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本人以外を「お母さん」って呼んじゃったコト、ある? 148/360

ごきげんよう、観世 (かんぜ) バタコです。

本日のお題は:

息子の呼び間違い:私のことを「担任の先生の名前」で呼ばれました 
「ホントーに先生のことが好きなんだねぇ」とふわっとしたキモチになり、和みついでに、
高校時代に同級生が担任教師を「おかぁさん!」と呼び間違えてしまった
エピソードを思い出しました。

結論ぽいもの:コドモって、エモい思い出を刺激してくる・・存在


実の子に「お母さん」以外の名前で呼ばれた・・

先日、5歳の次男に「ミス・エル(L)」って呼ばれました。(呼び間違い)

そのなんとも言えない「ふわっと」したキモチを、忘れないうちに書き留めておきます・・老後のために・・

次男は担任の先生がダイスキ

ミス・エルは、次男の小学校の担任の先生です。(イギリスは4歳から小学生)
ベテランで、お子さんは20代と高校生。推定50代女性です。

「小学校の先生」ヒエラルキーの中で教頭から校長へと出世していく道を選ぶよりも

ミス・エルはあくまでも
「クラス担任として職業人生の残りの年月を過ごす!」
と決めてらっしゃるようで
「とにかく担任のコドモ達あってこそ」
という雰囲気をいつも感じます。


田舎の公立小学校で、全校生徒50人以下だと
スタッフ一人一人が「仏頂面でぶすっと」してるか
「ニコニコ」してるかで学校全体の雰囲気さえ左右しかねないのですが、
ミス・エルは、触れた人を笑顔にする「太陽」のよう。
お顔を拝見するだけでほっと和みます。

というわけで次男ヘクターも (8歳の長男も) 彼女の大ファンです。

エル先生と過ごした1年間のあたたかみの蓄積が、呼び間違いのひと声に「天日干しした洗濯物の香りみたいに」詰まっている気がしました。

数学の先生を「おかぁさん」と呼んじゃった高校の同級生

と同時に、大昔のことを思い出しました。

あれはたしか、高校2年生の数学の授業中。
文系人間のくせに、当時はお医者さんになりたかったバタコは
理系クラスに籍を置いており、担任は数学教師のY子先生でした。

Y子先生は独身でお子さんがいらっしゃらない50代。
ワタクシたち生徒を献身的に指導くださる
「高校教師の鑑(カガミ)」みたいなベテランの方です。

ある日、数学の授業中・・
後年、某・「最高学府」に進学した秀才かつ野球少年でひょうきん者
割とモテるタイプのM君が突然
Y子先生に向かって、ちょっとイラっとした声で
「おかぁさん!」
と呼びかけました。

多分、その場に居た全員に丸聞こえ。

M君は人生でトップ3に入る?大赤面。
Y子先生は、バタコの勝手な想像ですが

その一瞬に、

『くすっ』
『ちょっとうれしい』←そんなに近しい存在だったなんて
『こそばゆい』←なんなら、もしご自分が子持ちだったら
        これくらいの年齢の子が居てもおかしくないんだなぁ
        みたいな感慨
『なれなれしいわねぇ』←Mくん、10代ですからね
           ちょっとイラっとした感じで
           「ねぇお母さん、聞いてんの?
            さっきからずっと言ってるけどさぁ」
            みたいなトーンだったんですよ、多分

みたいないろんな感慨が混じって
「時空がふわっとゆがんだ」みたいなお気持ちだったのかなあと

それがなぜか手に取るように伝わってくる気がして、バタコは

「あ」

と思い
かつ

「げ、この場で、男子生徒、冷やかしに入る?
笑いの鉄拳で袋叩きな感じ?」
とヒヤッとしたのですが

結局、周りの数人が失笑しただけで
別に大騒ぎになったりはしませんでした。

30年近く経った今でも
場の空気と共にありありと思い起こされます。

コドモってぐりぐりとエモい部分を刺激してくる・・

昨日の記事にも書いた矢先なのですが
どうもここ数日、コドモ達の言動を通して、自分自身の幼少時の記憶が
臨場感をもって掘り起こされる事態が続いてます・・

そろそろお盆も近いし、そういう時期なんでしょうかねぇ
「見えない」世界との境界線が薄くなるような・・



かなりヒヤッとする、呼び間違い。

アナタにも経験ありますか?


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最後まで読んでいただいてありがとうございます!