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こよみをよむ【上巳の節句】

3月3日といえば
「ひな祭り」でもありますが
あえてそこではなく
五節句のひとつである「上巳(じょうし)の節句」について触れていきます

もともと上巳の節句をはじめ「五節句」は
古代中国、三国時代の魏の慣習が伝わったとされています

上巳の節句は別名「桃の節句」とも言いますが
古代中国では
「桃源郷」「桃園の誓い(三国志に出てくるエピソードです)」
など桃は特別なものとされました。
桃の花は魔除けや厄除けの力があると信じられ
桃の実は「不老長寿の食べ物」とされました
(桃(もも)=「百歳(ももとせ)」という理由ともいわれています)

桃の花の咲く時期に
桃の花を飾り
桃の花を浸したお酒「桃花酒」(これが白酒の起源といわれます)
を飲むことで
無病息災を祈る
厄除けのお祭りが
上巳の節句の始まりとされています

お酒と共に お餅を食べるという慣習もありました
それが菱餅の起源です

ちなみにですが
菱餅の3色には意味があるのをご存知でしょうか?

緑は大地を讃える
白は長寿を願う
赤は魔除け効果を高める

そんな意味が色に込められています

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