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日常の中から楽しみを見つける

社会人になって1か月以上が過ぎました。
毎日が目まぐるしく、気づいたらあっという間に1日、1週間が終わってしまいます。家に帰ると疲れてしまって、ご飯食べてお風呂入ってさっさと寝る、という生活です。

そんな単調な日々に潤いを与えるべく、私がしていることは「小さな楽しみをできるだけ見つける」ということです。
例えば、毎週見てる(聴いてる)ドラマやラジオを楽しみにしたり、映画の舞台挨拶に応募したり、お笑い動画を見たり、些細な楽しみを原動力に1日1日を乗り越えるのです。私はテレビっ子なので、気になった番組や好きな芸能人が出る番組をチェックし後の楽しみにしています。
ちなみに今一番楽しみにしているドラマは、


NHKの「腐女子、うっかりゲイに告る。」


ゲイであることをひた隠しに生きる高校生の純(金子大地)と、腐女子の三浦さん(藤野涼子)が出会うことから始まる青春群像劇です。

この攻めたタイトルと、LGBTに関するドラマが増えてきたことに対する興味で見始めたところ、どんどん物語の深みにハマっていきました。異性を愛し、子供をつくり家庭を築く「普通の幸せ」に憧れを持ちながら、ゲイである自分という狭間の中で苦悩する主人公の複雑な気持ちが痛いほど伝わり、その切実さに胸がギュッと苦しくなるのです。

私の出身大学はジェンダーに関する講義が充実していた為、他人より知識や理解はあるつもりでいました。
しかし、これを見てまだまだ知らないことがあると気づきました。
もちろん大学の講義で得たことは無駄ではないし意味があるものだったと感じています。
それだけ当事者が抱えるリアルな悩み、置かれている状況、複雑で繊細な心境が真っすぐに描かれている作品なのではないかと思います。


1話で
「人間は、自分が理解できるように世界を簡単にしてわかったことにする」
というセリフがあります。

私はこの言葉にハッとしました。
都合よく世界を簡単して例外を排除することで、見えるものも見えなくなってしまう。それはとても危険なこと。
互いを知るうえで、世界を簡単にしないために寄り添い想像すること、行動に移すことが大事なんだと気づかせてくれました。

他にも心に刺さるセリフが多く出てくるので、そのたびに考えさせられます。とにかく主役の金子大地さんと藤野涼子さんの演技がとても良くて、何度か泣かされました。。
軽やかなタイトルとは裏腹に、内容はシリアスで心がしんどくなる時もありますが、これから二人の関係がどう着地するのか、最後まで見届けたくなるドラマです。

結果的にこのドラマの感想のような内容になりましたが、気になった方は(次最終回だけど)是非観てほしいです。

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