頑張りすぎないように、頑張る って?

毎日が本当にめまぐるしい。
やらなければならないことが山積みなのだ。
子育てと家事とは大変だ。世の中のお母さんたち、主婦の皆さん、本当に本当にお疲れ様です。

朝晩は0度くらいにまで下がるのに、まだ子供たちは半袖半ズボンがいいと言うので、衣替えがままならない。Tシャツ片付けたらダメっていうし、ジャンパーもまだあんまり着ないし・・・というのが私の言い訳。

四人分の衣替えってものすごいエネルギーが必要だ。布団もまだ薄っぺらいのだし、これからの寒さに備えて、少しずつ準備をしなくてはならない。

毎日のごはん作りにお洗濯、掃除にお片づけ。うちは夫が大変協力的であり、大学生の子も手伝ってくれるので、なんとか回っている。

私はヘロヘロになりながら、毎日倒れるように四男に授乳して、そのまま就寝・・・みんなに助けてもらって、ようやく生きている。

四人の子育てと会社経営を両立しているママさんがいたら、真剣に話してみたい。語り合いたい。励まし合いたい、そう思う。そんなコミュニティってあるのかしら。

そんなに頑張らないでいいよ、家事も適当で、時短で、アウトソースして・・・とか、いろいろなことを言われるけれど・・・そうなんだ、肩の力を抜いて、頑張りすぎないことを心がけたいんだけれど、なかなかそうはならない。

オフィスのダンボールが積まれていたら、私が捨てなくちゃって思うし、ゴミが落ちていたら掃除機かけたくなるし、玄関も綺麗にしたいし、、、目をつぶってそのままにしていてもきっと大きな被害はないこともいっぱいあると思うんだけれど、見逃せないこともいっぱいあって、私は時間と自分の体力が許す限り、動いて動いて、ヘロヘロになって疲れ切ってしまう。

もっと体力があればいいのかな、と思うけど、、、そもそも、負担が大きすぎるのかもしれない。頭に入れなくちゃいけないことが多すぎるのかもしれない。そんなに深く考えれているわけではないけれど、四人の子供のこと、家庭のこと、会社のこと、ヤギと羊のこと、そして、今やっているイベントのことなどなどなど・・・。

一つ一つ精査して、やることと、やらないことを決めていかなくちゃいけないのか、もしくは、とにかく今は子供が小さくてやることが多いのはやむをえないから、1日1日過ごしていくために今みたいに精一杯生きればいいのか・・・。

あなたは頑張り屋さんだね、って子供の頃から言われてきた。兄はサボり癖があって、宿題だって出さなくても平気だったし、朝寝坊して遅刻しても焦っている感じがなかった。弟は自分の体力のなさを幼少の頃から認識していたのか、無理するとすぐに唇が腫れて学校を休んでいたし、今だって定期的に仕事を休んで無理しすぎないようにしているらしい。

でも私は、頑張らないことができないんだ、今でも。幸い、体が丈夫だから、無理できちゃえるし、追求したいことがあったらとことん突き詰めたいと思って走り続けられる。それによって、目に見える成果とか結果が出るから嬉しくて、また頑張ろうって思う、そんな繰り返し。

それでここまで来た。だから、頑張ればやれちゃうって知っている。自分を信頼もしている。

けれど、やっぱり体力と気力の限界はあって、それは、年齢を重ねているからか、より限界を感じることが増えてきた。

肩の力を抜いて飄々と、淡々と、やるべきことをやっていたら、ちゃんと形になっている、そんな風に見えるのが、私の夫だ。

失敗も多いし、遅刻もするし、期限のある提出物も遅れるんだけど、夫はなぜだか、小さいそれら失敗は乗り越えて、結果がちゃんとついてくる。目に見える結果が。

だったら、同じ時間を過ごすんだったら、肩の力いれて、さあ、頑張ろう頑張ろう!って前のめりで目つき鋭く突き進んでいるより、ニコニコしながらゆるゆるとやることやって結果出した方が、いいような気もする。

とはいえ、人それぞれの性格なので、こうした方がいいとか、こっちの方が楽だから、とか言えないことはよくわかっている。


長男は頑張り屋さんだ。私に似ている。頑張って努力して成果を出して、そしてそれを糧にまた頑張るタイプ。それは、私がけしかけて、そうなったんじゃなくて、彼本来のタチだと思う。

次男はどちらかというとアーティストタイプ。もともとある能力をそのまま伸ばしていってあげたい。努力より彼の中にすでにある輝くものを素直に出せる環境を整えることが大事なタイプ。

三男は、頑張らないで幸せになれそうな気がする。自分の能力の限界を知っているから、人にすぐに頼るし、人のこともよく見ていて、世話を焼く。場のバランスを整える役割も持っている。

四男は・・・まだ6ヶ月だから謎・・・。

ということで、子供が四人いて、四人とも全く違うから、これは彼らがもともと持っている素質があるということで、後から、「頑張り屋さん」に仕立てたとか「アーティスト」的に育って欲しいと様々なものを与えたとか、ではなく、生まれ持ったものなんだ。

と思うと、私も結局そうで、兄と私と弟が全く違うように、今更変えられないたちを生まれつき持っているだ。

ということで、頑張りすぎないように頑張ろう、と思っても、頑張り屋さんとして生まれた私には無理なことで、これからも、頑張っていくしかない。でも、そろそろ体のことも考慮して、自分の心身と相談しながら進んで行く、そんな必要のあるお年頃になったんだな、って思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?