13回目の結婚記念日

今日は13回目の結婚記念日。

13回目ってなんだかちょっと微妙な数だけれど(笑)、とにかく、結婚して13年。

今思えば、割と私は結婚が早い方で、26歳で婚約して27歳で結婚。

私は高校生くらいの時から「27歳には結婚する」と思い込んでいて、25歳くらいからは周りに豪語していたからか、見事に実現。(実現したこと自体が立派なのではなくて、それからどういう人生を歩むか、というところが大事なので、結婚する年齢は全然大事じゃないって、今になって思うけど)

私は幸い、惚れた腫れたの恋愛で結婚したのではなく、人生の同志みたいな人と結婚したので、まぁ、いろいろあるとはいえ、方向性は同じだし、考え方も似ているので、実生活でぶつかったり、合わなかったりすることはほとんどない。

子供は男の子4人を授かり、これはこれで大変な毎日なんだけど、賑やかで刺激的な日々を共に楽しんでいる(夫がかなり子育てに協力的で、かつ、4人目の産後には家事も積極的に取り組んでくれているから、私は倒れずに生きている)。

こうした毎日の中で、13年ってあっという間だったのか、長い時間なのか、なんとも言えなくて、よくわからない。

未婚や結婚生活がまだ新鮮な女子に「結婚して13年ってどんな感じなんですか?」って聞かれても、「・・・・」

何もはっきり答えられないのが正直な所。実際、どうなんだろうなぁ。

でも、結婚した13年前とは自分も相手も変わり、家族構成も激変していることは確か。一人から二人で生活するようになって、自分以外の人との共同生活から学ぶことだったり、自分が変わらなければならないことだったり、いろいろあった。

それに拍車をかけるように、子供が一人、二人と増えることで、どうしてもそれまで守ってきた自分の範囲みたいなのを打ち破って、ある意味大きくなっていかなければならないことも増えて(人としての器が大きくなるってこういうことかな、って思う瞬間が、子育てしているといっぱい出てくる)今に至る。

はたから見たら、もっとちゃんと考えなさい、とか、もっと自分と向き合ったほうがいい、とか、もっと丁寧に暮らしなさい、などなどご指摘いただくようなことが多いと思うけれど、申し訳ないんだけど、今今の私には無理で、とにかく毎日を生き抜く(とにかく死なない、そして家族にご飯を食べさせる) そのために生きる というような生活になっている。

そう、雑である。雑じゃないと、毎日過ごせないのである。

掃除は毎日できなくても致し方ない。とにかく、小さな育ち盛りの人たちにご飯を作ったり、おっぱいをやったり。最低限の衛生状態を保つための最低限の掃除、整理整頓をすること。そして、(これでも一応、経営者なので)会社がなくならないように、なんとか少しだけでも売り上げを上げるための動き方をすること。

そんなこんなをしていると、あっという間に学校や保育園から子供たちが帰ってきて、夜ご飯を作って食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけして、私も一緒に寝てしまう・・・ごくたまに、こうしてnoteを書くことができて、私、今日、すごいかも・・・なんて自分を励ましたり。

13年前の私は、こんなにも忙しくなくて、子供もいなくて、どうしていたんだろう。それなりにいろんなことをやって忙しくしていたと思うんだけれど、今との比じゃない!!

まぁ、とはいえ、今の私と13年前の私とは全く違って、比べることもできない。同じ私なんだけど、確実にこの13年で私も夫も変わってきていて(成長を遂げていると思いたい)以前の自分を思い出せないほど。

確かなのは、私は今の私と今の生活が完璧ではないとわかっているけれど、今あるあらゆることに感謝ができるし、満足はしている。満たされている。

完璧っていうのが何かは人それぞれ。例えば、窓ガラスが汚れていたり、部屋に埃が浮いていたりして、ため息は出るんだけど、子供たちがきゃっきゃと仲良く遊んでいたり、赤子を上の子たちがあやしているのをみると、すぐ幸せな気分になっちゃう。あぁ、幸せ、満たされているって思える。

外の雑草がボーボーだし、洗車がなかなかできなくて指紋もすごいんだけど、虫とり網を持って子供たちがトンボやバッタを追い回し捕まえては喜んでいるのを見ると、夕日を浴びながら、何て平和なんだ、今日もいい1日だったって、しみじみと思える。

そう、全然完璧じゃないんだ。きっと、いつまでたっても、部屋は完璧にキレイにならないんだけど、それでもいいじゃない。毎日が満たされていて、子供たちが幸せそうで、それを見た私も幸せそうなら。

もうちょっと時間ができたら・・・って思うけど、きっと気がつけばもっと時間があるって思えるようになる。今は、今だけは、カオス中のカオスで生きているんだけど、子育て終わったら寂しいよって言ってくれる先輩ママたちがこんなにもいるんだから、私はそれを信じて、今を生きようって思うんだ。

13回目の結婚記念日は、子供がもうちょっと育って、少し落ち着いているはずだったけど、思いがけず今年5月に4人目を出産したからか、全く落ち着いている気配はない。でも、生まれてくれた4人目ちゃんのおかげに、お兄ちゃんたちの成長ぶりは強調され、それによって助けられている部分も大いにある。

14回目の、来年の結婚記念日に、私は何を思っているんだろう。同じようなことなのかな。それとも・・・。

今日、寝かしつけの後、起きることができて、今の刹那的な気持ちを書き綴ることができてよかった。来年の今日の私はどんなことを思っているのか、比べることができるから。

貴重な時間を持つことができたことに、ありがとう。特に、4男くん。お利口に眠っていてくれてありがとう。君はもう来年の今頃には1歳になっているのだね。来年はみんなで記念日を喜び合おう。


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