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トルコ地震の現状報告~ベルガマ

この二月は母が他界して葬儀をしたりと少々ごたごたしておりました。立派な母でした。そして最後まで優秀にピンピンコロリでした。母が私にいつも言っていたのですが「他人に何をいわれても気にしないこと」私もこれを座右の銘にしていきます。亡くなる1週間前に「香織は誰にもできないことをしてるってみんなに話すから」と言ってましたが、どこで話しているんでしょうか。

さて3月は授業がないので、ベルガマの家に滞在します。今重要なのは、ガレノス博物館の為に遺跡の修復をするために建築士が図面を引いています。3回提出する2つ目までできています。普通の家の修復ではないので時間がかかります。近所のジェレンさんも建築学科を卒業して一つの家を担当して図面を引いています。

ジェレンさんが報告してくれました

ベルガマに到着して、普段は管理人アイハン一家に任せているのですが、いろいろ問題点もあるのでその対応をしました。
そして、ベルガマ市の助役セノールさんに会いにいきました。

セノールさんと 社会教育長と 一緒にお話ししました

セノールさんは大変聡明なかたなのです。

①ベルガマからトラック37台の援助物資を運んだそうです。トラック一台28万円の費用がかかるそうですが隙間があれば載せてくれるとのことです。オスマニエ県バフチェ市に運ぶそうです。

②沢山の義援金があるなら一台送料を持って自分たちで調達することもできる。

③また現在ベルガマには289家族、885人が被災地から移住してきています。この家族たちに援助物資を届けることも可能です。

と3つの案を言ってくれました。
でも、必ず自分の目で見ること そして最後まで確認すること これは念を押されました。

そして、管理人アイハンとセノールさんが友人なのですが、アイハンも現地に一緒に行くんだろう?いえ病気なのでいかない、というやり取りで、アイハンの病気のことを知って大変驚き、

アイハンの手術代を日本のパパティア会議の皆で援助したこと、パパティアフェスティバルに参加した石井先生のところにサルペルが招かれ小さな子供までもが義援金をくださったことに市長助役はいたく感動して涙を流しておりました。

なんでも言ってくれ、なんでもするから、とセノールさんは言って握手をしてくれました。

アイハンには少しでも長生きしてもらわないとなのですが、小さなやり取りが少しづつ大きく育っていっているように感じました。

皆様には、地震などの予知できないことがあり、度重なる支援を頂いており本当に申し訳なく思っています。

というわけで、オスマニエ県バフチェ区からハタイを視察することにしました。

募金の方ですが、皆様のお陰であと18万円くらいになりました。
あと少し。頑張りますよ。私は。


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