”自分の言葉に自分が一番影響を受ける”を実感した時~うさん臭くもなかった~

自分が使う言葉は自分に返ってくる

自分の言葉に自分が一番影響を受ける

というのを聞いたことがある人は多いかもしれない。

数年前、私は心底これに納得した。

ある日私が、何かを食べた時いつものように「これウマっ!」と言うと、長女が「あまりウマいとか使わずに、美味しいって言った方がいいよ」と言ってきた。

あれ?いつも一緒にウマって言ってたのにー、と思っていると彼女は「人は思った以上に自分が使う言葉に影響されるらしいから、なるべく綺麗な言葉を使った方がいいよ」と言う。

ほおっ、と思い、私も実践し始めた。

それまではカッとすると「ふざけんなよ」とか「あーもう、やってらんねー」とか口から出てくることがあったが、そういう気分になっても口に出すのをこらえた。

しかしながら当の長女も、小学5、6年生の頃は、男の子たちに”元ヤン”と呼ばれるくらい、そういう態度や言葉だったのだが・・。

その長女が突然、綺麗な言葉遣いを徹底し始めたので、よほど変わることに本気だったのだろう。もちろん彼女はみるみる変わっていった。というより、元々持っている優雅な部分が前面に出てきたのだろう。

私も実践しているうちに、感情に振り回されることが減ってきた。

例えば相変わらずカッとなることはあっても一旦こらえることで、その感情が自分の都合や、疲れていて冷静になれないことから来ているのではないか、など客観視出来ることが増えた。

感情に振り回されにくくなると、非常に精神的な消耗が減る。そうすると、今まで見えなかったものが、広く見えてきた気がした。

とにかく気持ちが軽い。

そして、乱暴な言葉や投げやりな言葉を使うことに抵抗が出てきた。そういう言葉を使ってスカッとしたと思っていたのは、錯覚だと思った。

長女にはすごい事を教わった、一生ものだと思った。

これは実践してみると本当に腑に落ちる。


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