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麻酔科学 気道確保・静脈穿刺

麻酔時は舌根沈下により気道が閉塞するので、気道の確保が必須である

気道:肺に至る空気の通り道
鼻、口腔→咽頭→喉頭→気管→肺

気道確保法

①三点法(TAM)

頭部後屈
下顎挙上
開口

②下顎亜脱臼法

下顎を前方に引っ張り上げる
効果的だが、基本的に救急でしか用いない

③マスク換気

④エアウェイ挿入
経口と経鼻がある

経鼻・・・下鼻道を通す 

迅速導入

胃内容物が存在し誤嚥の可能性がある場合、胃管で内容物を吸引除去する

意識下挿管

マスク換気困難、挿管困難が予想される場合意識下で挿管する
反射抑制することで挿管しやすくなるが誤嚥も増える

輪状甲状間膜切開

どの方法もうまくいかなかったときの緊急手段

LEMONアプローチ

気道確保難度評価

Look externally
Evaluate
Mallampati
Obstruction
Neck mobility

喉頭展開

気管挿管時に声門を目視しやすくするための操作
Sniffing positionをとらせ、喉頭軸、咽頭軸、口腔軸を近づける

Coormack-Lehane分類:声帯の見え方の分類
Ⅰ~Ⅳで分類し、数字増えるほど気管挿管困難

BURP:喉頭鏡を入れる時の操作
うまくいかないときに行う

静脈穿刺

利き手ではない側の上肢から行う
関節、手首から近い部位は避ける
静脈を拡張させる(温める、駆血帯を巻く、患者をリラックスさせる)

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