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『御神渡り(おみわたり)』

この時期になるとニュースにもなる「御神渡り(おみわたり)」。
諏訪湖の氷が完全に凍りつくし、圧力により線状に盛り上がる現象です。
事実としては現象なのですが
昔の人々は「諏訪大社上社の男神・建御名方神 (タケミナカタノカミ) が、下社の女神・八坂刀売神 (ヤサカトメノカミ) に会いに行く"神幸"の跡」として信仰しました。

御神渡りは毎年できるわけではなく
まず寒さ厳しいことでしっかり諏訪湖が凍り尽くされることのほか
いろんな要因が重なった時にしかできないので
「御神渡りができた年は豊作になる」と未来の幸せを願いながら
御神渡りを心待ちにしていたようです。

今のようにエアコンやヒーター、ストーブのような暖房もない中で
寒さが厳しいのはさぞかし辛かったことでしょう。
でもその中でも希望を見つけていた昔の人々の心の豊かさを
私たちも引き継いでいきたいですね。
厳しい時、辛い時こそ、目の前の楽しみに希望を見つける。
昔の人々から学ぶポジティビリティ。

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