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灘中入試の記録

灘中の入試からまだ1週間と数日しか経っていないのに、なんだかとても前のことに感じる。本当に夢のような時間だった。

金曜午前中の新幹線で出発し、新幹線の中でもずっと算数の難問を解き続けていた息子。ゆっくりお弁当を食べることもなく、3時間ひたすら勉強し続けて新神戸に到着した。

勉強に向かう姿勢は今まで以上に勢いがあって、とても良い状態で灘入試を迎えられたことから、私は心の中で合格を確信していた。
ホテルでの前日特訓でも、熱い先生方や周りの仲間に刺激を受け、息子はこの灘受験をとても楽しんでいたので、落ちるということなんか、本当に少しも考えていなかった。

1日目、2日目共に感触も良かったとのことで、私は合格発表の日も間違いなく合格していると思って、まったく緊張せずに合格者番号の一覧を見た。
でも、番号は無かった…
「え?何で??」その時、本当に何か間違っているんじゃないかと思って、番号をもう一度見直した。やっぱり、ない…

あんなに合格を確信していたのに、不合格だった。

息子は強気に振る舞っていたけれど、不合格という結果を受けて動揺しているようだった。
放心状態だったのか、左右の靴下が全く違う状態で、塾に出発した。

息子も動揺していたと思うけれど、私の動揺はそれ以上だった。
「あれだけやって、何が足りないと言うのか?」本当に理解ができなかった。

そんな想いで、合格発表から1週間が経った今、あの灘受験の濃い数日間は、本当に夢のような時間だったと感じる。

合格できなかったけれど、灘にチャレンジしたからこそ感じたこと、得られたものがある。
息子と共に灘に来れたことを誇りに思う。

2/1入試まで、残すところあと1週間。
最後まで全力で伴走したい。

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