今日のアウトテイク#91(土曜無料版)「協同組合が世界中から資金調達することが可能に ほか」【メンバーシップ特典】(2024-02-17)
<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」
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世界は刻一刻と変わっている。
#今日のBGM
#今日のコトバ
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#人に訊く
判るまでしつこく訊く。
あとで訂正し合う、あのやり取りがアホらしいので。
特にテキストコミュニケーションではニュアンスが伝わりにくいし。
のくせに、訊いたことをちょいちょい忘れる。
で、また訊く。
アカンやん。
記憶力の限界か。
いや、人格に問題ありか。
どっちも、か。
凹む。
#メジャーリーガー日本語のTシャツ
これはほしいかも。
誰が考えたんでしょうね。センスいい。
#久しぶりにハマってる
ひょんなことでスイッチが入って、もうほとんど聴くことのなかった玉置浩二にハマっている。なんで、こんなに唄が上手いのでしょうね。
で、いくつかお気に入りがあるけれど、中でも井上陽水とギター一本で聴かせるこのハーモニーには鳥肌が立つ。
そういえば、この動画を見てギターコードをコピーして、今は亡き友人と飲み会でハモったっけ。ぼくが唯一ハモれる曲。
ただ、この人のパフォーマンスで一番好きなのは、居酒屋さんで(たぶんコンサートのあとの打ち上げか)、これまたギター一本でみんなで歌う「STAR」。冒頭の今日のBGMがそれ。音も映像もイマイチなのに、いやそれだけにこの臨場感がいい。
聞けばこの人、いつでも、どこででも歌う「唄の人」らしいのだけど、そういう彼をこのチームがしっかり支えている、そのことに歓びを感じているというのが画面から伝わってくる。
音楽に限らず、何をするにしろ、コトを起こして価値を産もうとするとき、やっぱり世界観、価値観を共有できる仲間が必要だ。メンバーの持てる能力を結集してこそ、彼のステージがあり、ぼくらのカツドウがある。
コワーキングも、例外ではないですね。
#マップから偽レビューは排除
先日もGoogleマップにAI搭載のことを書いたが、目的地に寄せられたユーザーレビューという通常の検索とは違う次元の情報源として重宝されている。
ただし、そのレビューの真偽は保証の限りではなかった。が、それも新しいアルゴリズムによって改善されたらしい。
とのこと。その結果、2023年には前年よりも45%多い1億7000万件以上の偽レビューを削除したと。エライぞ、Google。
以前、県別にコワーキングスペースを紹介するサイトで、たぶんギグワークでアルバイトを募集したんだろう、「カフーツには船のレプリカが飾られています」などと、まるでデタラメを書かれたことがあったけれど、そういうノイズを排除してくれるのは、コワーキングとしてもユーザーとしても有難い。
いずれアルゴリ対決のイタチごっこになるかもしれないけれど、信頼できる情報源としてはその闘いは続けざるを得ないわけで。Googleには、ぜひこれからも頑張ってほしい。
#協同組合が世界中から資金調達することが可能に
今週、ビッグニュースが入ってきた。数年前に紹介した、協同組合に資金調達の道を開いたCoop Exchangeが評価額1000万ポンドで、自らの資金調達に成功した。
その資金調達ラウンドでは、カナダの保険会社Co-operatorsが200万カナダドル(約2億2,300万円)以上を拠出し、12.4%の株式を取得したとのこと。スバラシイ。
数年前に紹介したのはこの記事。Coop Exchangeと、そもそも協同組合って何かを解説した。(長文です)(ちなみに、この記事はぼくがnoteに書いた記事の中で過去最高のアクセス数をカウントしている)
一応、お読みいただきたいが、長いのでザクッとまとめると、まず、協同組合がなにかプロジェクトを始めるのに資金が必要というとき、その方法が極めて限定的で、組合員が加盟時に入金する出資金と、毎年の会費(賦課金)以外には、金融機関からの融資か行政の補助金、あるいは寄付に頼るのが普通だ。
出資金は、あとから増額することも可能だが、日本の法律では協同組合のひとりの出資額が全出資金の25%を超えられない。また、年会費もぶっちゃけそう高額でないところが多い印象がある。なので、補助金を頼りにする場合が結構ある。ちなみに、事業協同組合だけが対象の補助金、助成金があったりする。
もちろん、最近のことだから、クラウドファンディングを利用する手もある。うち(コワーキング協同組合)も、昨年、スマホアプリの開発資金をクラファンで募集してご支援いただいた。その節は有難うございました。
ただ、決定的に株式会社と違うのは、協同組合の場合、株を発行できないので「投資会社、投資家からの投資」が事実上不可能であることだ。なので、何か新しい試みをしたくても、その費用を賄う手段が限られているので、思い切ったカツドウがやりにくい。
そこへ現れたのが、このCoop Exchangeだ。
このサイトのトップでこう宣言している。まったく新しいアプローチであることが判るのでそのまま貼る。
最後の段落、「資本を善のための力に変えていく」という言葉には痺れてしまった。
要するに、株式発行できない組合のための証券取引所を新たに設けて、そこを通して資金調達できるシステムを構築している。しかも、世界中から。
スゴイ。これはスゴイ。で、そのCoop Exchange自身が、今回、2億円以上の資金調達に成功したのは、この方法論に可能性を見出そうという出資者がいるということに他ならない。←ここが大事。なぜなら、これがうまく回れば、後続する者が現れるはず。
前出の記事から引用するが、ポイントは出資者に議決権を与えないことで、組合の運営をもっぱら組合員に委ねる、本来の組合のあり方を崩していないこと。その一方で、出資者には配当を行う。つまり、リターンがある。
出資者にすれば、その組合のカツドウやプロジェクトに共感し協力したいとしたとき、たとえ議決権がなくとも出資という行為で協力し、またそのリターンを得たいと考えてもなんの不思議もない。
昨年の世論調査では、市場の60%以上が自分の価値観に沿った投資に関心を持っていることが判ったと報告されている。
いわく、
これはいい傾向ではないかしら。
協同組合という組織形態は、資本主義経済のエコシステムを変える可能性があると考えている。うちは、事業協同組合で「事業者」の集合体、共同体だが、前述のスマホアプリの開発はこれをベースに新しい経済圏を構成するための入り口としたいと考えている。
で、考えた。うちもこのシステムを使えないだろうか?
このスマホアプリは、当面はコワーキングのイベント情報の共有とその売上の再分配が目的だが、なんとか継続の目処が立てば、いずれそのカバー領域を広げることも考えている。その際、また資金が必要だ。その時にCoop Exchangeのお世話になれるかな、と。
もし、我々の計画の趣旨が世界中で共感を呼んだら、きっと面白い展開ができると思う。まだ、α版もリリースできていない今からこういうことを言うのもナンですが。
さて。ちょっと調べてみよう。
ということで、今日はこのへんで。
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