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5月の暖かい夜の香り

2021年5月16日のツイートまとめ。

5月の暖かい夜に外を歩いていると「むかしのバスクリンみたいな香り」「お風呂の湯気に混ざって漂ってくるフローラル系の石鹸みたいな香り」がするんだけど、ある日それがバスクリンでも石鹸でもなく「ナツミカンやユズの花の香り」だと気付いたんだよね。

それがご近所の庭に植わっているナツミカンやユズの花だと初めて気付いたとき、「バスクリンに石鹸て……当番の語彙力!!」と思ったものだけど。よくよく考えたら、市販の「フローラルな香り」ってたぶん元々ネロリ(オレンジの花から取る精油)系の香料を配合してあるのよね、たぶん。

天然のネロリ精油じゃないかもしれないけれど(高価だから)、何かネロリっぽい香りがする合成の香料入ってるんじゃないかな、あの「よくあるフローラルな香りのバス用品類」。「むかしのバスクリン(大きい円筒型の缶入りで、お湯が黄緑になるやつね)」はネロリじゃなくてジャスミンらしいけれど。

「ああこういう香りの入浴剤だか石鹸だか、使ったことある(ちょっと懐かしい)」という生活感溢れる感想を持っちゃうけれど、いい香りなんだよナツミカンとかユズとかの花。この時期だけの香り。あの香りを嗅ぐと大きなお風呂に入りたくなる。

柑橘類の花、生の花を摘んでお風呂に入れたらさぞいい香りだろうと思うけれど、花を摘んでしまうと実がならないからさ……(当番さんちにもヒメユズの木があり、この時期には花が咲くのだが、実を取るために植えているのでうっかり花を摘むわけにはいかないのである。ユズの実、冬中ずっと使うからね)。

(当番さんちは茨城県の古びた住宅街にあり、大抵のおうちに観賞用・兼・自家消費用の柑橘類が植わっている。ユズ、ナツミカン、キンカンあたり)

柑橘類、花もいい香りで実もいい香りで、しかも花の香りと実の香りが全然違う系統で、なんなんだあの素晴らしい植物は?! って思いますね。他にそんな植物ある?? あ、梅か? 梅もだな?? 花もいい香り、実もいい香り、しかも花の香りと実の香りの系統が違う。梅も本当になんなんだあの素晴らしい植物。

【2024年5月6日追記】
5月になって柑橘の花が咲いたら公開しようと思ってとっておいた記事。季節が来ました。画像は本日、この記事公開直前に撮影した当番宅のレモンの花。レモンの花もやっぱり「昔のバスクリンの香り」。

当番宅のレモンの花

これは姫ユズの花

姫ユズの花


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