燃ゆる火花、変わらぬ心~ライブ「番狂わせ」感想~

こんにちは、奇音です。
今回は百瀬ヒバナ様の3Dお披露目ライブ「番狂わせ」の感想記事になります。
拙い文になりますが構わない方はご覧ください。
その前に、未視聴の方は是非アーカイブをご覧になってきてください。


まずは簡単な感想をば。

最初に全体的な感想を述べておきますが…
「感動」と「最高」、この二言に尽きます。
まさに2年間の活動の集大成、そしてこれからの更なる飛躍を期待させる舞台でした。
これまで長い間練習と準備を頑張ってきたヒバナ様、そしてそれを素晴らしい形にしてくださったつこさん、あすきーさん、livecartoonさん、3Dの体を作ってくださったおいたんさん、傍で支えてくださった羽天ひよりさんと九条棗さん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

以下はもう少し深堀りになるので、その点を留意した上でご覧ください。

3D虚とのファーストコンタクト

冒頭の回想録を終え、「斜陽」が流れ出すと共に現れたヒバナ様の3Dの姿。
最初の感想は「Live2Dがそのまま解像度が上がって3Dになってる」だった。
これは決して悪い意味ではなく、むしろ誉め言葉として思い浮かんだ。
まず顔が良い。すごく顔が良い。(語彙力の欠如)
髪を下ろしている姿は何度か見たが、やはり麗しい。
そして次に見えるのが着物から装いを一新し、現代風に整えられた服装。
この虚、顔が良いだけでなくスタイルも抜群に良いのだ。
そんな人が歌って踊るのだからまあ惹き込まれる。

斜陽


盛り上げ上手のヒバナ様

「斜陽」の次は「果実」。そしてここで実感するのが、ヒバナ様とライブの相性の良さである。
以前に一度、『Vの宴』という舞台に立ったことがあるヒバナ様。(尚、このイベントはCLUB CITTA'で行われたため、20歳未満の私は参加できず…)
その時から分かってはいたが、やはり普段の歌枠では出せない全開の歌声を出せる状態のヒバナ様は無類の強さを発揮する。
それに続いて「CH4NGE」、「チキチキバンバン」ではダンスを披露。
カッコよく綺麗な衣装の翻りも相まって、魅力を全面に押しだした良いナンバーだった。

CH4NGE


変幻自在の歌声

その後、「阿修羅ちゃん」「I bag you」「螺旋」の3曲を歌った。
それぞれ全く別の色を持つ曲たちだが、持ち前の素晴らしい歌声と感情の込め方によって綺麗に歌い上げた。
普段の歌枠から思っていたが、専門曲の範囲がとてつもなく広い。
明るく弾けるポップさも、怪しく麗しい艶も、恩讐渦巻く力強さも歌い表す歌唱力には脱帽。

阿修羅ちゃん


新たな力「烈火」と原点「不死鳥」

暫し休憩、感謝を述べたのち、披露されたのはかつてshowroomによるイベントで勝ち取った、草野華余子さんとヒバナ様が手がけた新曲「烈火」。
己の焔で絶望を切り裂き生きた証を刻み付ける力強い歌詞と、それに負けず響き合う歌声は心の奥底に灯るような、まさに烈火のような歌だった。
ヒバナ様曰く「この曲がスタートライン」であり、華余子さん曰く「これからの名刺になるよう書いた曲」である、と。
以前にヒバナ様は、華余子さんと作曲を打ち合わせる中で歌へ向き合う心構えや感情の込めた表現の仕方など様々なことを教わったとも言っていた。
勝ち取ったものを単なる報酬ではなく、新たな活躍へ向けた力として蓄え先へ向けていくその姿勢に飽くなき向上心と熱意を感じた。

烈火


そしてラストを飾るは「不死鳥」。初めてのオリジナル楽曲であるこの曲の魅力は今でも色褪せず、「百瀬ヒバナと言えば?」と聞かれたら十中八九この曲だろうと思わせる程ベストマッチな曲である。
煽りで火の子を湧かせ、己も熱唱を以て燃え上がるその姿は、幾度挫けても灰の中から炎と共に飛び立つ不死鳥の如き情熱と不屈を感じさせた。
そうして熱狂の内に3Dお披露目ライブ「番狂わせ」は幕を閉じた…

不死鳥


二次会~これもまた百瀬ヒバナクオリティ~

そうして始まった「番狂わせ」二次会、集まった火の子を待っていたのは…
グリーンバックの中で寝転がりくつろぐヒバナ様だった。

…いや、どういうこと?

傍で控えていた羽天ひよりさんや九条棗さんも普通に話し始め、スタッフも効果音で合いの手を入れ、ヒバナ様は歌うわ踊るわのやりたい放題。
ソーラン節やTwiceの振り付けを踊り始めたり…ライブ中のダンスよりキレッキレだったのは気のせいか?w
まぁ、これまで気を詰めて頑張ってきた皆さんの息抜きになったのならこれもまた良いもの…かな?wと微笑ましく思いながら見ていました。

※尚、二次会は終了後速攻で(1分と立たずに)非公開にされたので現在は見ることができません。#百瀬ヒバナ3D でスクリーンショットがあるはずなので気になる方はそちらをどうぞ。

開幕ゴロ寝虚


燃ゆる火花、変わらぬ心

2年前、黒いシルエット姿でこの世界に現れた彼岸に住まいし虚、百瀬ヒバナ。
立ち絵からLive2D、そして3Dの体を手に入れ、多くの支えてくれる仲間や共に高め合う友達もでき、公式コラボ商品も売り出したりと名実ともに名が売れつつあるヒバナ様だが、その根底にあるのは変わらず「己の声を現世に響かせること」。
そして火の子思いなところも、結構やらかすお茶目なところもずっと変わっていない。それでPONだ何だと火の子と言い合っているのは最早日常なのだ。
常に上を向き、己の声を響かせるために強く在り続け、笑って火の子を導く熱意の籠った心は変わらず輝いている。
ヒバナ様の在り方を示すようなこの力強いライブを通してより遠くへ歌声が届いたことを切に願う。
そして、これからもヒバナ様を応援していこうと新たに思い直す機会だった。ここがスタートラインでもっと高い景色を見にいこうと言われたなら、当然これ以上の舞台を期待してこれからも着いていくしかない!!




いつだって彼女の道のりは珍道中だ。
不安定で、でも着実に歩を進める彼女の行く手には、多くの困難と出会いと光があった。
だからこそ私は、彼女の願いの行く先を見届けるべく応援を惜しまない。
道の先、辿り着いた高い景色で、変わらぬ笑顔が見られることを願って。

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