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ネットで語ることと講座でやることのバランスについて2019秋

2019年9月22日のツイートまとめ。発端は「プロの占いの先生方が何をどれだけネットで無料公開して何は(対面有料)講座限定としているかのバランスの話」と「インターネットネイティブ/デジタルネイティブの占い初学者が『なぜ講座情報や鑑定情報のPRだけで(自分たち初学者が無料で読めて役に立つ/楽しめる)占いTipsを流してくれない先生が多いのか』と言っていた話」が当時の当番TLに同じタイミングで流れてきたこと。

ツイ廃占いアカウント兼ときどき講座開いてた(※2019年当時)当番が思うところを身も蓋もない感じで書いてみた。なお、2019年9月の発言につき状況は「新型コロナウイルス性肺炎大流行の『直前』」です。このあと、同年11月30日の #占いクラスタおとなの自由研究会 発表会を最後に3年間オフライン講座を開けない時期が続きました。以下、当時のツイート。

当番割と自講座の内容をタイムラインに流しちゃう方だが「タイムラインにどんだけやり方を流しても95%の人は『読み流すだけで自分でホロスコープ描かないダイス振らない歌詠まないサンドイッチ作らない』と知っているから」です。タイムラインの反応見てると自発的に描いたり詠んだりは5%くらい。

タイムラインに当番が放流したネタを元に自発的に活動する野生のホロスコープ手描きパーソン、野生の #アストロ短歌 詠み、野生のアストロサブウェイチャレンジャーは5%の皆様です。ありがとうございます。野生のチャレンジャーは当番が流すネタの利用料を自習と実践という見えないお金で払っている人です

95%の人のうち更に95%くらいの人(全体の約7割の人)は無料で流れてくる西洋占星術Tipsを無料だから読むけれど、そこから更に「読む」以上の時間と手間と頭を使って自習したり実践したりはしません。コスパが悪いと思ってるか、「面白いやりかた」ではなく「面白い答え」が欲しいか、その他か、です。

残りの人は、タイムラインに流れてくるネタを読んでタイムラインではないところで自習と実践をしているけれどシャイなのか何なのかその経過をしまい込んでいる人、あるいはわからないことがあるけれどシャイなのか以下略で疑問解決に質問してこない人、エトセトラエトセトラです。

じゃあ何故有料オフライン講座を当番がやっているかというと「リアル対面」「リアル部屋があり机があり生身の講師がいる、リアル紙のテキストがある、料金も発生する」という従来型の講座の方が実践に身が入るという方も一定数いるからです。これはデジタルアナログ、新世代旧世代じゃなくて性質かなと。

最少で3人、最多で22人くらいを前に対面講座をやってますけど、オンラインでひとりタイムラインを見ながらの自習とオフライン肉声集団講座の最大の違いは「クラスメイトがいる」ということです。特に #アストロ短歌 やアストロサブウェイチャレンジは「他人の選択や発想」をリアルタイムに見られる。

もちろんツイッター上に手描きホロスコープを上げても #アストロ短歌 をツイートしてもサンドイッチ作った画像を上げても反応は来るんですよ。ただ、よほどタイムラインに貼り付いているフォロワーでない限り瞬時にとは行かない。リアル講座内だとFF関係なく瞬時に反応上がるので。

「タイムラインにネタが上がっているので、いつでもどこでも夜中でも自学自習できる、よし今やろう」と思う人は自発的に野生の #アストロ短歌 詠みや野生のアストロサブウェイチャレンジャーになるんですけど「いつでもできる」と思うと「いつかやろう」でそのまま「いつか」は来ない人がいるんですよ。

「いつでもできる」から今やろう、この日にやろうと自分で決めてやる人が95%いたなら当番、リアル講座はしないでタイムラインでネタを流して、あとは自習用の本の紹介だけして過ごすよ。こんなに西洋占星術の本が出ていてアマゾンがあって、何なら無料サイトもあるのに自発的にやる人だいたい5%じゃないですか。

だけど、色々あって「いつでもできる」が「いつかやろう」になる人も「いついつに、どこで何時間、これをやります」と具体的に決まると申し込んだり勉強したりできる……こともあるんですよ。急にリアルになるっていうか。当番もここ数年で実感した傾向なんですが。

当番さんも数年前までは「どうしてここまでお膳立てされなきゃヤダヤダやらないって人が多いんだ?お膳立てして口元までアーンしなきゃ食べないなら食べなくていいですよ?西洋占星術は食べなきゃ死ぬネタじゃないですし?」と思ってましたが(11室蟹座18度土星感)。

さすがに当番も、ネタを流しておいて野生の #アストロ短歌 詠みになるのは5%だとこの数年で身に沁みまして。バーチャル土星ではなくリアル土星で時間を指定し空間を指定し、復習できるように物理的紙テキストを、リアルクラスメイトと交流の場を、と考えて最近はリアル講座に力を入れています。

あれでしょう、映画館でこの日しか上映してない!となると万障繰り合わせて観に行くけれどネトフリアマプラ円盤でいつでも観られるとなると先送りしちゃうとかにも似てると思うんですよね。

あるいはタイムラインに流すネタはディズニー映画で、流れていればまあ観るけどー、って受け身なスタンスの人だってチケット代払ってディズニーランド行ったら能動的に色々回収しようとするじゃないですかポップコーンバケツ買ったりミッキーと写真撮ったり。当番のリアル講座はディズニーランドですよ。

そんなわけで当番はリアル講座内容とタイムラインに流すネタをそんなには分け隔ててはいないけれど(あくまで「そんなには」レベル。リアル講座限定ネタも「多少は」あるよ)。講座内容を隔離してSNSには流さない先生方にも色々事情はあると思う。先生方、当番みたいなツイ廃ばかりじゃないしな……

当番はほら、ブログとツイッターが先で講座は後から始めたってタイプだから……ブログやSNSに流した内容の再録再編集版が講座だから……隔離も何も、ここ(ついった)が講座のための下書き帳、かつ、フォロワ他の反応を見てああこれ需要あんのかそうか、って知るマーケティングツール状態だからさ……

リアル講座が先、現場の鑑定が先でブログやSNSが後(今はブログやSNSを「活用」して集客する「時代」だから……でブログやSNSを始める)っていう、当番とは真逆のルートでここ(ついった)に居る先生方もいるからさ……ついった出身のマンガ家とついった始めてみたマンガ家くらい両者は違うよねって話。

リアル講座やリアル鑑定が先でブログやSNSは後から、の先生方の中にも「生まれたときからブロガーもしくはツイッタラーか?」というくらい使いこなして講座限定ネタとツイッター向けネタをうまく捌いている水星の申し子みたいな先生たまーにいるよね……押せば小ネタの泉湧く的な……

持っている講座内容がそもそもSNSやらブログやらのフォーマットに乗っけて流しやすい内容やボリュームなのか、にもよると思うのよねえ。ブログ出身、ついった出身だと4ページマンガ、1ページマンガ、1ツイートレシピや1ツイートネタで流すのに慣れてるじゃない。

元が大ネタ大長編ドラえもんだとどこを切り取るか選定するだけでも大変だし大長編の中の140字とか大長編の中の4ページあるいは1ページって切り出してもわけわからんって言われるし。レシピも複雑な料理を無理矢理140字に収めて完成画像だけ載せたら、これじゃわかる人しか作れん、不親切って言われるし。

長くなってしまったが、当番の言いたいことは「講座やる人が講座の内容をどれだけネットに流すかどうかには、思ったより色々な事情が絡む」ということだ。内容流さなくても「○○の講座やるよ」だけで申込殺到する大御所もいれば、SNSが不得手な人、手が回らん人もいる。時に天性のツイッタラーもいる。

当番は(占いの)ネタツイしてなきゃ死ぬビョーキだからツイートしてるだけかもしんないひょっとして。ビョーキの発作でやっているのでタイムラインに生やしているツリーは無料でご利用いただけます。ただしセルフサービスセルフ学習。個別質問は滅多に受けないし、リクエストにも滅多に応じない。

個別対応したり質問受けたり、残るテキスト作ったりというオフラインのアレコレは、通勤電車の中や布団の中でもスマホひとつで出来る範囲を超過する。資料制作時間も印刷代も場所の賃料も交通費もかかるので、これは無料というわけにはいかない。有料になるからビョーキではなく業務としてやってる

当番にとってタイムラインのネタツイ(西洋占星術フリートーク)は木星、リアル講座は土星っす。タイムラインでバーチャルティッシュ配りして(印刷費かからないから)、リアル講座のテキストは損益分岐点を考えてページ数いくら文字数いくら印刷代いくら受講料いくら部屋代いくら……で決めている。

バーチャルティッシュ配り(ただしティッシュを1枚引き出すとズラーッとツリーが繋がって出てくる)。バーチャルロールペーパー配りと呼ぶ方がいいような気がしてきた。

ビョーキ(魚座木星)とギョーム(乙女座月 feat. 蟹座土星)と人馬の陽気な野郎共。

あとあれだ、当番講座に来てくれる人の中には「自学自習の答え合わせ」で来てくれるってパターンがあるな。「リアル空間リアル時間指定の講座がオンラインよりも性に合う人」「自学自習の答え合わせをしたい人」「ネットと講座は別腹の人」「紙テキストが欲しい人」他にもあるとは思う……

当番自身が講座を受けるときはと言えば「自学自習の答え合わせ感覚」プラス「ネットと講座は別腹感覚」プラス「課金すれば印刷資料とネットで読めない話が実質無料で手に入る感覚」かな……

ネットにどれだけ講座の話を流すか、ってネットと講座以外にどんなお仕事しているかにもよるよなーと思ったりもする当番である。当番、表の稼業とSNSとブログと講座「しか」やってないし、講座の頻度が低いからこんだけツイ廃してられるんだもの。

表の稼業が忙しい人、占い専業でも占い講座を単発ではなく連続講座で持っている人、受講生のレポートを添削している人、著書や雑誌記事の執筆や編集のお仕事がある人、あっちこっち遠征で講座をしている人、色々いて物理的に時間をネット広報に割けない先生もいるだろうなと思うし。

受講生のアフターフォローはメーリングリストとかで足りるし。あとはネットに時間割いたり情報載せたりが苦にならない民でも昨今は、せっかくネットで書くなら note で一部分でも有料記事に、っていう動きもあるしな。当番だって特定のネタは note で有料記事化や投げ銭化を考えていなくもないわけだし。

じゃあ当番なんで note 化が進んでないかって……めんどく……ついついついったやっちゃう……アカウントはあるんですよ一応でもめんどくさ……

【2024年追記】
最後のところでnoteへの言及がありますね。実は当番note、アカウント取得自体は2017年です。2014年から始めたサビアンシンボル原書対訳と #サビアン一首 を完走して、2018年春分からの #サビアンシンボル物語 度数解説を始める前あたりのタイミング。いずれこのnoteにサビアンシンボル全度数の解説記事をまとめて記事から記事へリンクで飛べるようにして、「サビアンシンボルの森」と名付けようと2017年当時は思っていたんですよ。その後6年も放置したけれども。

2019年時点でnoteを丸2年放置した上にその後さらに追加で4年放置したわけですが。その合計6年間で色々ありまして、2023年夏からの当番は立派なnote廃です。当初の目的だったサビアンシンボルの全度数解説も移設したし。対面講座ができない期間にアストロ同人誌を出したり、ソーシャルディスタンス期間を経て2023年には対面講座へ復帰したり、まあ2019年から4年経てば色々かわります。

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