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大好きなおうちへ

今の住まいに越してきてから4月で2年が経った。
初めて内見に来たのは、確か2月3日の節分の日。
事前に間取りの情報しかなく、部屋の様子や光の入り方もわからなくて、ドキドキしながら玄関を開けたのを今もはっきりと覚えてる。

建物自体は私と同世代だけど、内装はフルリノベーションされていて、ピカピカの新築のような部屋に、私と夫は顔を見合わせてて、絶対ここにしよう!と決めたのだった。

初めて一緒に住む家にしては、ほんのちょっとだけ贅沢だったかもしれない。
だけど、今や家は寝るだけの場所ではなく、多くの時間を過ごす職場であり、友達や家族を招くゲストハウスであり、大切な夫婦の生活の場所。

だから、ちょっと贅沢だって、この家に住んで本当によかったと、心から思っている。

引越してすぐの頃は毎日のように、「良いお家だねぇ」と口を揃えて言ってたっけ。
今も時々、思い出したようにどちらかが呟く。

大好きな部屋。大好きな家。大好きな街。
この街で2年ちょっと暮らせたことが、私の人生にたくさんの刺激と出会いと彩りを与えてくれた。

そしてこの部屋で生まれた数々の思い出。
一緒に作ったご飯を食べてお酒を飲む。
少しずつ増やした観葉植物を愛でて、大切にお世話をする。
たくさん友達を呼んでホームパーティーもやった。
ベランダにキャンプ用の椅子を出して、ワインを飲んだりもした。

この家の周りにはたくさんの木々や草花があって、四季折々楽しませてくれた。
そんな、穏やで美しい日々を心に刻んで、次の居場所へ。

新居への引越しまであと1ヶ月。楽しみで、ちょっとブルーな今日この頃。

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