今日のアウトテイク#49(土曜版)「ローカルプロジェクトでまちを活性化 ほか」【メンバーシップ特典】(2024-01-06)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。

※読んで面白かったらぜひシェアくださいまし。

今号からしばらく、土曜日、日曜日は軽めにして全文無料公開、にします。というつもりだったが、つい、長くなった。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"最期の日のぎりぎりまで幸福は追求できる。一方、他人はその人を過去の業績その他で評価しようとするかも知れない。実は、このズレを上手く利用することが良い人生を送るコツになるのではないか。「本人」にとって、他人からの評価は「サンクコスト」に過ぎないからだ。
いくら努力しても過去の蓄積を「本人」は将来に持ち込むことが出来ない。
過去は「他人」のもの、最期の一日は「本人」のものだ。お互いに機嫌良く過ごす上で邪魔になるものは何もない。
上機嫌なら全て良し、と思うがいかがだろうか。"
(山崎元)

これを書いて、一週間後の元日に亡くなられた山崎元氏のブログから。「上機嫌なら全て良し」。ホント、そう思う。
他人の評価はひとまず置こう。自分が機嫌よくできることはなにか。それに時間を使おう。人生、一回きりしかないのだから。
ご冥福をお祈りします。

#radikoでFM COCOLO

久しぶりにradikoでFM COCOLOを聞きながら仕事してる。ラジオっていいですよね。おしゃべりがあって、音楽が流れて。画面見なくてもいいし、いや、画面見ないから、音声だけだからいいのかも。なんかよく聞こえない話し声がして、人気がして、このザワザワ感がいい。

テキストコミュニケーションの重要性と難しさを日々感じるけれど、それだけにオーラルコミュニケーションは最強と思い知る。
どっちのコトバも大事にしたい。

#挨拶、感謝、謝罪。

昨日、「この三つをちゃんと相手のこと見てできる人に悪い人いない気がする。しっかりできるようになろう」と、北海道の20代のあるコワーキングマネージャーがTweetしていた。
ぼくもそうしよう。
20代じゃないけど。
とうの昔に20代じゃないだけに。

#ダイヤル式携帯電話!

こういう発想、スバラシイ。ダイヤル付きの携帯電話。
取外し可能なアンテナが付いてて、メッセージを表示するスクリーンもあり、旦那さんに直接電話できるボタンまで付いてる。バッテリーは24時間保つ。開発に3年かかったらしい。エンジニアの鑑。

#ローカルプロジェクトでまちを活性化

購読しているソトコトの2月号の特集は「まちをワクワクさせるローカルプロジェクト2」。これが非常にオモシロイ。

日本の各地にローカルの価値を見出し活性化するプロジェクトがいっぱいあり、とても参考になる。読んでるうちに、自分もやってみたいと思う、はず。

で、指出編集長の巻頭の長文コラムが、これがまた、いい。昨年末は、神戸元町のローカルプロジェクト「モトコーミュージアム」にも関わっておられたようで、うちのすぐ近所なのにうっかりスルーしてた←アホ。

そのモトコーのイベントも「むやみにゴールを見据えず、声の大きなメッセージも発せず、とにかくやってみようというプロジェクト」だったそうで、

こういう、「ざらっ」とした感じのプロジェクトは最近、少しずつ目にするようになってきています。「爽やか」「ピカピカ」という感じのプロジェクトもいいですが、何が起こるかやってみないとわからないプロジェクトはスリルがあって、僕自身も楽しめました。

あー、それ、神戸らしい。まして、ぼくらみたいなライブ志向のバンド経験者には判りすぎるぐらい判る。人間の予想なんか、一番あてにならないし。やってみて判ること、できること、がこの世には山程ある。

コワーキングの本質的な意義とか価値も、そのローカルならではのコミュニティになるのが理想だから、成功のための方程式とかなくて、やってみないと判らない要素が多い。でもだから、やる意味があるわけで。

これを「業」と考えてしまうから、やってみないと判らないことなんかできない、と思ってしまう。そもそも、そこが違う。

コワーキングは、人と人をつなぎ、相互の持てるリソースを補完しあって価値を生むための仕組み、装置のことだから、「業」なんかではない。この仕組み自体を最大限活用して自分のやりたいことをやる。それがコワーキングの本質的意味。

毎号、きめ細かな取材記事が充実していて、ローカルのコワーキング運営者にも参考になる雑誌だと思う。オススメ。

#繰り返す、WeWorkの失敗はコワーキングの失敗ではない

昨日に引き続いて、またWeWorkネタで恐縮だが、書いておきたい。「WeWorkの英国での苦闘、1億1000万ポンドの損失が明らかに」という記事。

これ、日本円でいくらかと思ったら、今日時点で20,213,974,000円(!)。以下、ざっくりと。

「前年度比で14%の赤字削減を達成した」けれども、「同社のコワーキングスペースに対する需要が、予想していたほど急速に回復していないことも示唆している」と。示唆も何も、202億円ですよ?

もっとすごい数字が「英国を拠点とする子会社の純負債は3億7,700万ポンドに上り、前年比41%増」で、「米国の親会社への借入金は27%増加し、7億3100万ポンド に達した」って、あのね。なんで、そんなになるまで拡張し続けてたのか。もう、わけが判らない。

だいたい、コワーキングを不動産業として多店舗展開して巨大化することで何千億円も利益をあげようとすること自体、非現実的ではないか。

コワーキングはローカルごとに個々のコミュニティとして構成されるのが理想で、それらインディー(独立型)コワーキングが縦横につながって相互に補完し合いながらエンパワーすることが理想であり現実的。

そうして役割やコスト、課題などさまざまな要件を分散しながら連携していく、言い換えれば、お互いにお互いを利用する、活用するのが望ましい、と考えている。その体制自体がCoworking。

さっきも書いたが、コワーキングは、人と人をつなぎ、相互の持てるリソースを補完しあって価値を生むための仕組み、装置のことだから、「業」なんかではない。この仕組み自体を最大限活用して自分のやりたいことをやる。それがコワーキングの本質的意味。(以上、繰り返し終わる)

記事の最後に「コワーキング業界全体は前向きで、 WeWorkの競合の多くは 2023年にいち早く事業を拡大している」とあるが、ここでいうところの拡大志向にある不動産企業は決してお手本にはならないと思う。

「WeWorkのコワーキングスペースに対する需要が回復していない」のは、それがコワーキングではないからではなかろうか。ハイブリッドワークの需要は今後ますます伸びるだろうが、そこがただのキラキラ、ピカピカしたハコでは、ワーカーのニーズを満足できないのは自明の理だ。

繰り返すが、WeWorkの失敗はコワーキングの失敗ではない。単に不動産事業の失敗。

ということで、今日はこのへんで。

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