自分で広報・PRができる人を増やしたい。広報ウーマンネット&PRラボ代表 伊藤 緑さん

企業の広報担当者・起業家・個人事業主・フリーランス・クリエーターのためのPRコミュニティを運営されている伊藤 緑さんにお話しを伺いました。

伊藤緑さんのプロフィール
出身地:愛知県
活動地域:東京都
現在の職業及び活動:広報ウーマンネット&PRラボ代表。2019年1月より起業家・個人事業主・フリーランス・クリエーターなど自身で広報・PRを行ったことがない人向けのセミナーとコンサルをスタート。知名度をあげ、集客・売り上げを上げるをテーマに、メディアで紹介されるための広報・PRについて伝えている。Green Label 合同会社代表
座右の銘:同じ船に船頭は2人いらない

自分の名を残したい

Q1.伊藤さん(以下、敬称略)どのような夢やビジョンをお持ちですか?

伊藤:17歳から30歳で作詞家になるまで、作詞家になることしか考えていませんでした。30歳の時にその夢が叶ってすごく嬉しかったのですが、それでは食べていけないことも同時にわかりました。なのでその後、ライターの仕事とWebサイトをつくるための勉強も始めました。そして、Web制作会社でアルバイトをして、Webサイトのリニューアルを受けた会社から広報の仕事の依頼をいただきました。知識のないままに仕事を始めましたが広報の面白さを知りました。作詞家、フリーランスライター、広報と仕事をしてきたなかで、今の夢は自分の名を残すことです。作詞家の在り方も変わりましたが、50年後、100年後にも残っていく曲を創りたいですね。広報は、広報のことなら伊藤緑に聞けばなんでもわかる、という立ち位置を作りたいです。そして、音楽でも広報でも、世の中に知られていない人やモノを世の中に伝えたいです。

Q2.ビジョンを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

伊藤:広報では仲間を増やしたいと思っています。私が手がけている広報ウーマンネットは2020年1月に15年目に入ります。これを機に、社員という形ではなく一緒に働いてくださる仲間を募集しています。また広報担当者にチェックしていただきたいニュースを毎日配信するサイトを立ち上げました。すでに200日以上書いていますが、これを続けつつ、広報の情報発信の場を作りたいです。一人ではできないので、男女問わず多くの仲間を増やして一緒に作っていきたいです。

記者:どんな仲間を増やしたいのですか?

伊藤:経験の有る無しに関わらず、広報に興味ある人たちが集まったら嬉しいですね。PR会社を作るつもりはないので、常に第三者機関という立ち位置でいられるような場であり、そういう立場の人たちと一緒に何かできたら嬉しいです。

コンサルは、本気で受けたいという方とご一緒したい

Q3.どんな活動指針をもって、基本活動を行っていますか?

伊藤:起業家、個人事業主、フリーランス・クリエーターの方々は広報・PRについてご存じない方が多いので、それをどう伝えるかをずいぶん悩みました。より分かりやすい言葉で伝えるようにしています。それぞれ専門分野をお持ちなので、その分野の専門家になれるような、その業界で知名度をあげるためのPRを提案しています。業界の専門家になれれば取材されることも増えます。PR会社を立ち上げない理由に、丸受けしてしまうと企業には広報・PRの知識が残らないので、やり方を覚えていただき私が離れてもご自身(またはスタッフの方)が続けていけるようになってほしいです。というのも今まで広報を丸受けしていたのですが、費用がかかるので自分でやります、とおっしゃられて契約終了になったあと、実際にご自身でできる方はほぼいなかったのです。メディア露出もなくなってしまい、忘れられてしまうのはもったいないと思いました。
プレスリリースの書き方だけでなく、掲載されたい媒体の探し方や、PRを超えて営業先の探し方もお伝えしたりしています。決まったことだけをやるのではなく、お客様にとって良いと思うことはできるだけ伝えるようにしています。

ライフワークとして運営してきた広報ウーマンネットは、企業や団体の広報、PR会社、経営者などPRという業務に関わる女性と、起業家、個人事業主、フリーランス、クリエーターなど自らのPRを行う女性が集まってくださっています。初期からいらっしゃった方は、みなさんプロですので、これから入ってきてくださる方で広報を学びたい方にはPRラボという場所で学ぶ機会を作っています。自分自身が誰より勉強することが必要なので、私自身もセミナーを受けて常に情報収集をしています。個別で対応してほしいという方にはコンサルも始めました。私がお伝えしていることは「知ってもらい、興味を持ってもらい、紹介してもらう、そして継続して紹介してもらい連載に」という流れです。雑誌にインタビューが掲載されると信用度が増します。その方にあった媒体をご自身で探していただき、アプローチする。そして記者の方との関係性をご自身で作ってもらう。プレスリリース(マスメディアへの情報)の書き方や、記者に響くプロフィールを一緒に作ったり、ゼロから広報についてお伝えしています。コンサルは、本気で受けたいという方とご一緒したいですね。その方が私も頑張れます。
今コンサルをさせていただいている62歳の方は、ずっと会社員だった方で50歳になった時に60歳を見据えて資格を取ったそうです。人生100年時代といわれ60歳で定年になる人は残り40年をどうしたらいいか悩んでいます。いい歳の取り方、働き方を見つけることが、健康寿命、労働寿命に繋がります。そういう意味でも社会的に意義のあるコンサルをしたいです。

仕事は自分で作る、欲しいものは自分でつかむ

Q4.そもそも夢を持ったきっかけは何ですか?そこにどんな発見や出会いがあったのですか?

伊藤:作詞家は12歳の時にポエムを書いたことです。17歳で作詞家という職業を知り、17歳から作詞家になることだけを考えていました。広報は、業務委託でIT会社のWebサイトのリニューアルを受けたことがきっかけです。サイトが完成した後「会社のことわかったよね。」といわれて契約社員として広報の仕事に誘っていただきました。その時にいくらでやってもらえるか、と自分で自分に値付けをすると言う経験を初めてしました。お給料や時給の世界で生きてきたので、衝撃でしたね。この会社で学んだことは、仕事は自分で作るということ、自分の価格は自分でつけること、仕事は受け身ではないこと、そして、欲しいものは自分でつかむということですね。作詞家になった時点でそれはやっていたのですが、改めて気づきました。
業界のことはこの人に聞けば何でもわかる、という人になることがいかに大切かということも広報の仕事をして学んだことです。そしてファンを増やすこと。私はまだまだこれからですが、今そこに向けてやっと動き出しました。

今はすべてを前に出して仕事をすることに決めました

Q4.その想いの背景にどんな思いがあったのですか?

伊藤:先ほどもお伝えしましたが、元々は作詞家になることしか考えていなくて17歳の時に作詞家になると決めました。20歳で就職して名古屋でOLをやっていましたが、作詞家になれるという「根拠なき自信」だけはありました。作詞家になるためには何でもしましたね。お金も結構使いましたが、時間とお金を一番使ったものが本当にやりたいこと、という言葉があるように私が本当にやりたいことは作詞だったんです。その後もレコード会社へ持ち込んだほうがいいと思い、インターネットのない時代に104で電話番号を調べて営業しまくりました。一日5回電話をかけたり完全にストーカーですよね(笑)。そうしたら今井美樹さんのプロデューサーだった方が声をかけてくださって、遠い世界だったけれど可能性は無くはないと思いました。愛知にいたままでは作詞家になれない時代だったので、28歳で会社を辞めて上京しました。派遣やアルバイトをしながら1997年9月に石井明美さんのシングルのカップリングで作詞家デビューをしました。30歳の時です。かなり遅咲きですね。音楽業界と何の縁もない、田舎の小娘もここまでしつこくやれば作詞家になれる、という自信になりました。
自分が本当になりたいと思ったら、行動して人に知ってもらう事から始まる。今の私の広報理論と一緒です。そして、自分に何もないと思っている方は何かを作っていけばいい。ないと諦めるのではなく、本当に欲しいなら作ればいいのです。誰にでも「最初」はあるんです。

作詞家になって分かったことも沢山あります。音楽の世界で、特に知名度の低い作詞家は一番外側の仕事です。だから別のアプローチをして音楽の世界を数年間見てきました。この経験をどう活かすかはこれから考えていきます。今は、広報・PRを通して世の中に知られるべき人を世に出していくことに夢中ですから。そして仲間作りを考えている私ですが、自分の船で仕事をしたい思いが強いです。共同経営をされる方も沢山知っていますが、私は我儘だから誰かの船に乗らないようにしています。「船頭は一人でいい」という考え方です。もちろん一緒に動いてくれる仲間が、それぞれ自分の船を持っているのも、私の船に一緒に乗ってくださる方も大歓迎です。ただ、船頭は一人なんです。そうでないと会社が壊れてしまいます。
そして、私自身もクリエーターなので、クリエーターの方々が創った作品が世に知られるべきものであればその方法を伝えたい、と思っています。そんな思いがあって、個人の方の広報・PRも始めました。作詞家、ライターであること、広報の仕事をしていることはすべて繋がっています。そして、クリエイティブな仕事をしていると作業的な仕事もしたくなる。それがバランスにもなっています。
作詞家はひとりで行う孤独な仕事ですが、広報はどれだけ人と繋がるかが問われる仕事です。その対称が面白さでもありますね。
作詞家とライターでは書き方が全く違います。作詞は省略、ライティングはきっちり正しく伝えること、とそもそも目的が違います。だから今は脳を使い分けて作詞とライティングを行っています。
以前は裏方というポジションで作詞もライティングも広報・PRもしていましたが、今はすべてを前に出して仕事をすることに決めました。50歳を過ぎたこともありますし、この仕事をしている人がこんな仕事もしている、というのが面白いと思われる時代です。32年前、20歳で社会人になってからずっと副業しているんです。だからこそそのことも語れるな、と思っています。

記者:想いが溢れて伝わってきました。伊藤さん、今日は本当にありがとうございました。インタビューは以上になります。

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【編集後記】
今回インタビューの記者を担当した見並、善家、高柳です。
作詞家になりたいアツい夢をかなえる過程で出会った広報を、同じように自分の仕事を世に残したいと考えている人たちのために使いたいと新たな夢に向かっている伊藤さん。とてもエネルギッシュな方でした。どうもありがとうございました!

この記事は、リライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。

https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36


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