4-2-2-1. 青色の相対性(青-青-青)|『配色の設計』

色の相対性の実験として、これまで4回に渡り黄色の相対性について調べた。今回からは青色を対象とし、今回は背景右側を青にしてみた。なお、この実験についてはこちらで紹介した。

水色ー群青色ー紺色

Fig. 1

まずは背景を紺色とした。予想通り、正方形の群青色は左側の正方形に比べ明るくなった。

水色ー群青色ー青色

Fig. 2

背景を青色にした。背景を明るくした割には、正方形は暗くならない。これは黄色のときに発見したのと同じだ。やはり、色の相対性は、生物の感覚器官の閾値によって支配されているので、単純に背景の明度に比例するわけではなく、おそらくS字カーブを描くのだろう。

水色ー群青色ー薄青色

Fig. 3

背景をさらに明るくした。青というより紫に近いかもしれない。正方形は暗くなり、左右差は小さくなった。

水色ー濃水色ー紺色

Fig. 4

正方形を濃いめの水色に変えてみた。背景を紺色にすると、予想通り正方形は明るくなった。

水色ー濃水色ー青色

Fig. 5

背景を青色に変えた。正方形は先程と変わらないように感じられる。やはり、隣接する色の明度の差が一定以上であれば、色の相対的な変化には影響しないようだ。

水色ー濃水色ー薄青色

Fig. 6

背景をさらに明るくした。正方形は暗くなり、左右差は小さくなった。

まとめ

今回の実験で得た仮説。

・群青色および濃い水色は、青色を背景とするとき、その明るさに従って明暗が変化する。ただしその変化は、閾値の影響でS字カーブ的なものになる。


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敢太

Human Color Interactionの実験

ジョセフ・アルバース『配色の設計』(Joseph Alberth "Interaction of Color")を参考に、色と色、色と人のインタラクションについて実験します。
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