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Nサロンで「家庭料理の新デザイン」ゼミを持ちます。

ビジネスと同じように、限りのある時間や経済、人手のなかで、どれだけ豊かに食べられるかという問題を、家庭料理もかかえています。

昨日、日経新聞とnoteがコラボしたオンラインサロン「Nサロン」がリリースされましたが、この中で私もゼミを持つことになりました。

タイトルは「家庭料理の新デザイン」です。スープから引き出した家庭料理や台所の考え方や、活動中の『新しいカテイカ』の文脈を組み合わせたお話をすることになります。講義にはワークショップや、料理の実習(ちょっと変わったやつ)も入れようと考えています。

ゼミで教えるのは、料理のtipsではありません。コンビニ食でバランスよく食べる方法。キャベツを余さず使いつくすワザ。時短につながるおいしい調理キット。便利なものやサービスはたくさんありますが、効率だけを追求すればいいというなら、私たちはこんなに毎日の食に悩んだりはしません。

時間、空間、調理法など、キッチンも大きくシフトチェンジするときが来ているのです。一段上のレイヤーで、家事を捉えたいと思います。

自分の、そして家族のくらしのために何を守り、何を捨てていくべきなのかを決めること。料理をはじめ、新しい家事のスタイルをデザインすること。情報に振りまわされず自分でコントロールしていければ、生活の基盤は安定します。

仕事から離れて、ひとりの時間や、家族との時間を充実させるために、おいしいものを食べる。食には、ささやかという以上の喜びがあります。栄養と心の満足が、人を癒し、養い、明日へのエネルギーに変えていきます。

ビジネスと家庭はコインの表裏。ビジネスが新しくなるなら家庭や家事も新しくなって当然です。私たちの手に新しい豊かさを取り戻すことができるような、ゼミの内容を考えています。どうぞお楽しみに!


読んでくださってありがとうございました。日本をスープの国にする野望を持っています。サポートがたまったらあたらしい鍋を買ってレポートしますね。