聴く音楽が年齢とともに変わってきた話

私は音楽が好きです。
気づいたら音楽がライフスタイルの重要な要素となり、ライブに行くことが趣味になってました。

主に邦楽のロックを聴き、80年代~90年代の音楽を好みとしています。
スピッツ、エレカシ、イエモン、小沢健二、初恋の嵐、フジファブリックなどなど…(フジは90年代じゃないけど)
聴いていて一番落ち着くというか、自分の感覚に合っていると思うのが少し世代とはズレた上記のアーティストたちなのです(※現在22歳)。若いバンドももちろん好きですが。

とはいえ、小さい頃から親がよく車で音楽を流していた!という環境でもなければ、割と音楽に疎い幼少期を過ごしており、真面目に聴きだしたのは中学の終わりくらいからでした。
中3でスピッツにハマったことで音楽の魅力に気づいたのです。しかし当時は守備範囲が狭かったため、本当にバンドしか聴いていませんでした。
それから高校、大学と色々な音楽を聴いてきて今に至る……と言いたいところですが最近ちょっとした変化がありました。


ノーマークだったアイドルの曲を聴き始める


これは自分でもびっくりしました。
きっかけは、去年デビューしたKing&Princeの「シンデレラガール」を初めて聴いたとき、素直にめっちゃいい曲、、とビビッときたからです。ドラマも見ていたのでそれも相まって印象的で、メロディの美しさに惹かれました。
ビジュアルより先にとにかく曲がいい!と感想を持つことは初めてだったので、あんまりジャニーズということは意識せず毎日のように聴いてました。とはいえイヤホンで真面目にジャニーズの曲を聴くのは私にとって不思議な感覚でしたが。
重要なのは、リリースされた2018年5月はちょうど就活真っただ中で、アイドルの曲の持つ底抜けの明るさ、ポップさに救われていたということ。
いい意味で大衆的な音楽、いつでも包み込んでくれる世界、聴いていて楽になれる安心感、など今まで知らなかった音楽の聴き方を習得し、とても新鮮な気持ちでした。

……正直、今だからこそ言いますがアイドルの曲を軽視していた時期もありました。小学~中学生の頃は周りが色んなグループの話をしていても全く分からず、興味さえ持っていませんでした。テレビで時々耳にしていても、真面目に聴くほどではないと自ら遠ざけていました。
なのになぜ、いきなり聴くようになったのか。
急ですがここから個人的に分析したことを載せます↓


バンドはメンバーが作詞作曲をしたものを自ら歌うというスタイルであるが、アイドルは楽曲提供されたものを歌って皆に届けるという違いがある。
形式の違いはあれど、その曲の持つメッセージを咀嚼し、自らの意思をのせて世に出すことは共通すると思う。しかし、どの方向に届けるのかという違いもあるのではないか。
自身の体験をもとにした歌詞であったり、内向的であったり、制作側の人間性が出やすいのがバンドの音楽。ゆえにリスナーのターゲットが絞られてしまうこともあり、必ずしも大衆的な音楽ばかりではない。
一方で、前向きで元気が出る言葉、わかりやすいポップなメロディラインなどが多いイメージ(それ以外もあるが)のアイドルの音楽性は、わかりやすく皆に届くようになっている、と私は思う。逆に歌っている本人たちの人間性は見えてこない。

どちらが良い悪いの話では全くなくて、このような届く方向の違いから、自分がハマるべく時にハマる音楽が色々あるのだということを言いたい。自分の置かれている環境や精神状態、タイミングなどが重なって、今までかすりもしなかったジャンルの音楽を急に聴くようになったりするのだ。
私の場合、去年の5月頃からジャニーズの曲を聴くようになったことがまさにその然るべきタイミングだったのである。


今ではキンプリに留まらず嵐やV6などを聴いてみているが(特にV6の楽曲&ダンスが一番好み)、アイドルの曲は本当にいい曲が多い。…と気づいたのが22歳という非常に遅いタイミング。そのタイミングが今だったんだと受け入れる。
単純に聴いていてたのしい、テンションが上がる。たまには良いなと、音楽の守備範囲がぐんと広がりました。

これからもジャンルに関わらず色んな音楽を吸収していきたいです。


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