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【季節のお便り】立冬(二十四節気)

2018年の立冬は11/7から11/21まで

毎年ごとに少々異なりますが、2018年の立冬は11/7となります。今年は北海道の初雪観測が遅れて、例年にない暖かさとか。
東京では日中まだまだ暖かい日々も多く、冬の寒さとは言えないものの、いつの間にか早くなっている夕暮れに、晩秋から初冬へと、音もなく移ろいゆく季節の流れを感じられるようになりました。お近くのご様子はいかがでしょうか。

立冬とは

「冬が立つ」と書いて「立冬(りっとう)」と読みます。冬の始まりを表す暦の言葉です。暦の上では、もう冬が訪れています。

月日が過ぎるのはあっという間、今年の残り少なくなった日々も大事に過ごしたいですね。

立冬の内にある七十二候

山茶始開(つばきはじめてひらく)11/7-11/11頃
「つばき」と読みますが、ここでは漢字と同じく山茶花(さざんか)の花のことを意味しています。確かに椿と山茶花は似ているところがありますね。
地始凍(ちはじめてこおる)11/12-16頃
次第に深まり冬の寒さに、地面が冷たく凍り始める様子を表しています。地域によりますが、霜柱などが見え始める頃でもあります。
金盞香(きんせんかさく)11/17-11/21頃
読みは「きんせんか」とは言いながら、実は水仙の花のことを指しています。先ほどの山茶花もそうですが、中国から日本に伝わる際に、似た特徴を持つ別のものと訳されているものが多いようです。

そういえば以前、某家旧蔵の名香・蘭奢待を見せて頂いたことがあるのですが、その箱の蓋にも、水仙の花が書かれていました。芳しく気品のある花で、洋の東西を問わず人気がある素敵な花です。

晩秋の紅葉を惜しみつつ、芳しき冬の花々も楽しみに。

それではまた次回。
今日も良い一日になりますように。


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