2021Div.1シーズン開幕初日〜10月2日ゲームレポート

2021年10月2日、関西学生Div.1が開幕を迎えた。
 
■第一試合 神戸大学 RAVENS vs 近畿大学 KINDAI BIG BLUE

第1Q終盤、近畿大はQB#11 中井琉来愛(3年)からWR#10 梅本知宜(2年)への12ydパスや、WR#19 宮本康太(3年)への10ydパス、QB#0 清水大和(3年)からTE#84乙黒幸太(3年)への18ydパスなどを立て続けに成功させてG前へと迫ると、最後はQB#0 清水からWR#10 梅本へのパスでTD。先制点を挙げる。
その後も、QB#11 中井からWR#17 福山準弥(3年)への17ydパス、WR#82 川向拓哉(1年)への16ydパスなどで前進を重ね、QB#0 清水からTE#5 山下凌(4年)へのパスでTDを決めた。14-0。

神戸大は続くキックオフリターンで、R#27 森分優人(4年・主将)が62ydをリターンして一気にG前へ。QB#9 馬庭功平(4年)からWR#7梶本虎之介(4年)への20ydパスを決めると、RB#27 森分のランでTD。7点を返した。
第3Qでも近畿大のパスが光る。QB#11 中井は、WR#17 福山へ15ydパス、WR#24 岩村宥希(3年)へ11ydパス、WR#10 梅本へ20ydパスを成功させる。K#6 田中祐大(4年)が26ydのFGを決めて3点を追加した。

短いランを重ねて敵陣に到達した神戸大は第4Q序盤、FGを選択。K#98 小林真人(4年)が46ydのFGを成功させて3点を返したが、最後はDB#22 二宮政樹(2年)のインターセプトにより攻撃権を得た近畿大がランで時間を潰してゲームセット。10-17で、近畿大が勝利を収めた。

試合後、近畿大の大城監督は、「春からずっと、神戸大戦だけを考えてやってきたので勝てて嬉しい。QB#11 中井が急成長してくれて、オフェンスをうまくコントロール出来ている。主将のOL#50 天野敢太(4年)が、みんなのことを上手く巻き込んで厳しく引っ張っているので、チームの雰囲気・意識が変わって勝てた。」とコメントした。
 
■第二試合 立命館大学 PANTHERS vs 桃山学院大学 Thundering Legion Lions

試合開始直後、立命館大はDB#24 西田健人(3年)のインターセプトリターンTDで先制。その後も、QB#9 野沢研(4年)のキープ、QB#9 野沢からWR#14 大塩良至(4年)への40ydパス、TE#83 井上彗生(3年)への20ydパス、RB#21 元古耀介(3年)のランなどオフェンスの攻撃が止まらず、二つのインターセプト成功や桃山学院大のミスなども重なり、前半だけで37点を挙げた。
一方の桃山学院大は、QB#11 木村道正(2年)からWR#84 永峰広大(2年)への28ydパスや、RB#21 東浦悠希(4年)、RB#7 宮井誠之助(2年)のランなどで前進するもエンドゾーンは遠くTDには至らなかった。

立命館大は後半にも、QB#9 野沢からWR#34 山木康平(2年)への30ydパス、RB#7 平浩希(4年・主将)の46ydランなどビッグゲインが続く。さらにはDB#0 永井叡(3年)のファンブルリカバーや、DB#24 西田の二度目のインターセプトなどディフェンスの好プレーも重なった。最後はRB#32 田名部怜央(4年)が51ydランでダメ押しのTD。79-0で立命館大が勝利した。

立命館大の古橋監督は、「たくさん点を取れたのはよかったが、内容的に良くはなかった。夏以降、暑さに加え、怪我人が増えたことで連続した練習が出来なかったり、コロナ対策として大きな声が出せなかったりで、練習がだらっとしている時期があった。それが試合に出たかなと。コロナであまり試合経験や体づくりが出来ていなかったが、ビッグゲームまではあと一ヶ月くらいあるので、選手たちには時間をどう使うかを考えて、体づくりをはじめとした全てをレベルアップしていってほしい。」と話した。
 
次節は10月16日、桃山学院大と神戸大、立命館大と近畿大がそれぞれ対戦する。

記事:高田 妃菜(KCAFLオフィシャル)

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