……と思っていたのですが、予想は外れオスプレイの攻撃が長時間続く。ケニーとの戦いで感覚が残っているのに対し、タイチは久々の試合でスタートダッシュに失敗したのだろうかと、やや心配に。
ケニーの空中殺法、ラフ殺法、入り乱れた攻撃で痛め続け、タイチは反撃の隙を得ることができない。タイチがここまで何もさせてもらえないとは。さらに腰を痛めつけられ、反撃しようとしても力が入らない。振り絞った起死回生の一撃といえる一撃も、ひろりと着地されてしまい、絶望的なまでに一方的な展開が10分間も続く。
タイチは一瞬の隙に逆襲しようとするも、オスプレイはカウンターをいれていく。だが、コーナーに押し込められてのハイキックがオスプの三半規管に効果があったのか、バランスが取れなくなっていってしまう。観ていて本当に試合継続できるのかと不安に。
けれど、タイチもチャンスを活かすことはできない。
そんな中、オスプレイの挑発から、タイチとオスプによる意地の張り合いが始まる。これにはタイチも怒りの攻撃。攻守交替かと思われたが、それでもオスプは譲らない。これがケニー・オメガに勝利したオスプの底力! オスプの壁は高く、何度もタイチが立ち向かう。その執念が、コーナー最上段からのデンジャラスバックドロップからのアックスボンバーに繋がる!
残り三分。だがオスプもバックドロップから追撃し勝利を掴もうとする。ヒドゥンブレイドでこのまま勝負が決まるかと思われたが、カウンターで入った天翔十字鳳からのブラックメフィスト!
……実は初回は食事をしながらできちんと観ることができず、タイチもオスプレイも不調なのかと勘繰ったりしてしまったのですが、きちんと観直すと力を振り絞った良い戦いでした……。失礼な見方をしてしまった……。
タイチ選手、地元北海道での勝利おめでとうございます……!
次は、メインで……!

第八試合 ヒクレオ VS SANADA

2m超えの肉体から繰り広げられるパワフルな技は、まさにモンスターと言えるヒクレオ。激しい攻撃がIWGP世界ヘビー級王者であるSANADAを苦しめ、SANADAの反撃もそのパワーで無効化し、追い詰めるが……最終的にSANADAが淡々と勝利したようにも見える試合でした。
『熱さ』と言う意味ではこれまでの試合が上なのですが、むしろこの横綱相撲とも言える展開からの決着は、SANADAの王者としての強さを見せつけられたような気持ちに。
動きが綺麗で、間の取り方が上手い。シャイニングウィザードは、ここで入るのかというほどに自然にするりと入ってしまうのが驚き。外連味のために、溜めがあってもおかしくない技のはずなのに、それを勝利のためのパーツにしてしまう。技の思い入れを考えれば賛否ありそうですが、個人的にはそこが怖い。デッドフォールの必殺っぷりも強烈でした。

試合後、タイチを呼び込みJ5Gのふたりでマイク。
地元のタイチを立て、観客を煽るSANADA。
もちろんギフトもあって、お客さんも楽しかったのではいでしょうか。一番大事なところで噛んでしまい、ブーイングされるお茶目なところも含め、SANADAもマイクが楽しそうで何より。
その後、観客席を練り歩くファンサービス。
良いG1初日だった。

……で終わりにもできたのですが。
今日はAbemaでNOAHの配信もあり、そこのメインが

中嶋勝彦 VS 宮原健斗

自分が二人の因縁について知ったのは今年に入ってからですが、拳王チャンネルのこのシリーズを観てしまったら、観ないわけにはいかない。

特に宮原はGLEATでつい先日観ているということもあり、自然と応援したくもなってしまう。

……観て良かったと思える試合でした。

Abemaの無料配信なので仕方ありませんが、最後の中嶋のバックステージが途中で切られたのは悲しかったです。
あそこで切ることはないだろうよぉ……。

今日は久々ということで熱が入りましたが、明日以降は薄くなります。間違いなく。



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