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私と未来⑤〜離婚決めて感傷的になってたらしい⁉︎日記を読み返してみた〜

前回に引き続き2年前の記録から、海岸での娘との会話が出てきた。私も終始淡々と離婚に向かっていたわけではなく、感傷的になったこともあったらしい。以下、その時の記録の文章。

    夫のことが吹っ切れてから、最近はむしろ今までの感謝ばかり出てくるようになった。別れの日を想像して、さすがにその瞬間はキツイな、と思うこともあった。海岸の砂で二人で足を温めながら、私は長女にその事を話した。すると彼女はこう言った。

「それは分かる気がする。私も小さい頃、寒い日に寝るとき、パパがベッドまで送ってくれて、羽布団を体の形に沿って押し付けてくれて、寒くてもそれで眠れた。昔はママが怖すぎて、パパが居なければやってられなかった。・・でも私は未来があるから大丈夫。それを越えなければ前には進めないよ。」

"進むために越える、進むために越える"と私は頭の中で繰り返した。

しかし、自分の本心をちゃんと認めたら出てきた。"好きじゃなくなった人と一緒に居たくない!私の感性やエネルギーを夫に奪われないように気を張ったり、家の事すべてを私が自分で仕切っていないと安心出来なかったり、やっぱり限界がくる!"

以上の記録を読んで、そんな事もあったと思い出した。当時15歳、父親と早く離れたいと望んでいた娘も私同様、感傷的になることもあったのだ。しかし、未来に進む子供の力は大きい。その力に、この時も私は救われていたようだ。そして、しんみりした後に自分の本心に帰ったところが、何とも私っぽいな・・と思った。


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