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サンフランシスコでパーキングスポットがコワーキングに

※この記事は、ニュースレター「ちょっと先行く海外コワーキング&コリビング最新情報 — Issue #23」から、noteのテストとして転載しています。
※画像:POPUPCITY

サンフランシスコのオフィスやコワーキングスペースは、家賃や利用料金が殊の外高くつく。そこで、サンフランシスコ在住のコーダー、Victor Pontis氏はパーキングスペースを仕事場にしてしまうというイベントを起ち上げた。名付けて、WePark

元記事はこちら。

彼がTwitterでアナウンスしたところ、4日後には30人以上が集まった。料金(※というか、参加費)は駐車料金の1時間2.75ドル。今や近隣の多くの人々と共に低料金のソリューションとして屋外のコワーキングスペースを実践している。

これが結果的に市内の広大なスペースを占め、そしてたいして市民の役にも立っていな駐車スペースを有効活用することになっている。WeParkはフランスのトゥールーズやサンタモニカでもイベント開催するきっかけを作り、その牽引力も増す勢い。

Pontis氏はこの活動をもっと広げたいと考えており、Slackでも参加者のためのチャネルを開設し、例えば、強力なWiFi環境がありトイレや噴水のそばで設営することなど、イベントの改善ポイントについて意見交換している。

この活動は、他のパークレット(※後述)と同じく、行政が駐車スペースをどう割り当てるかを再検討する必要があると強く示唆。駐車スペースを市民の活動のために他のものに変換することは、継続的な未来を創造するための方向を指し示すひとつのステップになる。

一見、笑い話みたいだが、示唆することが多い話題だ。この記事を掲載しているPop Up Cityというメディアは、SDGs(持続可能な開発目標)に通じる継続可能なアーバンライフの実現が主なテーマで、今回の無駄に使われていない駐車スペースの再利用もちゃんとその趣旨に則っている。決してギャグではない。

文中、現れる「パークレット」だが、アメリカでよくあるクルマ1〜2台分のスペースをちょっとした休憩、憩いの場にしたものを言う。こちらの記事が詳しいので参照されたい。

つまり、すでにパークレットという前提事例があるわけだが、そこにデスクを置いて仕事をするという発想が、いかにもリモートワーカー。

日頃、あまり使われていないものを共用することで提供者と利用者の双方に価値を生むのがシェアリングエコノミーの本質だが、これもそのひとつ。駐車スペース以外にも、あまり有効に使われていないスペースをコワーキングに転用できないかと考えるのは、もちろんありだ。

例えば、ハイエンドのレストランはランチなどあまりやらないが、しかし、その時間帯はまったく価値を生んでいない、要するにアイドルタイムになっている。

そこに目をつけて、場所だけを借りて昼間だけ(だいたい9時〜17時)の文字通りポップアップ・コワーキングを開設しているのがニューヨーク発祥の SpaciousKettleSpace だ。少々前に書いたブログだが今でも結構アクセスあるので、ぜひこちらも参照されたい。

あるいはお寺の一室でコワーキングをされているところもある。これはその住職兼エンジニア兼コワーキングスペースオーナーの方に書いていただいた記事。非常に参考になる。

他にも工夫次第でワークスペースになりうる場所は考えればいろいろありそうだと気づく。むしろ、必ずしも「オフィス」然としている必要は、実はない。リモートワークの本質は「どこででも仕事する、できる」ということだが、その要求さえ叶えられればどこでもいい(と言い切ってしまう)。

そういえば以前はよく、屋外で「外ワーキング」と称して、ノートパソコンを開いて仕事したりした。

ちなみにこれは、昨年の5月に福井県の若狭和田のビーチで「ビーチコワーキング」をやったときのひとコマ。あまりに気持ちいいので仕事にはならなかった。

もしかしたら、あなたの周辺にも転用することでコワーキングになるスポットがあるかもしれない。ちょっと、あたりを見回してみよう。


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カフーツ伊藤

コワーキング・プロデューサー。メディア企画、執筆、翻訳、編集。Webビジネス・コンサルタント。経産省認可法人「コワーキング協同組合」代表理事。「カフーツ〜コワーキング@神戸〜」主宰。目下のテーマは、グローバルなビジネス・リレーションシップを構築するコワーケーションの啓発と普及。

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