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事前知識ゼロの審神者が刀ミュの壽を見た話。

!!Attention!!

①この審神者は普段、前田藤四郎、平野藤四郎、日向正宗と御手杵を推しています。
②タイトルの通り、刀ミュと2.5次元の知識はほぼゼロです。
③ド素人の感想なので、広い心で御覧ください。


人生で初めて刀ミュというものを見た話。

なんとなしに見ていた映画館の上映スケジュールで壽の4DX上映を見つけた。

最初の感想は単純明快。
え?ミュージカルに4DX上映なんてあるの????である。

ちなみにこの審神者、別の世界線でマスターも兼任している。
最後に見た4DXは何を隠そう、F◯te/ ◯tay Night ◯eaven’s Feelの3章。
鑑賞後、体から生えた剣で何度も刺され、愉悦に殴られ続けた背中が大変軋んだのは記憶に新しい。

俄然興味が湧いた。
ミュージカルの4DXはどのくらい動くんだろう?と。

HPを見て、出演する刀剣男士の中に日向正宗くんを見つけた。
彼は最近パライソ?という舞台で、いつ見ても原作そのまま!と評判になっていたのを見たのを思い出した。

…見たい。

だがしかしこの審神者、刀ミュの知識がない。
何なら某電気街の某ショップで公式グッズを見かけるくらいである。

Twitterで先輩審神者の皆様に聞いたところ、事前知識がなくてもとりあえず行けるらしいことを聞いた。

…よし。
これは行ける、というよくわからない確信のまま席を予約した。


そして当日。
ペンラ片手に着席した審神者は、そこで新世界を見た。

刀剣男士が刀ブンブンして踊るのかな!という鑑賞前の(愚かとしか言いようがない)想像は開始早々ぶち壊されたのである。
前半が戦装束を着て今まで5周年のダイジェスト、後半が燕尾服を着た歌謡ショーだった、と、思う。
(衝撃すぎて色々うろ覚え)

残念ながら上演された曲名が全くわからないので、記憶に強烈に残った刀剣男士の印象を書いていく。

三日月宗近
演技力の高さに驚き。
声は若いままなのに、話し方、間のとり方が腹に一物抱えた老人のそれそのもの。
存在感がやばい。あれだけ広い舞台に一人で立っていても見劣りしないって怖い。
化け物か?いや天下五剣でしたね。

加州清光
視線でここまで演技する人初めて見たよ!!!
どのタイミングでどういう視線の持って行き方すれば自分がよりよく見えるのか、感情が出るのか、人の目を引くのか、本当に理解していらっしゃる。怖い。
化け物か?いや川の下の子でしたね。

ローテンションで一気に喋る、でも愛して?って言わずに俺かわいいでしょ?って自信満々に言ってくるあたりきっと彼は本丸の初期刀なんだろうなと勝手に思っている。
余談だけれど、歌謡ショーの途中、初期刀組の挨拶で「このあとに明るい未来がくること、俺たちは知ってるから!」って言われた時不覚にも泣いてしまった。
そうだね、君たちは2205年の存在だもんね。この時代がどうなったかを知ってるんだよね。言える限りの言葉で励ましてくれてありがとう。

和泉守兼定
大声の出し方が完全にヤーさんのそれだと思った。(ごめんなさい)
歌謡ショーではたくさんの曲でセンターにいらっしゃったので、ミュでも活躍するポジションなのかなぁ。

陸奥守吉行
かわいい!とにかくかわいい!!
安定に大好きじゃ!っていうシーンも、初期刀組のご挨拶で、主がよお頑張っちょるのも知っとる!って言うシーンも、大変笑顔が眩しくて可愛くてとってもむっちゃんだった。
だがしかし拳銃で撃ち抜かれた時はハチャメチャにかっこよかったのでメーターが乱気流。

長曽祢虎徹
とんでもない体感おばけを見た。
歌謡ショーで燕尾服来たままハイジャンプとクイックステップ決めたくせに一切揺らがない姿勢とずれない足元を見た瞬間口から情けない声が転げ落ちた。
彼が踊りだすと安定感半端なくてついつい目で追ってしまった。

鶴丸国永
歌唱力おばけその1。
よく通る声と落とし穴掘るタイプの鶴丸の演技がお上手で、なるほど、口を開くと華があるなぁなんて思っていたら強烈なストレート食らった気分。
セリフ→歌いだしの流れがとても上手い。歌声に一本軸があって全くブレない。
横隔膜から出している声だから、ちゃんと歌うための声が出せる人だった。
化け物か?いや五条の傑作でしたね。


蜻蛉切
歌唱力おばけその2。
蜻蛉切のキャストさんがハイレベルだという噂を聞いた覚えはあったものの完全に予想外だった。
歌がお上手なんてレベルじゃない。才能。天才。努力もあるだろうけどセンスがすごい。
オペラ、ポップス、ミュージカル、舞台(セリフ)のそれぞれをハイレベルで習得していて、かつそれを正確に瞬時に使い分けられる人。こんな芸当できる人見たことない。
歌声の使い分けに気づいた瞬間、開いた口から魂飛んでくかと思った。
化け物か?いや三名槍でしたね。

御手杵
推しがかわいい。ふわふわしてる。と思ったらサスペンダー見せつけながら流し目してくるフリで色気ヤバすぎて鼻血出すかと思った。
篭手切江のれっすんから逃げようとするシーン、あのでかい図体で柱に擬態したつもりになってるのを見て、御手杵だわぁ…って納得した。
トークと歌のギャップがやばかった。


日向正宗
一番のお目当ての推し。たくさん見れるといいなー、なんて思いながら待ってたら最初の注意事項から出てきてくれて座席から転がり落ちそうになった。
画面からそのまま出てきたんか??って思うくらいビジュアルが原作そのまま。いつ抜かれても作画が枢やな先生の絵のまま。完成度高すぎない??
お顔クシャってして笑うのも、どうにかして梅干しで大倶利伽羅と交流したいのもとても可愛かった。そしてよく走ってよく飛ぶ。ジャンプのたびに七分丈から見える御足が眩しかった。とにかくかわいい。


総合して、思った以上に楽しかったし、完成度が高くてびっくりした。
知識なしで行ったので曲がわからなかったのが残念…。
音源が公式であるなら見てみようかと思っている所存。
今回は膝丸さんの千秋楽だったとのことなので、村正さんの方を見に行こうか悩み中。

良き体験をありがとう。
思わぬ良き出会いでした。


余談ながら、4DXは思った以上には揺れなかったので安心した。
某最終章を乗り越えた際とのあまりの違いに、驚いたのが今日のハイライトかもしれない。
夢が叶った少年よ、君はちょっと殴られすぎなのかもしれないね…。


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