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国家資格キャリアコンサルタント受験に向けての学習法 その1:学科の学習法

第21回国家資格キャリアコンサルタント試験の合格発表。
先にも書いたが、おかげさまで学科、実技共に合格!しました。
お世話になったスクーリングの仲間の皆様
スクーリングの先生、TAさん、ロープレの練習に付き合ってくださった皆様
本当にありがとうございました。

ここからは私の合格までの学習法を簡単に記しておくことにします。
22回受験生の方の参考になれば幸いです。

おすすめタイプは通信&スクーリング

まず、私は養成講座の通信&スクーリングのタイプを選びました。
理由としては、とにかく仕事がノリに乗って忙しい中でも学習をコンスタントに進めたい気持ちが強く、隙間時間で学科を進めていきたかったこと。
また通信で繰り返し学習ができる環境にしておきたかったことで
このタイプを選びました。
私の能力では、1回目を通したくらいでは絶対に頭に入っていかないと
ある意味自分をよく分かってたとも言えるでしょう。
通学で一発で先生の言葉を自分のものにできるか
またテキストを見て正確に復習できる能力が自分にあると思うならば
通学タイプの方が効率的かもしれませんが
確実に繰り返し学習が必要だと最初からわかっているならば
何度でも動画で復習できる通信タイプはおすすめです。

一体今、自分は何を勉強してるんだろう?と迷いながらの学科学習スタート。でもやることは最初から決めて最後の最後まで継続しました。

ますは学習のスタートは誰もが学科からのスタートだと思います。
実技(論述、面接)は、カウンセリングの理論、技法をわかっていないとできないので、学科をまずしっかり「身につける」のが大事です。
身につける、というのがポイントです。
なぜなら、ただの暗記ではなく「関連性を持って知識として身につけていく」ことで実技ができるようになるからです。

なーんて今なら言いますが、その時にはまったくちんぷんかんぷんで「私はコンサルタントの勉強をしているはずだがなぜにカウンセリング理論を勉強しているのだろう?」とまだキャリアコンサルタントのこともわかっていなかったのが正直なところ。やり始めて少し経って、いや、実技のスクーリングが始まってからかも、やっとキャリアコンサルタントとは?がわかってきたという感じでした。

でももともと心理学やカウンセリングには興味があったので、思いがけず学ぶ機会ができて「やっぱりこうやって興味を持つものってつながっているんだあなぁ」なんて感心したり。

さて、横道から戻ります。
私は学科については独自のワークの流れを作り、確実にそれを遂行していきました。

  1. 動画を見ながらテキストに特に大事そうなところを手書きで「書き込む」

  2. 先生が「アンダーライン」と言ったところは、全て共通の色のマーカーでアンダーラインを引く。

  3. 理論家の名前だけ、別の色のアンダーラインを引く(理論家の名前がとにかく混乱しやすいため)

  4. 上記1〜3の内容を、ノートに「自分が一番頭に入れやすい形式で」まとめていく。私が覚えやすいのは「箇条書き」で短文にすることだったので、できるだけ短文に分解してまとめました。

  5. ノートにまとめた内容もテキストに引いた色と同じ色で連動してアンダーラインを引いていく。

この1〜5を全ての講義分、しっかり作りこみ、自分だけの参考書を作りました。
そして、それを毎日さらっと読みでもいいので必ず目を通すようにしました。
自分の字で、自分の暗記しやすい形式で書いてあるので、正直言って、どの参考書よりも、最後の追い込みで威力を発揮してくれました。
このように「自分だけの参考書を作る」ことを全ての方にお薦めします。
ただ「ノートを取っている」という気持ちではなく
「参考書を作っている」と思ってノートを作る方が
自分自身が先生と同じような目線になって「内容を整理していく」学習できます。

実技のスクーリングスタート。でもこの時点で学科は5割程度の仕上がり。

スクーリングがスタートした時点では、学科については自分で作ったノートを見て内容を整理していくことしかしていないので、実技のどことどう結びついていくか全然わからない状態。
ロープレを行う中で「アイビイのマイクロ技法」を身をもって体験したり、クライエントの相談内容を支援するためにはどの理論家のどの理論や技法を用いていくことが考えられるか?などみんなでディスカッションしていく中で、カウンセリングと学科で学んだ理論、理論家が結びついていくので、スクーリングスタートの時点で学科に不安があっても全く問題なし!です。

とは言ってもそれだけだとやはり学科試験対策は十分でないので、並行してやった学習は

  1. 養成講座から提供の「一問一答(全1000問)を通勤中にひたすら解きまくる。

  2. スマホアプリの「キャリアコンサルタント」を通勤中にひたすら解きまくる。

  3. キャリコンスタディさんのコミュニティに入り、毎日提供される一問一答をひたすら解きまくる。

上記3つを日替わりでとにかく繰り返し繰り返しやり込みました。

1.養成講座から提供の「一問一答」
各項目の中で大体10問ずつくらいに分かれており、トータル100項目くらいで合計1000問ある「一問一答」
まずは1000問を通して1回ずつ解く。
→もう1回通しで1000問解く。
→不正解の問題が1問でもある項目を「正解になるまで」繰り返して解く。
 正解になるまで次の項目に進めない、と自分でルールを決めてとにかく全てを1回正解する。
→もう1回、1000問通しで解く。
→不正解のある項目だけをさらにもう1回解く。
→これで最後と決めて、1000問通しで解く。
   →最終的に1000問正解でクリア。

2.スマホアプリ「キャリアコンサルタント」をひたすら解く。
このアプリは実際の第1回からの過去問がぎっしり詰まっているのでオススメ。
(ただ、何問か誤字脱字などもあるのでご注意)
結局、本試験では4択問題なので、4択を迷わず解けるようにならなくてないけないため、このアプリが「試験を受けている」かのような感覚で勉強できた。
過去問以外に理論家別やアセスメントに関する項目などもあり、無料なのに充実しているのですごいアプリだと思う。
(ただしアセスメントや法律関係は法律改定などもあるため、一部内容が古いものもあり、注意が必要)

3.キャリコンスタディさんのコミュニティに入り、毎日提供される一問一答をひたすら解く。

こちらは私は途中からの参加だったが、LINEのコミュニティに入ることで、毎日LINEで情報提供もあり、また仲間同士でのやりとりもあり、ひとりではなくみんなで学んでいるという感覚になり、やる気もアップし、とても助けられた。
学科のほか、無料ロープレなども簡単に参加でき、また論述対策などもきめ細やか。試験全般の対策をしてくれるところを探している方にはかなりオススメ。
「一問一答」については、項目ごとに分かれており、「今日は理論家の〇〇の問題」「今日はアセスメント」「今日は法律」など日替わりで何が来るのかな?と予想しながら待つのもまた楽しい。
なによりも代表の「しんさん」の語り口が優しくていやされる。文字なので話しかけられているような、目の前でお話してくれてるような心地になるひとときがもらえる。愛がなきゃこういう活動はできないよなぁと、いつか私もこういう活動したいなって思うようになったコミュニティです。

耳から学ぶ、も効果高い。

通勤中スマホばかりでの学習は目も疲れます。
特に満員電車だと手を動かしたりもできないので「音声」での学習にしました。
おすすめはダントツでYouTubeの「ジャン・一」さんの「ジャン・一のキャリコン研究所」。


理論家編の一問一答が耳で学べること、事例から理論→理論家、の流れで学べるコンテンツもあり、暗記だけでなく考えながら解くことができるコンテンツもあったりと他ではない学びができるのが良いところです。
また、こちらは実技ロープレについても楽しめるコンテンツが多く、特に「ロープレ食堂」は楽しみながら学べるのでおすすめです。

ジャンさんはnoteでもコラムを執筆されており、たぶん日本初なのでは?と思いますが「キャリコン小説」を発表されています。


総仕上げはみんな大好き「みん合」さん。私ももれなくお世話になりました。

上記の学習をただただひたすら試験1週間前まで繰り返した。
そして1週間前についに手を出したのは「みん合」さんの「総仕上げ問題集」。
4択を迷わずに、また迷った時も冷静に「パズルを組み立てるように」頭の中で問題文をうまく選り分けていくためには、絶対に4択方式の問題をやり込む必要がある。
キャリコンアプリで4択には慣れたが、最後は紙の問題集で、紙に書いて解くべし!ということで購入。

これは絶対にやっておくべき。
最終的に、紙に書かれた問題を読む速度を上げておくことが非常に大事。
そして、紙に答えを書く(マークシートを塗りつぶす)ことも非常に大事。
最後の週は、アナログな学習で、本試験の雰囲気を掴んでおくことをおすすめします。
私は最後の1週間は他のものは一切やらずに、この1冊を3周しました。
この1冊がなかったら、私は落ちていたんじゃないかな?と思うくらい、本試験の内容にピッタリフィットな問題集。

ざっくりとですが、こんな流れで学科対策していきました。
また機会がありましたら、さらに詳しく記してみたいと思います。

実技の学習法は次回に続く、ということで→→→

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