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友人の「余命6か月」宣告 158/360

ごきげんよう、観世 (かんぜ) バタコです。

本日の主題は:言いたいことを言えずにいると結局ろくなことにならない、
です。

しばらくnoteが書けなかったのは「大事なことを書かずに放置していたから」

今年2月から「ほぼ日更新」目指して書いてきたのですが
7月あたりから不調?上手く書けない?感じになり
現在にいたるまで、あまり書けずにいました。

不調の原因はよくわからない、などと何度か書いたのですが
     夏至を前にくすぶっている 6/18
     丹田に力が入らない  8/29
     

にんげん、それなりの年月生きてると、不調の原因に関して
「心当たり」程度のものはあるのでしょう。

バタコも心当たりはありました。
要するに、書きたいけれど書きにくくて書き渋っているトピックがあると
それ以外のことを書いててもどこか「上っ面」「隠し事?」感があり
全体に「うまく書けない」と言う症状になって表層化するのですね。

そして、noteが書けずにいると、(バタコの場合) なんとも言えない不完全燃焼感や欲求不満のようなものが蓄積して、生活全体が「うまくいかない」状態になりがちです・・

さっさと書くが得策、と今回も悟らされた出来事でした・・

そして、吐き出して (書いて) 整理したかったこととは:
「何度もバタコの記事に登場してる70代のお友達ジョーさんが余命6か月宣告をうけた」ことです。

■関連記事:********************************************************************
ジョーさんの紹介、旦那さんを看取ったハナシ
海外在住バタコにとってジョーさんは「母親代わり?」
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ジョーさんの「余命宣告」までのタイムラグ

ここに至るまではいくつか段階があり
今年の春から、2週間に一度 → 毎週会って、しゃべって、お茶飲む
という仲になったジョーさんとバタコ。

7月初旬には、コドモの「ベビーシッター」をしてもらって
バタコは旦那と夕べのコンサートに行く、という約束をしてました。

その前に一度、45分ヨガレッスンの間、ジム横の公園でコドモ達を
遊ばせててもらう、と言うこともしてました。

1)最初の検査で悪性と言われる
この辺りでジョーさん、すでに最初の検査は受けていて、組織を一目見るなり「悪性」と宣言されていたらしいのですが、それは後から聞いた話。つまり、この段階では「誰にも言ってなかった」模様。

そして「ベビーシッターの約束守れなくなっちゃった、病院で検査なの」
というところから始まり

2) 全身に転移しているらしい
全身MRIなど、時間のかかる検査も再三受けて、この辺りから遠方に住む娘さんが病院に付き添うようになったので、親族にもシェア。

娘さんと二人で受けた宣告は「レアな筋肉のがんで、進行しており、治療不可。死期は近い」

3)余命は3~6か月
つい1週間ほど前に具体的な余命宣告があったとのこと

4)自宅療養の方針
そして数日前に、ホスピス入院ではなく「自宅療養」の方針が言い渡されました。

英国の医療は「基本、無料」です。うん、スバラシイ。イギリス人の誇りです。でも、それって裏を返すと「患者に主導権や選択肢はほぼ無い」ってことです。無料で施される医療機関の方針に従うのみ。「○○病院は評判が悪いから or 以前、通って気に入らなかったから、次は▽▽医院にする」というような資本主義的選択肢はありません。地域の病院はいっこだけです。

つまり「私は自宅で死にたい」あるいは「病身でのひとり暮らしは心細い、ホスピスで余生を過ごしたい」という希望の入る余地は「なし」ってことです。 (全額自己負担しますという場合を除いて)

だから「言い渡し」と書いてみました。

自宅療養になると決まるまでは、ジョーさんは施設入所希望だったようですが、費用とか病床数とか何らかの方針で「医療機関により外注され派遣されるケアワーカーの見守りのうえで、自宅療養」と決まりました。

1)~ 4) に至るまで、2か月も経過していません。あっという間と言えばそうですが、その間、「先が読めない」こともあって、バタコ個人としてはなかなか書けずにいました。



やっぱり書けないでいるとツラい

今後10年単位でジョーさんとお付き合いしていきたい!毎週おしゃべりするのが楽しい!と思っていたバタコは、この間ずっと「ジョーさんはどこかの医療機関に収納されちゃうのかなぁ」などと落ち着かない気分で過ごしていました。

ぴんぴんしていてよくしゃべりよく笑い、バタコなんかよりよっぽどシャンとして街を歩き回っている彼女が、「そんなに深刻な病気なわけがない」
という、バイアスや、できれば本当であってほしくないという希望もあり・・

・・つもりつもって、書けずにいたというわけです。


この記事も書き始めて既に数日、どう締めくくったらよいか、迷い続けたのですが、本日のところは「事実のみ」。自分の感情とか、思ったこととかはまたボチボチ書いていくことにします。

■後日加筆:*******************************************************************
最後のお別れをした日のこと
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noteやブログを始める前、どうやってこういう「言いたいコト」を処理していたのか、すっかり忘れてしまいました・・ アナタには、考えていることを書き留めたり話したりできる場がありますか?



**********************************************************************************■関連記事:ジョーさんの紹介

■関連記事:ジョーさんはバタコにとって母親の身代わりのようなところもある

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最後まで読んでいただいてありがとうございます!