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井浦新の香りと山をめぐる冒険 ~サイドストーリー ナリン編~


こんにちは、スターティス編集部です。
俳優であり、サスティナブル・コスメブランド〈Kruhi〉のファウンダーでもある井浦新さん。ナリンのハーブオイル33+7を長年ご愛用いただいているというきっかけから、スイスにあるナリン社への訪問が実現しました。旅の模様はBRUTUS WEBにて連載中。こちらは同行した弊社武田の視点で旅をお伝えするサイドストーリーです。


井浦 新(俳優・Kruhi ファウンダー)

いうら・あらた/1974年9月15日 東京都生まれ。俳優として映画を中⼼にドラマ、ナレーションなど幅広く活動。アパレルブランド〈ELNEST CREATIVE ACTIVITY〉ディレクター。サスティナブル・コスメブランド〈Kruhi〉のファウンダー。映画館を応援する「MINI THEATER PARK」の活動もしている。公開中の作品に映画『福田村事件』『アンダーカレント』『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』、CX『月とケーキ』がある。待機作に2024年大河ドラマ『光る君へ』。

X:@el_arata_nest
Instagram:@el_arata_nest

Kruhi
WEB:https://kruhi.jp/
Instagram:@kruhi_jp


1.ナリン社訪問

スイス旅も後半。
井浦さんのナリン訪問。
私にとっては今回の旅のメインイベントです。

ナリン本社の外観 分かりづらいですが、日本国旗で歓迎してくれています

何度も訪れている場所ですが、それでも毎回、国旗をかかげて歓迎してくれるホスピタリティに心を強く打たれます。

井浦さんとナリンの副社長ニコル
エントランス りんごがお出迎えしてくれます

スイスはりんごの生産が盛んということもあり、ナリンのように多くのオフィスの入口にりんごの無料サービスがあります。

現在の建物は1980年代に作られたのですが、その時からすでにクリーンエネルギーによる生産体制を実践しています。サスティナブルやSDGsといったワードが広まる以前から実践しており、愛する自分たちの故郷を汚したくないという考えからたどり着いた答えなのが素晴らしいです。温暖化など様々な環境問題をマクロで考えると、一個人に何ができるのだろうと悩んで終わってしまいがちですが、自分や家族、地元・地域のために何ができるかというミクロ視点で考えると起こせるアクションが無数にあることに気付く、それを工場レベルでするって本当に素敵だなっと。私がナリンのことが好きな理由の一つです。

1980年代当時の直射日光を避けながらも日当たりをいれる工夫が残っています
屋上には太陽光パネルがびっしり敷かれています

階段の壁にはナリンの歴史から2030年までの目標が可視化されています。歴史に留まらず、先々の目標まで公言しているところがまた素敵です。お客さまにナリンを知ってもらうはもちろん、毎日通るスタッフにとっても目標を再認識できる素晴らしい表現の仕方だと思います。

日本でもこんな環境にできたらといいのになぁ
ちょうどスタッフの休憩時間に立ち会えました
この写真がナリンの雰囲気を物語っています

工場のなかは原則撮影禁止なのですが、特別に一部撮らせてもらいました。

工場見学中の井浦さん
スタッフのなかには親子3代にわたって働いている人も珍しくありません
資材置き場。女性がクレーン車を巧みに操作している姿が印象的でした
出荷担当者。とてもおしゃれで少しシャイなところが好感しかありません
工場内に飾られている図。FARM TO TABLEはよく見かけますが、作る側の責任として、FROM FORK TO FIELDというように、消費された後の循環を意識した教育が徹底されています
スイス国内で送られている段ボール。かわいいです

井浦さんやボタニカルファクトリーの黒木さんにも製造現場やナリンの人達を見て安心していただけたのでホッとしました。次回、本題のコラボに関するサイドストーリーをアップしますので、ぜひお楽しみになさってください。

2.ジュゲンスティルホテル パクスモンタナ

古くから観光地として発展してきたスイスには、百年以上の歴史を刻んできたクラシックホテルがたくさんあります。その土地で育まれたホスピタリティを堪能できるのもクラシックホテルの魅力です。スイスに行かれるなら、ぜひクラシックホテルに泊まっていただきたいです!

夜、ナリンが案内してくれたのはザルネンにあるクラシックホテル、Jugendstil-Hotel Paxmontana(ジュゲンスティルホテル パクスモンタナ)。日本語で紹介されているページがほとんどない、知る人ぞ知るおすすめホテルです。

よく見るとホテルが飼っているヤギが見えます
山の上にあるホテルの中庭。息を吞む見晴らしとはこのこと

レトロに心地よさが加わったこちらのホテルのルームキーは、カギと呼ぶほうが似合う、昔ながらの錠タイプ。それでもシャワーなどの水回りはおしゃれな最新仕様にリノベされており、レトロとモダンがシームレスに融合した落ち着く部屋です。驚くのは部屋にテレビがないこと。代わりに置かれているのは望遠鏡。デジタルではなく、窓に広がる自然を存分に楽しんでくださいというホテル側の粋なおもてなし。こういうことができるホテル、かっこよくないですか!?


ホテル内のレストランもそれはそれは素敵で、クラシックな趣きがありながらも、出てくる品々は星付きレストランにいるかと錯覚するほどの斬新さと美味しさ。地元で採れたお野菜やハーブを使った料理は本当に美味しかったです!

全てが絵になります
夕焼けを眺める井浦さん。ワインが似合いすぎます

素敵な空間と美味しい料理と気の合う人達が集まるほど楽しいことはありません。文化交流しながらも、話題はおのずとnahrin x Kruhiのコラボへの期待や想いへ。気付けば閉店時間。それでも話は尽きぬまま、物語は翌日へと持ち越されるのでした。


次は今回の旅の核心に迫るコラボについて。他にもスイスを代表するアウトドアブランドの本社訪問の様子もご紹介します。次回のサイドストーリーもご期待ください。

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