10/01-07


10/01(日) 地球に似た未知の惑星、太陽系外縁部に存在か

太陽系に新たな星が加わるかも!見つけたかも!っていう記事を読みました。ちょっと地球に似ている星らしい。

…というのは実はタイトル詐欺のようなもので、よくよく記事を読んでみると「太陽系の外側にはいっぱい天体がある!そんでそいつらは変な軌道をしていてよくわかんないけど、もしもそのなかに地球っぽい星があると仮定したら納得可能!」っていう話でした。

この話の記事タイトルが、今日の日記のタイトルだったのです。これ、けっこうひどいうそですね。
さらにいえば「地球に似た」の部分もうそに近くて「質量が近い…かも!」ってだけの話でした。「わたし、浜辺美波とおなじ体重みたいなんだよね」とよぼよぼのばあさんが自称してくる感じ。

いま、太陽系にある星は8つです。冥王星が太陽系をクビにされたので。
知らないひともいるかもしれないので補足しておくと、冥王星がクビにされたのは「おまえ、ちいさすぎ」って理由です。たぬかな的な感覚でクビにされました。

もしもの話で挙げられていた地球に似た未知の惑星ですが、太陽系の一部に加入するとした場合、公転周期は1万4000年くらいらしい。ちなみに、クビにされた冥王星で250年弱。これ、さすがに元メンバーとして冥王星も怒るでしょう。

あと、今回このてきとうな記事を読んでいて、地球に宇宙人が来ていない根拠らしきものを思いつきました。
その話をすると長くなるのでまた今度にしますが、結論だけ書いておくと「ちょっといろいろめんどくさいから」ということです。


10/02(月) いちばん意外だったのは島根の出生率が高いこと

朝起きたら左肩の調子が悪くて、痛いような重いような感覚に襲われています。おそらく寝違えたんだと思いますが(なにせ寝る前は万事快調だったので)、寝違えって同情してもらえないです(なにせ自分の寝相が原因なので)。

まわりからの同情票が3なのに、苦しみは90はあると思います。このエビデンスからわかるとおり、87もの差があるのです。
逆に同情票が多いわりに苦しみが少ないのは花粉症ですね。ぼくはなったことないですけど、ズルズルズルズルヘックションと選挙カーを通り越して街宣車かのように轟音をかき鳴らし、票集めに必死すぎる。

もちろんぼくが花粉症になった際は、このギャップ指数は200を計測する可能性はあります。立場が変われば、その立場に見合った思考を採用するのはしかたのないことなので「なんて身勝手なんだ」と怒らずに「そういうものなんだ」と納得してもらうしかありません。

ダンボール授乳室の件も、結果的にどうなるのかわかりませんが(たぶんみんなすぐに忘れてしまうと思いますが)、おたがいの立場になって考えるという基本的な作業をすべきです。

怒っている女性たちは、まず寄付してくれた団体の気持ちを想像すべきですね。
ぼくが授乳室を寄付した側をシミュレーションすると、おそらく寄付前はわくわくしていたはずです。
「たしかに鍵もないしダンボールだけど、でもまぁこんなのあって困ることないんだし、慈善活動だし、これは褒められるぞ!ノブレスノブレス、オブリージュオブリージュの大喝采だ!」と。

にもかかわらず、蓋を開けてみれば常軌を逸したバッシングが。これは寄付したぼくとしても「こ、こんなはずでは…」とがっくりくるでしょう。
あと「もし自治体から返却されたらどうしよう」と震えることにもなると思います。いくら寄付をするほど大富豪のぼくとはいえ、ダンボール授乳室を置く場所なんて家にありませんから「燃やそう…すべてを燃やそう、ダンボールも自分も…」となるやもしれません。

そして、怒ってる女性たちに怒ってる男性たちも、怒ってる女性の立場になることです。
またしてもぼくがシミュレーションし授乳中の女性になりきりますが、まず「簡易的でいいんだから鍵くらいはつけりゃいいだろう」とは思います。そこに関しては、そんなにコストがかかるわけでもないでしょうし、鍵さえないと聞かされれば、こっちも「ノブレスノブレス!」とは口にできないですし、オブリージュまで叫ぶなんてもってのほかです。

それと、当の女性たちは悪手だと考えて言わないのか、なんとも思ってないのかわからないですが、授乳中の女性であるぼくとしてはダンボールってのがやっぱりいやですね。「ダンボールのなかでメシ食わせろって、わしゃゴキブリかい!」って言ってしまいますね。ほかに方法がなければ使うかもですけど、積極的に使おうとは思わないかも。

強化ダンボールとはいえ、そもそもダンボールと言ってしまったのがよくないです。やっぱかっこ悪いでしょう、ダンボールって名前が。

こういうとバカみたいですが、授乳する女性のぼくの考えとしては、ひとは論理や合理性だけで生きているわけではなく直感的で抽象的なイメージで決定することも多い。
iPhoneより高性能で値段も安いスマートフォンがあっても、デザインが悪かったり知らないメーカーだったりすればiPhone以上に売れることなんてないのです。アップルと書いていなければ覇権は握れません。

ノブレスオブリージュがもてはやされるのも圧倒的な名前のかっこよさが理由なわけですから、ダンボールではなくダンレスボーリュージュにすべき。
それなら授乳中の女性であるぼくも反発心より先に「???」と思うことでしょうし、それがダンボールの別名と知った時は、その浅はかな隠蔽工作に怒りも倍増するでしょう。だから、この方法は絶対にやらないようにしてください。

このようにシミュレーションは大切なのです。
こうすることによって、まぁなにが解決するのかはわからないですけど、とにかく大切なんだということがわかれば、ぼくとしてはそれに勝る喜びはありません。


10/03(火) ユニコーン大谷

大谷がメジャーでホームラン王になりました。引きました。

はるか遠い過去のように思えますが、松井が30本くらい打った時は「すごいなぁ」と思いつつ、その反面「日本最高の長距離打者でもこのくらいか」という、黄色人種の肉体的限界を感じる部分もありました。

しかし大谷。アメリカでは、空想上の生き物に近いということでユニコーンと呼ばれているらしい。人種などというちっぽけなカテゴライズではホームラン王にはなれないということです。

さすがにぼくも今回だけは「自分が大谷だったら…」という妄想をしてしまいました。子どもの頃、寝つく時に「自分が前田智徳(広島)だったら…」という妄想をしながら眠りについていた時期がありましたが、まさかそれから30年近く経ってもそんなことを考える自分に引きました。海の向こうで「引かれているのは自分だけではないんだ」と大谷も安心していることでしょう。

大谷はストイックだそうです。そりゃそうだって話ですけども、レベルがちがうらしい。外食しないとか。
「俺だって外食なんてしないよ、自炊だよ」という方もいるでしょうが、それはあなたが貧乏だからです。大谷は、炒めたもやしに焼き肉のたれをからめて「焼き肉の味だから焼き肉食ってるのとおなじじゃん!」と言いながら白米をかっこんだりしないのです。

でも、話を聞いていると「自分が大谷だったら…」という妄想は捗らないんですよね。ちょっとリアルがなさすぎるというか。30分くらいなら大谷の生活に合わせられるかもしれないです。でもそれ以上はむりですね。

大谷って本当に存在するんですかね。考えているうちに怪しく思えてきました。


10/04(水) ホタテが安くなるわけではないらしい

国が「年間でホタテをひとり5個食え」って命令していました、民に。特攻を命令していた時代から思えば隔世の感がある。

どうだろうなぁと考えましたが、年間だと食ってるかな?ホタテ5個くらいは居酒屋なんかでねって感じです。でも居酒屋にいる時のぼくって酔っ払ってるんですよね、だからよくわかんない。ホタテと思い込んでるだけで消しゴム食わされてるかもしんないし。

というか農林水産省が言ってるのって、もしかして天然のホタテを5個食えってことなんでしょうか。それならぜんぜん5個なんて食ってないかも。
さっきの消しゴムは冗談ですが(おそらく大爆笑が止まらずにこの文章もまともに読めていないと思いますが)、養殖と天然のちがいは本当にわからないです。「これは天然物です!」と言われれば「これは天然物なんだ!」と思うだけで、舌ではなく耳で判断しているに過ぎません。

そうはいっても、並べて食べ比べればわかると思います。どちらが養殖で天然かはわからないでしょうし、どちらがうまいかもわからないでしょうが、味のちがいはわかるはずです。「ちがう」ということだけはわかるが、それ以外はわからない。でも、そういうのってわかる必要ないですからね。

最初に特攻の命令がどうとか言いましたが、勝つとか負けるとか意味とか意義とかを考える必要はなく「この行為はちがう」ということだけがわかれば充分でしょう。なんでもかんでもわからなければならないとなると、たいへんですし、わかったところでそれが正しいとは限らないので。


10/05(木) 茶番って言葉、矢沢以来

ジャニーズの記者会見はテレビショーのようでした。
会場や時間制限や一社一問というジャニーズ側が定めたルールといい、騒ぐ記者にしろ、それへの拍手にしろ、実話ナックルズへの笑い声にしろ、演技じみた井ノ原の注意にしろ、すべてが生放送番組かのよう。記者たち、いいともの客かと思いました。ややこしい記者のNGリストが準備されていたのも、記者会見というより番組制作のノウハウに近い。
いずれにしろ、バカvsバカって感じ。

結果的にジャニーズ側が望んでいた効果をあげたのかは微妙ですが、少なくともあの場に限ってはブン屋たちの負けですね。ジャニーズ側の作戦も浅はかですが「この程度で御することができるだろう」と思われており、事実、御すことができてしまったのです。

「ジャニーズ側のルール設定が卑劣なのだ」という文句はわかりますが、しょせんは負け犬の遠吠えです。無為無策で相手の土俵に立って負けたあとに吠えたところでなさけなさが際立つだけでしょう。

「質問は一社一問」というルールの破り方ですが、ぼくが記者ならジャニーズ寄りの芸能記者とおなじ格好をします。
駒井千佳子の扮装をするのはプライド的に厳しいものがありますが、これにより司会から「えー、ではマスクでグレーのジャケットを着て品のない顔つきの方」などと指名された時に、駒井を差し置いて「どうも駒井です!」と名乗りあげることが可能になります。
司会やシン駒井に割って入られる可能性はありますが、NGリストの存在を隠している以上「なぜニセ駒井の私が質問するのはダメなのか」という理屈には反論不可能です。
無理やり質問を封じられてシン駒井に振り直されたところで、まわりの記者や視聴者たちからは「なぜニセ駒井はダメなんだ?」という疑問を惹起させることができます。

そもそもジャーナリズムの彼ら彼女らは横のつながりが弱いのです。しっかりと根回しさえ行っていれば、あんな浅はかなショービズ作戦はかんたんに突破できます。記者たちがあの場に座れるのは単に会社の名刺があるからであり、一人ひとりは無能なのだ、ということを自覚すべきです。協力すべき。

質問は挙手制でした。こんなのは、あらかじめジャニーズ寄りの記者たちに手を挙げさせなければよい。
現金や権力で丸め込めるなら話は早いですが、それは逆に自らの弱点を作り出すことにもなるので、挙手する段になればジャニーズ寄りの記者の足元に小銭でも転がせばいいのです。
手を挙げないか、少なくとも一手か二手は遅れるので、ここでまたしても「なぜ早くに手を挙げたひとを指名しないんだ?」という疑いが生まれます。ひとつの疑問なら偶然で片づけられても、ふたつみっつと重なれば必然性が見出されます。

騒いで無理やり質問をしようとするだけでは、むしろその醜悪さが前面に出てしまいジャニーズ側を利することになります。ジャニーズ側の言質をとろうとするのもいいですが、ルール設定が向こうに有利なように作られている以上は限界がある。そうなると、世論を味方につける方向へ全振りするほうがよい。

会場の使用時間も、終わると同時に記者たちが新たに契約して延長させればいい。ディオを倒した時の承太郎とおなじやり方です。「演者たちのスケジュールの都合」などと逃げられるかもしれませんが、むしろそれこそ事前に言質を取ればいい。まさか時間が終わると同時に時間が始まるとは思ってもいないでしょうから、言質は取りやすいはずです。

なんにせよ記者たちは徒手空拳で立ち向かいすぎです。ジャニーズ側も知恵がまわるタイプではないのですから、もうちょっと頭を使うべき。勝つことは偶然ではないのです。


10/06(金) 岡田が通ってた学校は見に行ったことがある

ぼくにはぜんぜん関係ないことなんですけど、こないだ内定式がありまして、来年から会社に侵入してくる新たな人間たちと遭遇しました。

とはいえ、ぼくは内定式になんて出ていないので(ああいうのは社内でもひまなひとが出るものです)、緊張感をかもし出している新人団体とすれ違っただけなんですけど、ぼくはぼくで疲れた感じを出さないように気を張ってしまいました。

やっぱこう、疲れてる雰囲気を見せてしまうと来年から働くことになる新たな人間たちも不安になります。
実際は内定式の前日はお休みだったので仕事に疲れていたわけではなく、なんとなく疲れているだけなのですが、でもまぁ新たな人間たちは「過労で疲れているんだ!」と思うでしょう。理由なき疲れ、ってものがあること知らないんですよね、新たな人間たちは。

なぜ知らないかといえば、新たな人間たちの疲れは理由ある疲れが100%だからです。
環境が変わるのでしかたないですが、単純に年齢だけで考えても、これまで新たな人間たちはせいぜい前後5歳差くらいのコミュニティで完結していたのに、会社に入ったら20〜30歳差を相手にすることになります。それも後のほうに20〜30歳差です。
学生の時にそのくらいの歳の差があるのは親か先生、しかも親とも先生とも種類の異なるコミュニケーションが求められるので、さぞ疲れることだろうと思います。

そのくらいの歳の差になると、異文化で異文明の者たちに近い。たいへんです。会社とは逆に、前のほうに20〜30歳差ができることもある。子どもです。子どもとのコミュニケーションも、それまで学んできたコミュニケーションスキルがまったく通用しない、そもそも言葉さえまともに通じないのだから、これもたいへんになのです。

なんで急にこんな話をしだしたのか。岡田准一のことを考えていたからです。
岡田は、ぼくと地元がおなじです。ぼくが中学生の頃には、つとに岡田のうわさが聞こえてきていました。
しかし、岡田とぼくは5歳差もあるのです。中学生のコミュニティは前後2歳差までなので、これはもうなにひとつとしてつながりはないし関係もないし、じゃあ中学の頃に岡田の話で盛り上がっていたあいつらはなんなのか。あいつらもめっちゃくちゃな他人なのに。

いまなら、5歳差程度なら余裕で話せるかなと思いつつも、実際は「あ…い、いろいろたいへんすね…へへ…」くらいのもんでしょう。
このように、ある程度の社会人経験を積んでもこんな感じになるんですから、新たな人間たちが緊張感をかもし出すのもしかたないことです。わかります。


10/07(土) ヌシ殺し

週に1回くらいのペースでサウナに行くんですけど、こないだ「女のサウナにはオリジナルのルールができている」といううわさを聞きました。

なんでも「最初に入った時と出る時にはあいさつ」とか「常連お気に入りの場所には座らない」とか、あとはそのサウナのヌシっぽいひとが作るローカルルールがあったりするらしい。こわいですね。

推測ですが、おそらく郊外〜田舎のサウナだと思います。都市部だと不特定多数になるので、ひとによるルールより場のルールが優先されるはずですから、前者が権力を持つということは地域密着型のせまいコミュニティでのサウナでしょう。ヌシって田舎にしかいないですからね、釣りキチ三平も田舎でしか釣りしてなかったでしょう。

女性コミュニティでのこの手のマイルールは、ちょこちょこ聞きます。ジャニーズのオタクたちとか、SNSのママ友コミュニティとか、思い返せば小中学でも彼女たちはよくわからないルールに則っていたような気がしないでもない。キラキラするペンが流行ってた時に、ある女子グループがみんなおなじメーカーで揃えていたとか、なんかあった気がします。それならもう図工で使うニスでも塗ってりゃいいんじゃないの?という声もあったとかなかったとかです。

こういうの「バカバカしい」の一言で済ませてもいいんですが(サウナにいたっては全裸ですからバカっぽさはさらにアップします)、長いものには巻かれろ、ともいいますし、従う理由はなくても従ったほうが合理的という場合はあると思います。

しかし、ふらっと入ったサウナでヌシからあらぬ攻撃を受け、反撃をしたい気持ちの女性もいるでしょう。
はっきりいいまして、仮にサウナでの序列があるとすれば、長く入れる者が強者です。ただ、これは男だけかもしれないし、反撃への気持ちがたかぶるあまり倒れる危険性もあります。

だからといって言葉による反論は、数の暴力により制圧されるかもしれません。なら、どうすればよいか。
これはサウナに限らずオリジナルルールに限らず、けっこう使える技…いや、奥義と形容しても過言ではないのですが、ぼくが授けましょう。いじめられてる女のひたたちがかわいそうなので、特別に免許皆伝です。

強制されるルールが機能し、反論する言葉が機能しないのなら、言葉が通じなければいいのです。入った時にあいさつをしろというのなら、あいさつしてやればよい。中国語で。

まぁどの国の言葉かは各々に任せますし、オリジナルの外国語でもいいですが、やはりなんだかんだいって地方は排他的です。
その排他性がローカルルールにつながるわけですが、それは不安の裏返しでもある。言葉さえ通じない、まったき他者への不安を感じるからこそ排他的になるのです。

いざとなれば外国語で怒ってもいいです。おそらくヌシ的な感性の持ち主はびびりますし、まわりの稚魚たちが味方をしようにも怯むはずです。ていうか言葉が通じない以上、味方もなにもできません。

サウナの前には、ガチの中華屋やネパール人がやってるカレー屋でごはんを食べましょう。話はそれから。


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