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2023年8月27日(日)SARAYA presents ラジオで生対バン 日曜日よりの使者たち 2023 Summer~2年ぶりの復活祭 ヒグチアイvsたかはしほのか リーガルリリー

仕事でパーティーや宴席でのアテンドをすることがあるのですが、主役クラスの体調不良、やむを得ない急用などで欠席の時に頭が痛いのが代役問題。あるとき代役をお願いした相手に、凄く印象に残ったこと言われたのです。

「代役なら行きたくない」

今回の番組の判断に触れたときに、これ言われたの思い出しました。英断かと思います。以来、わたしも極力代役という考えを捨てました。そのほうがうまくいってる気がします。代役というワード自体がネガティヴな印象を伴ってしまう気もしますけれども。ほのかさん、くれぐれもお大事に。再会を楽しみにしております。

ココロジェリーフィッシュ

聴いたばかりの能楽堂ココロジェリーフィッシュ。歌詞がしっかり届く歌い方に浸っていると終盤の盛り上がりにやられました

きみのもとへ。

もういちど。


「へ」が最高でした。痺れる「へ」をありがとうございます(聴いた人は分かるはず)やっぱりココロジェリーフィッシュはここですよね。ごちそうさまでした。

MC
しっとりしたスタートから一転、ケラケラと元気よく「めちゃくちゃ久しぶり」を二回繰り返す。そして四年前に思いを馳せつつ、しっとりとしたトークに移行...と思いきや、リスナーに「一回ここで歌ってみてほしい」とまたケラケラと楽しそうに。緊張感を緩和させたい気持ちはよく伝わります。でも緊張してるばかりではない感じ。

今回のヒグチアイさん。
元気です。
楽しそうです。

恋の色

三部作の一作目。このあとの自販機の恋でもそうですけど、恋愛って凄いですね。だって色々もらえるらしいじゃないですか。この歌では透明な私に名前をくれたし、自販機の恋では変わり映えの無い日々に選択肢をくれたし。

自分は何かをあげたか?もしくはもらったのか?どちらもありそうだけど、こんな素敵なものじゃないような気がしていて。
あ、うちのオヤジが「我が家に嫁が来た!」と喜んじゃって、免許費用全額出してもらっていました。妻はそのおかげで今でも身分証明には苦労していないご様子(なお、超絶ペーパードライバー)です。
以上、運転しない私に身分証明書をくれたの。というお話でした。

ラジオ体操

個人の感想として、この歌の好きなところって何かって言うと、継続性のある努力と言うか、粘り強さが伝わってくるからなのです。努力とか根性って期間限定だと結構出力可能だったりしますけど、結果がいつ出るか分からない中で、今日を生きることが明日につながる生き方をしていくのは凄く教科書的な、何なら聖書にでも記されているようなお手本みたいな考え方ですけど。

実際やるの辛いんだって…いや、マジで。

だから。

よくがんばりましたハンコもらえるわけです。生きただけでもらえると歌ってはいるけど、これはただボーっと生きてるだけでは出てくる歌詞ではないですよね。期間が区切られていない人生の歌を、期間が有限である夏休みのラジオ体操のハンコを用いて聴かせてくれるのも素敵。

MC
ラジオを通しての届け方の話。一通り話した後「そんなことを考えながら歌っていました」と。弾きながら歌って考え事までしてるの??驚き。

おばあちゃんの話。自分の写真を見て思った笑顔の話。おばさんの話。ポケットの中で鍵を握りしめてるという、冷たい鍵の感触が伝わってくる話。でもそれ以上に耳がダンボになったのは、サラッと言った「おばさんと話したことがきっかけでこの曲をつくった」

そうなんだ…

悲しい歌がある理由

ただでさえ聴くと作業の手が止まってしまう歌だったのに、鍵握りしめてるエピソードと共にリアリティが乗っかってきて、これは大変な歌になりましたよ。おばさん世代だと昭和の高度成長期で、色々厳しい時代だったろうし、どんな話を聞いてこの歌が完成したのか。この歌を聴いたおばさんの感想は?とか。許される範囲で一度お話聞いてみたいなぁ、なんて。

この退屈な日々を

ライブで聴いたのに加齢のせいで全く思い出せなかった歌。三部作の三作目。こちらもタイアップです。ご活躍嬉しいですね。
今回のラジオで神曲度が増した「悲しい歌がある理由」は、タイトルで内容を想像しやすい(正解不正解は抜きにして)曲名ですが、恋愛の歌かどうかも想像しにくいタイトル。こういう変幻自在さですよ。

MC
「歌っていて楽しくなってきた」
やっぱり今回のヒグチアイさん。
元気です。
楽しそうです。

カバー曲に関しての立ち位置のお話。そしてリーガルリリーの歌をうたって下さるって!嬉しいね。
「なんと、ピアノでやりますね」
聴いた方は思いませんでした?この「ね」のイントネーションが最高で。やると思わなかったでしょ?って、小悪魔的な表情が目に浮かんできて、ヒグチ民としては最高に良かった。らしいよなぁ。

リッケンバッカー(リーガルリリーcover)

ここで一度原曲を聴こうと思いYouTubeへ移動。先にリーガルリリーさんのリッケンバッカーを聴いて違いを楽しもうかなと。ふむふむ。素敵な曲。しかも再生回数やばいな。でもこれヒグチアイがロックンロールとか歌うの?楽しみ。

で、ヒグチアイのリッケンバッカー。拝聴。

はい。かっこいい。

歌う前にチラっと語っていらっしゃいますが、そんなにカバーしない系SSWなのはよく存じ上げております。なので贅沢は言いませんが、年一、いや四季+梅雨で年五くらいカバー聴かせて頂けたら嬉しいなと。深夜高速最高だもんなぁ。

そして「ほのかちゃんと一緒にやろうと思っていた曲」

ばらの花(くるりcover)

代役なしは英断だと思いますし、各方面色々思いを巡らすと一番正解と思います。でも欠席者本人はなかなか辛いですよね。そんなほのかさんの気持ちもこの歌で少し救われていることを祈ります。ヒグチは一人でも大丈夫だったでしょ?安心してください。

川崎のあの日を思い出しました。


あの日、ほのかさんは「明確に始めた瞬間が無いから、やめる瞬間も無い」ような話をしていた気がします(意味合い違ったらごめんなさい)これからもたくさん歌ってくれるでしょうから、いつかまたヒグチアイとパフォーマンス見せてください。楽しみにしています。

MC
わがまま言ってもう一曲だけやれることになりましたーケラケラ

楽しそうなヒグチさんがもう一曲歌ってくれるそうです。アフタートークで鈴木さんが語っていましたが、ホントに突然だったそうで、現場では私たちのように(ヒグチらしいなぁ)では済まなかったようです。歌わせてくれてありがとう。おかげで大好きな歌を聴けました

mmm

にっくきコロナ禍。でも、ヒグチはお前に負けずにこんな歌を作ったぜ。ざまーみろ。もういちいち感染者数気にしてないから。だから感染者はずっと200人で歌うし。もう構ってやらないからこっち見んなよ。

と言いたい。

そんなわけで色々な思いのこもったmmmであろうことは想像できます。だからこその急遽だったのでしょう。らららで聴けるmmmはやっぱり良いです。そして最後に

「出会えるのを待ってます」

で結んだラジオで生対バン。最近聴いたヒグチアイ登場ラジオ番組の中で、間違いなく一番になったなぁ。最高でした。最初から緊張感は伝わってきましたが、最初から楽しそうだったし、終盤はそこから更に緊張感も良い感じでこなれてきて、嚙み合った感がありました。

まとめるとヒグチアイさん。
元気でした。
楽しそうでした。

アフタートークがまた良かったですね。楽しい話を色々ありがとうございました。やっぱり鈴木さんの思い入れの強さは共感しかなくて、一言一言がスッと入ってきます。合流したヒグチアイとのトークも良きで、たくさん笑いました。

最後に予定外のmmmを歌ったヒグチアイに対する、パーソナリティの武田さんの一言が秀逸だったので、それを御紹介してわたくしの拙い番組レポをの結びとさせて頂きます。

「心の太さ、ここにあり」

太いよね。

香るエース。




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