エア彼氏を創ってしまった青春時代

私の生まれは関西の田舎。噂話が1日で村中に広まるような面倒なコミュニティーで育った。人と遊ぶよりは一人で何かをするのが好きだったように思う。
そんな私も中学・高校になれば恋の一つや二つ・・・・しなかった。
あの頃、私は何をしていたのだろうか。漫画や部活に夢中だったのだろうか。とにかく恋愛についての思い出は一切ない。
しかし、周りは青春である。「好きな人がどうの」「彼氏がどうの」なんて話をよく聞いた。
その話に入れず、ぼんやりと頷いていたらいつの間にか彼氏がいることになっていた。
期待には応えたいので、約2年ほど彼氏がいるふりをして過ごしたという黒歴史がある。今思えばよくもまああんな嘘八百をストーリー仕立てに披露し続け、しかも切り抜けたなあ。と関心すらする。こういうことがあるので、当時の人と思い出話とかしたくない。さらに言えば、当時の知り合いからすると、私はなかなか早熟な女子という設定になるので勿論自分が処女であることを相談できない状況であった。

しかし、まさにこの黒歴史下で私の恋愛観というのは作られたような気もする。多分やっかみが8割だと思うが、コロコロと好きな人ができただの、パカパカ足を開くような人間にはなりたくない。という気持ち。喪女の誕生である。
それと、封建的な家庭で育ったせいか、時代小説や戦争小説を多く読んでいたせいか、「主従関係」に美徳を感じていた。縁の下の力持ちの如く、人を支えることに強く憧れを抱き、結婚とはその最たるものであるということを信じて疑わなかった。
なので、最愛の主に出会うまでは浮ついた気持ちで恋愛はしないという方向へ行くのである。

わかるであろうか?見事に甘酸っぱい青春を棒に振るのである。
フルスイングである。
ちなみにアルバイトでは小さな居酒屋兼食堂で16歳から大学卒業の22歳まで働いているので料理の腕は人並みであった。しかし、スナック上りの店長(女)と私という従業員数に加え、来る客はパチンコ帰りのオジサンだったのでからかれることはあっても、恋愛はどこにも落ちていなかった。

自分自身も特段と興味を示すことは無く、基本自分の事しか考えていない期間だったと思う。




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kaoriakiyama

日々悶々しております。
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