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救急医学 侵襲

侵襲の分類

重症度:軽度・・・疼痛、麻酔、飢餓など
    中等度・・・出血、浮腫、低酸素血症など
    高度・・・敗血症、組織壊死、ショック

経過:障害期・・・交感神経緊張、タンパク・脂質異化
   転換期・・・交感神経正常化していく、タンパク合成、腸蠕動
   同化期・・・筋力回復
   脂肪蓄積期・・・脂肪蓄積、体重増加

全身性炎症反応症候群(SIRS)

侵襲による免疫低下時に生じやすい

①呼吸数>20回/分 またはPaCO2<32mmHg
②心拍数>90回/分 
③体温>38度 または<36度
④白血球数>12000/mm³ または<4000/mm³

のうち2つ以上満たすことで定義される

侵襲時の生体反応

血糖値上昇
利尿減少、体液量増加
消化管運動低下
交感神経活性化
サイトカイン:心拍増加、呼吸、体温、白血球増加に影響

栄養管理

基本的には経腸栄養が推奨されている

近年の研究でアルギニン、グルタミン、ビタミンといった栄養が生体防御能力を高めると報告されている


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