星1をつけちゃう人が、批判されると過剰に噛み付く理由:オブザーバーとアドバイザー

ネット上で口コミサイトに簡単に星1をつけちゃう人や、SNSやコメント欄に辛辣な書き込みをする人は、

逆に批判や低評価を受けることに慣れていない人が非常に多く、結果的に過剰気味に噛みつき返す。

簡単に星1をつけちゃう割に、星1をつけられるとめちゃくちゃ凹んでは攻撃的に当たり散らすから手をつけられない。

こういう人の特徴は、オブザーバーなのにアドバイザーになった気になってしまっている、という点で似ている。

「オブザーバーの代表的な意味は、観察者や傍聴者、監視者や会議などの傍聴者や立会人などです。投票権や議決権などは持ちませんが、会議などに参加して傍聴して観察する人を指します。」

「オブザーバーは第三者である点を自覚して、参加者たちの意見を平等に観察する重要な役割があるため、会議やプレゼンなどで特定の参加者に肩入れするような発言は許されません。」

(引用: https://www.kaonavi.jp/dictionary/observer/)

まさにそう。オブザーバーは本来なら参加しつつも発言を控えることで重要な役目を果たせるのに、アドバイザー気取りになることでもろもろを台無しにしているのだ。なんせ、本人がそれに気づいていない。オブザーバーとアドバイザーを混在させてしまっている。

責任を持てていないのに、自らを(またはその時の役目を)「オブザーバー」ではなく「アドバイザー」であると誤認し、過剰な批判をしてしまう。

そして「責任を持てていない」から、反論や批判を受ける覚悟がなく、狼狽し、噛みついてしまうわけである。

悲しいかな、学者や政治家にもこれに陥っている人が散見される。主張をしなくてはいけない職業ではあるものの、反論される覚悟に乏しいのだ。

本来オブザーバーは「責任を持たずに参加する」という重要な役目があるのに、SNS等で簡単に意見を発信できるようになってからそれを守れていない。

世の中にはプロのオブザーバーがもっと必要だ。


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