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ブログジェリーマガジン

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日本で一番最初にオープンしたコワーキング「カフーツ〜コワーキング@神戸〜」で、毎週水曜日に開催されているブログを書いてコンテンツマーケティングを学ぶ会、「Blog Jelly(ブ… もっと読む
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#コワーキング

コワーキングツアー Vol.22 〜まちと自分を再編集する旅、新潟編〜

去る6月24日〜30日の7日間、久しぶりのコワーキングツアーで新潟におじゃましてきたので、そのことをツラツラと記しておきます。(と言いながら、14,500字を超えてしまった。すみません、お時間ある時にどうぞ) コワーキングツアーとは コワーキングツアーとは、全国のコワーキングを訪ねてつながりを持つカツドウで、2016年からはじめて、これまでに115ヶ所を訪問している。(で、今回で、120ヶ所になった) 原則、現地集合・現地解散、途中参加・途中離脱OK。行った先で仕事もす

誰がカフーツを引き継ぐのか?(なこと、誰も心配してないだろうけど)

カフーツは5月15日で開設13周年を迎えた。ここまで続けてこられたのは、ひとえにコワーカーの皆さんのおかげです。厚く御礼申し上げます。 13年前、主宰していた勉強会のメンバーにヒント(というか「そんな場所作って」というリクエスト)をもらって、ネットをウロウロしているうちに海外でコワーキングが立ち上がってることを知り、これを日本でも出来ないかと思ったのが2009年。 いつまで続くか皆目検討つかず、ましかし、とにかくやってみようという意気込みだけで、半ば熱に浮かされるように、

ローカルのスモールビジネスをハイブリッドに支援するための3つの言葉〜小さなコワーキングの作り方#1

※この記事は2022年3月27日に公開されたものです。 米、インディアナポリスのローカルコワーキング ちょっと前のこの記事が目を引いた。 Humility, collaboration, and growth at Refinery46 紹介されているのはアメリカ、インディアナポリスのコワーキング、「Refinery46」。 インディアナポリスってどこだと思って調べたら、いわゆる中西部のインディアナ州最大の町で、人口は887,642人(2020年)らしい。中西部では

コワーキングのイベントは単なる日銭稼ぎではなく、もっと重大な意味と価値を秘めているという話

先日、ぼくの主宰しているローカルコワーキングの学びと部活動「コワーキングLAB」のオンラインイベントで話題に出たのが、「コワーキングでのイベントの企画、開催について」でした。その内容はビデオに収めて会員限定で公開されていますが、一部加筆・編集して、ここに転載しておきます。 イベント対応に疲れ切っているのに収益が上がらないというジレンマ 発端は、メンバーのあるコワーキング主宰者が「イベントが多すぎて、その対応に追われて自分のしたい仕事も手につかない」という話からでした。以下

有料
500

コワーキングはただの作業場ではない〜2005年頃に提唱された「コワーキングの5大価値」を解説付きで紹介する

※この記事は、2022年2月19日に公開されたものの再録です。 コワーキングはただの「作業場」ではありません。そう思っている人もいますが残念な誤解です。誤解しているぶん、損しています。ひとりで作業するだけではなくて、ま、そういう時間も確かにあるけれども、それよりも誰かとつながることでいろんなことができる、そういうプラットフォームです。 そのコワーキングには提供すべき5つの価値があります。 そもそもコワーキングとはなにか? コワーキングとは、 を、言います。 その昔

ローカルコワーキングの8つのテーマを表す「コワーキング曼荼羅」とは何か?

※この記事は、2022年2月19日に公開されたものの再録です。 コワーキングツアーで気づいたこと ぼくは2016年から断続的に、全国の(特に地方都市の)コワーキングスペースを訪ねる活動「コワーキングツアー」を開催しています。ここ2年はコロナのせいであまり動けていませんが、2021年12月現在で、これまで18の県、100ヶ所のコワーキングスペースにおじゃましました。 行った先々でイベントに参加したり、あるいは我々が開催したり、地元のコワーカーと交流することで参加者のネット

特定の業種・職種に特化したコワーキングが示唆するこれからのネットワーク社会

コワーキングには、数え切れないほどのビジネス分野に対応できるポテンシャルがあります。 いつも紹介する「コワーキング曼荼羅」は、それらを大きく8つのテーマに分けて図表化したものですが、その中の「起業・創業(=ビジネス)」ひとつ取っても、それこそ何千、何万の事業領域があります。 で、これからはこれらの事業領域の中でさらに細かく特定の業種、職種に特化したコワーキングが現れる可能性があります。 どういうことか? Eコマースに特化したコワーキングスペース 例えば、このほどバン

カフーツ伊藤のカブト虫の紐日誌#2:その地の「ヒトとコトまとめサイト」が、案外、ない。

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【長編】コワーキングツアーVol.20沖縄やんばる編はてんこ盛りの5日間だった〜コワーケーションとブログジェリーとBeyond the Coworkingとスキルシェアとシャルソンと〜

※この記事は、2021年12月12日に公開されたものの再録です。 去る11月23日〜28日に、沖縄大宜味村のコワーキング「SEASIDE OFFICE」さんを拠点にコワーキングツアーVol.20を開催してきました。 今回は那覇から名護を経て何ヶ所かおじゃましつつ北上し、大宜味村では地元の人と県外から来た人とでスキルシェアしよう、ついでに次世代のコワーキングを考えるイベント「Beyond the Coworking Vol.16」もやり、シャルソンもしてブログ書こう、という

コワーキングツアーVol.20沖縄やんばる編はイベント満載〜テーマは「スキルシェア」〜

最初に宣言しておきます。今日のブログは告知、というか、お誘いです。 コワーキングツアーとはコワーキングツアーとは、全国各地のコワーキングを訪ねて、その地のヒトに出会いコトを体験することでコワーキング仲間を作るイベントのことです。原則、現地集合・現地解散、途中参加・途中離脱OK。自由かつ自律的に行うカツドウです。 2016年からスタートし、これまで、福岡・愛媛・香川・徳島・福島・広島・熊本・長野・千葉・滋賀・石川・山形・沖縄・神奈川・岐阜・福井・鹿児島・兵庫の各県の90ヶ所

寒いと思ってたオホーツクはヒトが熱かった〜愛すべき町で環境と技術を楽しんで豊かに暮らすためにコワーキングが果たせること

※この記事は、2021年11月1日に公開されたものの再録です。 去る10月22日、北海道経済産業局からオファーをいただいて、北見市の「サテライトオフィス北見」さんで「コワーキングの本質とオホーツクでの可能性」と題して講演させていただいた。 ちなみに、北見市はここ。札幌からクルマで4時間ほどの道東、オホーツク。2月には流氷がやって来るが、夏は35度になることもあるんだそう。 今回、北海道経済産業局が北見市と連携して、地域の魅力を全国に発信し、関係人口創出・拡大を目指すトッ

「隠れワーケーター」の存在は個人が自律的にワーケーションする時代の幕開け

※このブログは、ブログジェリーVol.99において、ローカルコワーキングのための学びと部活動「コワーキングLAB」の会員限定で配信されているニュースレターから一部加筆して転載しました。 ***** さて、緊急事態宣言もいったん終了し、街にも少し活気が戻ってきた観がありますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか? そんな中、ワーケーション(騒動)も移動の自粛ムードに押されてか、なんとなく尻すぼみという感じもしますが、個人的には早晩、企業主導の「日本型ワーケーション」が廃れて

【Reprise】世界コワーキング・デイにCoworkingが始まった日のことを、あらためて。

※この記事は、「世界コワーキングデイ(International Coworking Day)」にちなんで2015年8月11日にMediumに書いたブログに、一部、イントロを加筆して再掲しています。 上記のブログを書いたのが5年前。その時点で世界のCoworkingは生まれてから10年が経ち、「世界コワーキングデイ」は5年目。今年、つまり、今日が10年目だ。 この10年の間に、日本のコワーキングもずいぶん変わった。まず、コワーキングスペース数が増え、利用者(コワーカー)も

走り書き:2020年日本のコワーキング予測#2「CaaS=オペ専門のCoworking業社」

自らハコ(場所)は持たずにコワーキングのオペレーション(運営)だけを請け負う、いわばCaaS(Coworking as a Service)をする企業が現れ、ホテルの運営受託業のようにビジネスカテゴリ化される。 リモートワークが当たり前になるに連れてフレキシブルワークスペース(=Flexible Workspace、Flex Space)のニーズが高まってくるが、コワーキングのマネージメントは数日研修しただけの学生アルバイトで務まるほど簡単な仕事ではない。そこに気づいたオー