■♯（シャープ）と♭（フラット）のつく順番

🔴♯のつく順番は「F・C・G・D・A・E・B」（「ファドソレラミシ」）
🔵♭のつく順番は「B・E・A・D・G・C・F」（「シミラレソドファ」）

綺麗に真逆なのです ！！

♯は「完全5度上」 ♭は「完全5度下」 の並びになっています。
「完全5度」（ドとソの幅、半音7個）って、音楽ではとても大切な幅なのです。

■長音階や短音階には「CDEFGAB」が1音ずつ入る

「Key=E♭ってありますよね。
あれをKey=D♯って呼ばないのは何故ですか？」
というような、「異名同音」に関する質問を頂くことがあります。

長音階や短音階には、
「C,D,E,F,G,A,Bが必ず1音ずつ入る」と考えると分かりやすいです。
下のイラストの場合、黒鍵を＃系で解釈すると、「EとBがない！」となってしまうのですね！

実は「D♯」を主音とした場合も、
D#、E#、Fx、G#、A#、B#、Cx、D#
（x＝ダブル#）
とすれば、C,D,E,F,G,A,Bが1音ずつ入ります。(♯9つ)

ただ一般的にKey=E♭で示されます。

■白鍵（幹音）が♯や♭で表されるのってどんなとき？

黒鍵は5種類しかないので、
♯や♭が6つの調では、白鍵が1箇所＃や♭で表されることになります。

🔴Key=F#は、F#、G#、A#、B、C#、D#、E#
となり、「E#」が出てきます。

同じように、異名同音調の

🔴Key=G♭は、G♭、A♭、B♭、C♭、D♭、E♭、F
となり、「C♭」が出てきます。

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