【無料公開】『国際協力師たちの部屋 特別版』エピローグ(門田瑠衣子さん寄稿)

『国際協力師たちの部屋 特別版—ゼロから考える“本当の”国際協力—』が3月11日にKindleストアにて出版されました。

大学新卒で「国際協力師」になるという決断を下した23歳、24歳が、国際協力やNPOに対する考え方、そしてアフリカやアジアでのこれまでの経験を、等身大の言葉で紡いでいます。国際協力に関わる僕の考え方、経験はすべて、この「国際協力師たちの部屋」シリーズに惜しみなくぶつけているつもりです。


今回は、エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事である門田瑠衣子さんに寄稿していただいた”エピローグ”を無料公開します。


門田さんには事前に原稿をすべて読んでもらいましたが、そこで感じたことを、巻末の”エピローグ”という形でまとめていただきました。これから本書を読む人たちへのメッセージも込められているはず。無料公開、楽しんでください。


『国際協力師たちの部屋 特別版—ゼロから考える“本当の”国際協力—』をよろしくお願いします。是非、読んでください。


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エピローグ
エイズ孤児支援NGO・PLAS 代表理事 門田瑠衣子

原さんと延岡さんのツイートが目に入るようになったのはいつからでしょうか。「こんな面白い若者がいるんだ!」それが最初の印象でした。
いつの間にか彼らの情報発信に触れるようになり、その魅力に注目するようになりました。


彼らの発信はなぜ注目されるのでしょうか?

その答えは、逆説的ではあるけれども、「自分らしい言葉で発信するから」だと思うのです。
それだけ国際協力やNGOに関する、温かい体温が伝わる情報は、世の中に少なすぎたのです。


Twitterやブログ、電子書籍、note、インスタグラム…新しいツールを使いこなし、情報発信しまくる彼らは、時代の変革を担う「新世代」です。原さんは1994年生まれ、延岡さんは1993年生まれ。ちなみにこれを書いているわたしは、1981年生まれで、ちょうど一回り世代が違います。
いったい何が彼らを「新世代」たらしめているのか。上の世代とは何が違うのでしょうか?

わたしは本書を読む中で、一つの解に気がつきました。


それは情報発信への圧倒的な当事者感と使命感です。

彼らはある意味勝手に、「世界の裏側で起こっている現実について、知らせることができていない」、「国際協力の認知が広がっていない」、「海外支援の必要性を伝えきれていない」ことに焦りを感じ、「知らせなければ!」と、課題を自分事化しているのです。だれに頼まれたわけでもないのに!(ディスっているわけではありませんw)


だから彼らの言葉は、特別な熱を帯びます。そして、人を惹きつけるのです。

彼らの言葉には、嘘がありません。常に率直なのです。
本書では、「国際協力とはなんなのか?」「なぜ日本ではなく海外の支援をするのか?」
これまで幾度となく多くの「国際協力師」が議論してきた話題に、これでもかと正面からぶつかっていきます。

そこにあるのは、かっこいい答えではなく、苦悩しながら言葉を紡ぐ若い「国際協力師」の等身大の姿です。


悩みながら前に進むさまをさらけ出す勇気と潔さがあるからこそ、彼らの熱がダイレクトに心に届きます。

はたしてこうした草の根の情報発信はどのような未来をつくるのでしょうか?
私の答えはこうです。


若き変革者の草の根の情報発信は、新たな小さな変革者を生む。
その小さな変化が重なって、いずれ大きなうねりになる。


平和で温かい世界を志向する彼らの想いや取り組みを知ることで、同じように「国際協力師」を目指す人が生まれる。「国際協力師」を応援する人が生まれる。国際協力NGOを応援する人が生まれる。ふとしたときに世界の裏側を想像しながら行動を選択する人が生まれる…。そこには無数の可能性があります。

「変革」は一夜にしてなされるものではありません。彼らのような地道な行動の積み重ねが、少しずつ現実を動かし、世界を良い方向へと導いてくれると思うのです。


さぁ、この本を読んだあなたも、小さな「変革者」です。
「いま、この本を読み終わった自分は、どんな世界をつくりたいだろう?そのためには、わたしは何ができるだろう?」あなた自身に、問いかけてみてください。

大きなことを成し遂げる必要はありません。すぐに答えを出す必要もありません。


ただ、この問いがふっとどこかに行ってしまわないように、大切にあなたに手繰り寄せておいてください。きっとそれが、いつか必ずあなたの一歩になってくれるはずです。

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『国際協力師たちの部屋 特別版—ゼロから考える“本当の”国際協力—』好評発売中!


有料マガジン『国際協力師たちの部屋』(月額350円)では、毎週2本の記事を更新しています。最新テーマは「vol.11-1 国際協力の関心分野や専門分野、どうやって絞ればいいの?」

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原貫太

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