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「素直に、言われたことを実践しろ!」という指導の無意味さ・・それができたら苦労してないって 頑固なアナタに捧げます 全3回、第1編 060/360


素直に行動できないヒトの言い分:
もしかして、この記事、書いた後で
「恥ずかしくて消したくなる」タイプの内容かもしれない・・
とは思いつつ、

「今の自分」が感じていることを、
リアルタイムで記録することに意味があると信じて
書いてみたいと思います。

★目次★

0. はじめに:ホンネは明かさないという「よろい」

ごきげんよう、コーチバタコです。
  実態は・・コーチを目指してお勉強ちう。
目指してるうちから「心意気だけは」プロのつもりで名乗ってみてます。


バタコは、先日の記事で気づいたように
「世間の荒波をくぐって生き延びる処世術」として
小学校~高校時代までは
優等生であることオトナに褒められるようなことに
集中的に力を注ぐ (それ以外は切り捨て)」
という「よろい」「武器」で切り抜けていました。

その後、大学に入って
■先生に言われた課題を粛々(しゅくしゅく)とこなすというやり方が通用しない
■自分でどの講義を受けるかも選択する
■真面目に出席してても試験で点が取れなければ落第
   (高校までで落第なんて経験したことなかった)
■出席なんかまったくしなくても試験だけ受かれば単位取得
   (出てた人からノートを見せてもらえる、ような
   人的ネットワークの確保が大事)
■卒論や卒業研究のテーマは自分で見つける
というような、
自分のアタマを使って戦略を考えろ!」
  ・・よく考えてみればその後の人生にも通用するような

全く違う対処法が求められる世界で
これ以上ないくらい派手にコケて立ち上がれず

「ダメだ、いままでの『優等生モデル』では通用しない」
と悟り、

1. あらたな「よろい」:拝金主義、おカネがすべて

ちょうどその頃に「第1次?ホリエモンブーム」だったので
   ↑つまり、堀江貴文さんがライブドア社長で
    刑務所に入る前のブイブイ言わせてた頃。
    現在、出所後も相変わらず
    人望を集めているのでこれは「第2次ブーム?」と  
    勝手に分けてみました

ホリエモンにイチコロに感化されて
「そーだ、世の中すべてお金だよ、愛さえもお金。お金で解決!
お金を得る方法を考えよう!」

と、単細胞的に思うようになりました。


ココで一応、おさらいですが
今の私が振り返って思うのは
当時のバタコに必要だったのは

それまで「優等生」と言うかくれみのの下に埋もれて
自分でもよくわからなくなってしまっていた「自分探し」

★トコトン、自分と向き合うコト、深掘りすること★

だったはずです。

★★★★★
結局「武器、処世術」のようなものでは
長い人生、やっていけない。
多分、いろんな人が言ってるように
結局、最後は「信念」「胸が痛いくらい好き」
「これが自分の使命だと腑に落ち確信していることやってるヒト」
が勝ち抜く
なぜなら、どんなにうまく行っているヒトでも
必ず何かの困難に出会うのが人生だから
いざ、困ったときに生き抜けるのは
技巧・承認欲求よりも
人脈だったり、底力 (結局本人の中にあるコアな信念や仕事
自己肯定感) みたいなもの

根性・ガテン系はであるところまで多分、行けるけど
でも、どこかで身体が付いてこなくなりますね、
ちゃんと心 (魂?) が伴っていない行動をしてると。
★★★★★

と、今のバタコは感じています。

だから、バタコが、

★ちゃんと自分が本当は何をしてどうやって生きていきたいのかを考える★

ことなく
「今までの武器じゃ通用しないから、
さ、次の武器をみつけよう!」
っていうその前提そのものが間違っていた
と言うのは今はよくわかるのですが・・

ちなみに、「優等生」武器はそれなりに使いこなせたバタコですが
「お金」武器は (今この瞬間に至るまで) 全く使えてませんね・・
ただ、口で「カネだカネだ」といいつづけ、
人生の選択肢も「こっちのほうがすぐにお金になる」
みたいな基準で選び続けてきました。

   ↑というか、「自分ではそうしてるつもりだった」
   程度のハナシだと思います・・

2. バタコの暗黒時代、無給の「子育て」がイヤだった

だから、多分、バタコの今までの人生でいちばんの「暗黒時代」は
次男が生まれて、
そもそも切迫早産で心の準備ができていず
次男を全くかわいいと思えず   
  ←長男との恋路を邪魔する存在に見えた  この記事この記事ご参照
また同じ子育てを繰り返す?のに飽きて

それまで「あまり自覚していなかったし、何とか乗り切っていた」
海外生活で親友や仲間ができていないつらさ
と相まって

次男を邪魔としか思えなかった時も
「こんな、一銭も生み出さない労働してる場合じゃないんだ、
自分は、おカネを稼いでいなきゃいけないトキなんだ」
とイライラしていました。

多分 (間違った) 「カネカネ」主義の一番の弊害ですね

今になって思うと
彼の人生一度きり、私の人生でも
「次男育て」は一度きりなのだから

「あの時にしかできなかった」子育てに
「まったく心ここにあらず」で接していたことの方が
よっぽどもったいなかったですよね

3. 「ブログでお金が稼げるらしい」って動機で書き始めたよ!

ハイ、前置きが長くなりましたが
その後、「ブログでお金が稼げるらしい」という前提で
ブログ講座を受講するようになりました。

その頃、他にもいろんな講座を検討しましたし
買ってみた教材もいくつかありました。

講座講師のメルマガなどもたくさん読みましたね~

いまだに「勉強になった」、と思うコトもありましたが

★今日の本題「素直になれ!行動しろ!」という講師、アドバイス★

ですが、

「素直になれ!行動しろ!」と唱えることって
例えばダイエットにおいて
「満腹以上食べるのはやめましょう」
「間食はやめましょう」
「明らかにカロリーの高いモノや
中毒性があると思われるもの、つまり
砂糖がたくさん入ったモノは避けましょう」
と言っているのと同じですね。

「当然」「当たり前」「誰が見ても正しい
アドバイスです。

ですが、バタコはこれに敢えてモノ申したい!

「素直になれ!行動しろ!」は

「正しいからこそ」意味のないアドバイスだと。

  ※子育てでも、恋愛でも、夫婦の会話でも、
   友達を慰めるときも、「傾聴」でも
   「正しいこと」を言ったからって
   どれだけ効果ある?
   かえって反感を得る確率どれくらい高い?

4. ホンネを言わない処世術のせいでブログが書けない

この記事でも書きましたが
バタコはブログ講座に入って
ブログを書き始めた時

■優等生時代の作文技法の名残として
 「思ったことをただ包み隠さず言うのはNG」
 「本人の『感想』はクソ、意味ない、
 じゃなくて『国語の成績が上がりそう』
 『先生が赤ペンで線引きして、いいね!と言いやすい』
 耳障りのよい、優等生コメントをひたすら並べる」
というのがデフォルトになってました
また、
■学校の授業では、先生や制度に疑問を抱くと致命的
  疑問:一体、こんな作業に何の意味があるのか?
     私は外で遊んでいたい または
     早く家に帰って好きなことがしたい
 などと思った瞬間に
 そもそも自分の人生の至上目的としていた
 「優等生であり親や先生に褒められる子でいる」
 という価値観が崩れ去るので
 絶対に「疑問」をいだいてはならない

と、自分を強く律していたので
たまに子供や学生が口にしたり思ったりする
□せんせー、どうして●●しないといけなんですか?
□かったるい、授業サボろかな?
□あんたにどんな権限があってそんな命令するんだ?
みたいなものは
アタマに浮かべることすらしませんでした。

要するに、この本でも述べられている
「心の声に耳をふさいで、親や先生の命令を聞き、
空気を読んでる」状態




※筆者の安富歩(やすとみあゆみ)さんはいわゆる「毒親」
 コドモを京大に入れてエリートに育てることで
 自分の「空虚感?」を満たそうとするお母さんに、
 エリートであること以外の本人ほんらいの存在を
 一切消す方向で育てられたそうです。
「体感覚」として自然に湧いてくる感情や気づきに耳を傾けないように
 赤ん坊のころからしつけられたので
 自分のキモチ・本心を知るどころか
 自発的な感覚・感情がキャッチできない
 という状態が長く続き
 そこから意識的に「感覚に耳を傾ける」再訓練
 必要とした、とおっしゃっています。

なのでまさに、同じ安富さんの主張でもある
「東大話法」と言われるような
論点や主語をすり替えすぎて
もはや、形骸化した言葉だけが並んでいるけど
誰にも (本人にも) 意味が分からない発言

的なものをまさにブログに書いていた (汗)
それがバタコの「ブログスタート期」でした。

5. アドバイスを聞いただけでハイっと実践できるくらいなら苦労してないって - 本当に変われるのは継続講座や個人コーチングや仲間と励ましあえる環境

その時のバタコに
「素直になれ!もっと自然に自分の思ったことを書け!」
って、言ってみたところで

もうその時点では
■風に向かって「吹くな」というような
あるいは
■イタリア人に「それはイタリア語だ、
 じゃなくて中国語で話せと言ってるだろう!」と命令するような
そんなレベルの「指導」だったよな~と思うのです。

一応、フォローしておくと
バタコは今でもブログ講座に所属していて
そこでの仲間の皆さんに助けられたり
そこの仲間の皆さんから「カウンセリング」受けたり
師匠から今でも日々教えていただいたりして

あと、ブログ成功?の秘訣
  ←バタコはブログで一銭も収入得たことないし
   べつに「成功」なんてしてないから
   言う資格ないとは思うけど
「とにかく、書き続ける。辞めない」
というところだけは継続で来ているのは
講座の仲間が居たから、なんです。
ブログ講座なくして今のバタコはありません。


つまり、お金を使うなら
「教科書」「ノウハウ」ではなく
コーチング、継続講座、個人指導、励ましあえる仲間の居る環境
に重きを置くべきってコトですね。

6.  誰でも知ってるような「正しいアドバイス」なんて要らない

でも今でもまだ、
「素直な人が一番伸びる」「言われたとおりに行動しろ」
という、世の中の「講師」の発言を耳にするたびに

「それができれば苦労はしない」
「アナタの仕事はそれを言うことじゃなくて、
それをどう受講生に納得させるか、環境提供するかだよね」

って思います。

「それが既にできる人だけ集めて講座を開催すれば
それは大成功で尊敬を集めるだろうけれども
ちょっと待てよ、それって、受講者の手柄で
講師の手柄じゃあ全く無いような?」
「そもそも、成功するような属性の人を
たくさん集めることが講座成功の秘訣?」

等と大変もやもやします。

7. あきらめましょう!変わるのには時間がかかる 変える必然性を自覚すればいつか変わる 変える気がないことはどうにもならない

バタコは多分
(自分の息子たちを見ていても確信を強くしたのですが)
「素直に行動することができない」
「やれといわれたことをやれない」
「結局自分の好きなコトか
腑に落ちてるコトしかできない」
  ←腑に落ちてから行動すると永遠に成功しない
   とにかく言われたとおりにやれ!
   って言われそうですね・・
という人種なのです。

息子たちも「〇〇しなさい」と言われても
まず100%、言われた通りには動きません。

■〇〇したいと「ちょうど本人も思ってた」場合か
■「〇〇するとこんないいことがある」と具体的に説得
■「〇〇しないと、アナタが嫌いなXXという事態になるかも」
 と綿密に背景説明をするか
■〇〇を遊びにしてしまって、
 歌ったりふざけたりしながらやらせるか

のいずれかしか方法はないようです、今のところ。

つまり、バタコも長男も次男も
「素直に行動しろ」と言うアドバイスが
(アドバイス自体は100%正しくても)
100%通用しないヒト、なんですね。

で、少し前の自分だったら
「だから自分は成功しないんだ
だから子供たちもどうせお先真っ暗なんだ・・」
と「鬱」的スパイラルに向かうかイライラMAXになるか
だったんですが

何度かブログにも書いていますが
壇珠 (たんじゅ) ミユさん開発の「秘行 (ひぎょう) 」と言うメソッド
「ただ自分をひたすら見つめる
赤ちゃんの頃、子供の頃、今の自分、
すべてを、浮遊霊になったかのように上空から
斜め上くらいの位置からひたすら、ただみる」
という視点をもったら

バタコも、長男も、次男も
そういう人間なんだな、アホやけど
まあ・・かわいいな・・
そんな頑固さで世間を渡って・・
そんなんでうまく行くわけないやん・・くすっ(失笑)
でも、それが個性だし、気持ちはよくわかるし、
健気 (けなげ) にガンバって生きてるな、愛しいな・・」
と思えてきました。

ですので、
世の中の行動できないヒト、
素直に何かを実行できないヒト
「どうしてそれやらなあかんの?」
「そんなん、無駄だしイヤや」
と思ってしまうご同類の皆さん

それでいいんじゃないですか?

8. 頑固者はがんこな生き方しかできない

それでいいっていうかそれで行くしかないんじゃないですか?

腑に落ちた時にしか、やれるようにはならないんじゃないですか?

アナタの人生に必要なコトだったら、
ちゃんといつの日か腑に落ちる日が来るでしょう?
腑に落ちる日が来ないことは、たぶんあなたの人生に必要ないことでしょ?

世の中のフツーの「講座」はアナタ向けにできていないんですよ・・

ちなみにどうやってバタコが
「イタリア語しか話せなかったのに少しずつ中国語を習得するように」風に
率直に、包み隠さずにブログが書けるようになったのかは・・

それは次回書くことにします。 ↓↓ 次回記事 ↓↓

ではまた明日!



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最後まで読んでいただいてありがとうございます!