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【3・サインの単語集】曜日替わりでアストロ短歌を作ろう

※2017年10月に連投したツイートのまとめです

月曜日は月の歌、火曜日は火星の歌…と曜日変わりで一週間、天体縛りの #アストロ短歌 を競作する企画。今日は準備期間の三日目です。昨日はハウスの単語リストを公開しました。今日はサインの単語リストです。自分がアストロ短歌を作りたい天体のサインを確認して、そのサインの単語リストを見てね。全体ガイダンスとハウスの単語集はこちら↓


サインは、ホロスコープのここ、この画像で言えば棒で示している外側の輪でチェックします。「牡羊座」とか「牡牛座」とかです。普段「私は射手座」と言っているのは「太陽のいるサイン」。月や火星の #アストロ短歌 を作りたいときは月や火星のサインをチェックします。

「ハウス」が「どこそこで・こんなとき」という「場所や状況」をあらわすのに対して、「サイン」は「こんな風に」という「演出・スタイル・演技指導」をあらわします。ハウスとサイン、ふたつ組み合わせて「こんなときに(こんな場所で)・こんな風に」になります。

「ハウス」と「サイン」って慣れないうちは混同しがちです。ここを分けて理解し、組み合わせて言いあらわせるかどうか、ということが「ハウス・サイン・天体」の三点読みでは重要です。これができないと「4室に射手座の金星」と「9室に蟹座の金星」が同じになってしまう。

「ハウス」が「家屋」で「サイン」は「家風」。「ハウス」が「日本列島というこの土地」だとすると「サイン」は「大勢のひとが『日本ってこうだよね~』と思っている日本のイメージの集合体」です。「『ハウス』と『サイン 』」は「『日本という国』と『和風というスタイル』くらい違う」と覚えてね。じゃあ「天体」は?「サイン」のイメージをまとって「ハウス」を移動する旅人です。

物語を作って、キャラクターをその中で動かすのがお好きな方向けの言葉で言い換えると、「天体」はそれぞれ異なる望みを持つキャラクター、「ハウス」はそのキャラが置かれる「シチュエーション」、「サイン」はそのキャラが望みを実行に移すときの「スタイル」です。サインは「スタイル」! サインはスタイル! スタァァァアイル! 覚えて。

「サイン」の単語リストを放流する、と言っておいてまだ「ハウス」の話を続けているんですが、「サインはわかるようになったけどハウスが……」という方が初心者さんには多いみたいなのでね、もう少しお付き合いくださいね。

物語を作ってその中でキャラクターを動かすのが好きなひと向けの言葉で説明を続けます。あのですね、「ハウス」は本当に「家・部屋」として考えてくださって結構です。「『〇〇しないと出られない部屋』にあなたの推しCPが閉じ込められたら」ってやつ、あの「部屋」がハウス。

ホロスコープに12個の「〇〇しないと出られない部屋」があるとします。ってひどいなこの比喩。そこに天体がいてどうにか出ようとするわけですが、そのとき「どういう行動をするか」は天体それぞれの性質が、「それをどういう風に実行に移すか」は「サイン」の性質が出ます。

「ハウス別○○しないと出られない部屋」ってやったら面白そうな気がしてきたけど、それは曜日変わり #アストロ短歌 の主旨から外れてしまうのでまた別の機会にやります(1ハウスが「キャラ立ちしないと出られない部屋」、6ハウスが「稽古しないと出られない部屋」とか面白いと思うんだけど)

さて、そろそろ「サイン」に行きます。「○○しないと出られない部屋」の「○○しないと」に「しかも、○○風に」とスタイル指定してくるのが「サイン」です。たとえば「オラオラ調で」とか「ロマンティックに」とか。

天体によっては「『オラオラ調で』はもともと得意だけど『ロマンティックに』は苦手」とか普通にあります。それでも、その天体なりに精いっぱい「オラオラ調で」とか「ロマンティックに」をやらないと出られない部屋なので仕方ない。一方、ノリノリでそれをやる天体もいるわけです。

では、いよいよ「サイン別単語リスト」いきます。ホロスコープで自分の天体がどのサインにいるか確認して、そのサインの単語リストを見てください。ホロスコープの天体で詠みたくない場合はアストロダイス等振ってサインを決めよう。

【牡羊座♈️】
「奇数」で「火」で「活動」(与えよう・やる気重視の・先駆けを)。 アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「いちばん乗りで」
「積極的に」
「アグレッシブに」
「戦士のように」
「勇気を出して」
「生まれたままの」
「スタートダッシュ」
「出たとこ勝負」

【牡牛座♉】
「偶数」で「地」で「固定」(受け取ろう・利益重視の・本領を)。 アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「味わうように」
「手に取るように」
「スローテンポで」
「肌身離さず」
「忍耐強く」
「腑に落ちるまで」
「花より団子」
「論より証拠」
「体を張って」

【双子座♊】
「奇数」で「風」で「柔軟」(与えよう・理屈重視の・収拾を)。 アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「ハイスピードな」
「風の吹くまま」
「あの手この手で」
「興味本位に」
「気分次第の」
「いいとこ取りの」
「後腐れない」
「口の減らない」
「知恵を絞って」

【蟹座♋】
「偶数」で「水」で「活動」(受け取ろう・気持ち重視の・先駆けを)。 アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「いたわるような」
「いつもどおりの」
「安心できる」
「親身になって」
「居心地のいい」
「家族ぐるみの」
「我が家のような」
「甘えてもいい」

【獅子座♌】
「奇数」で「火」で「固定」(与えよう・やる気重視の・本領を)。 アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「ドラマティックに」
「スターのように」
「俺が主役の」
「これ見よがしに」
「心ときめく」
「堂々とした」
「誇りをもって」
「鼻高々で」
「王者のように」

【乙女座♍】
「偶数」で「地」で「柔軟」(受け取ろう・利益重視の・収拾を)。 #アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「つつましやかに」
「恥じらいながら」
「失敗なしの」
「手順を踏んで」
「一歩下がって」
「きめ細やかに」
「整理整頓」
「規則正しく」
「計画的に」

【天秤座♎】
「奇数」で「風」で「活動」(与えよう・理屈重視の・先駆けを)。 #アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「スタイリッシュに」
「相身互い(あいみたがい)に」
「かわりばんこで」
「礼儀正しく」
「手を取り合って」
「丁々発止」
「客観的に」
「バランスとって」

【蠍座♏】
「偶数」で「水」で「固定」(受け取ろう・気持ち重視の・本領を)。 #アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「すべてを賭けて」
「徹底的に」
「きみひとすじに」
「灰になるまで」
「一か八かで」
「身を尽くしても」
「独占的に」
「抜き差しならぬ」
「離れられない」

【射手座♐️】
「奇数」で「火」で「柔軟」(与えよう・やる気重視の・収拾を)。 #アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「自由気ままに」
「あけっぴろげに」
「ざっくばらんに」
「旅するように」
「哲学的に」
「一直線に」
「ひろい心で」
「国際的に」
「風来坊な」

「モラトリアムな」ってのもあります、射手座ワード。

【山羊座♑】
「偶数」で「地」で「活動」(受け取ろう・利益重視の・先駆けを)。 #アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「責任もって」
「時間厳守で」
「できる範囲で」
「現実的に」
「ルールを守り」
「ハイスペックな」
「スタンダードな」
「社会のために」
「四角四面に」

【水瓶座♒】
「奇数」で「風」で「固定」(与えよう・理屈重視の・本領を)。 #アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「最先端の」
「ユニバーサルな」
「想定外の」
「革新的な」
「ユニセックスな」
「今までにない」
「アバンギャルドな」
「驚くような」
「殻をやぶって」

【魚座♓】
「偶数」で「水」で「柔軟」(受け取ろう・気持ち重視の・収拾を)。 #アストロ短歌 ではこんな言葉を使ってみよう。

「わけへだてなく」
「ゆめみるような」
「なんでもありの」
「とろけるような」
「総合的な」
「最終的に」
「流動的な」
「融通無碍な」
「どっちつかずの」

【おまけ】

アストロ短歌で12サイン

「五七五七七」の形に目を慣らす練習と、12サインのおさらいを兼ねて「サインしか出てこない #アストロ短歌 」を作ってみよう。上の句はサイン別に固定。下の句はサイン別単語リストからふたつ選んで並べます。それを12首、自分で作る。

牡羊座「与えようやる気重視の先駆けを」
牡牛座「受け取ろう利益重視の本領を」
双子座「与えよう理屈重視の収拾を」
蟹座「受け取ろう気持ち重視の先駆けを」
獅子座「与えようやる気重視の本領を」
乙女座「受け取ろう利益重視の収拾を」
天秤座「与えよう理屈重視の先駆けを」
蠍座「受け取ろう気持ち重視の本領を」
射手座「与えようやる気重視の収拾を」
山羊座「受け取ろう利益重視の先駆けを」
水瓶座「与えよう理屈重視の本領を」
魚座「受け取ろう気持ち重視の収拾を」

これはどういう組み立てで作られているかというと

奇数サインか偶数サインか? で「与えよう(奇数)/受け取ろう(偶数)」が決まる

四元素はどれか? で「やる気重視の(火)/利益重視の(地)/理屈重視の(風)/気持ち重視の(水)」が決まる

三原質はどれか? で「先駆けを(活動)/本領を(固定)/収拾を(柔軟)」が決まる

です。上の句を組み立てられたら、下の句はサイン別の単語リストからふたつ言葉を選んでつけます。たとえばこうです。

牡羊座「与えよう やる気重視の 先駆けを 勇気を出して 一番乗りで」

言葉同士の繋がりが悪いな、と思ったら、意味が変わらない範囲で「てにをは」を変えてうまくつなげます。

「ハウス・サイン・天体」の三点セットを上の句にするスタンダードな #アストロ短歌 を作るときも同じようにするのですが、自分が「大喜利の司会者と回答者」の一人二役をして「上の句と下の句」をうまいこと繋げてください。具体的には次のようにやります。

司会者「皆さんは #アストロ短歌 詠みになって、まず上の句を言ってください。そこであたしが『どうなりました?』と訊きますから、七七でお答えください。はい水星さん早かった」

4室射手座水星「巣の中で開けっぴろげに伝えたい」
司会「どうなりました?」
水星「パジャマのままでインターネッツ」
司会「パジャマくらい着替えなさい。乙女座月さん、水星さんの座布団一枚取りなさい」

あ、この司会者さては当番ネイタルの土星先生だな。

アストロ短歌の作りかたは #はじめてのアストロ短歌 電子版や #アストロダイスワークブック にも載っています。


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