#051 デザインの余白と日本庭園の美は通じるものがある。
じぶんがこれまで見た中で心地よいデザインてどんなのだろう??
Webサイトでもグラフィックでも同じなのだが、余白のバランスがとれているのはとてもきれいで心地よくて好きだ。反対に情報がごちゃごちゃしていたりしてメリハリがなかったり、トンチンカンな配置になっていたり、どう見ても余分なモノがついているようなデザインはきらいだ。
余白の美って、デザインのクオリティを左右する。
単に余白といっても、どれだけのスペースを確保したらきれいかなどは、デザインに接する感覚値と経験値によるものかもしれない。そんなんデザインに関わっていないとわからない。確かにそうかもしれない。
でも日本には優れたお手本があるではないか。
それが、日本庭園だ。
日本庭園は、石、砂、植栽などを用いて四季の移ろいを表現していたり、回遊できるようにしてある。
日本庭園を眺めると、すっと心が落ち着いたり、静寂の中に美しさや侘び寂びを感じたりしませんか。そして日本人は、日本庭園の空間において、絶妙な美的感覚を持ち合わせていると思うのです。
写真は足立美術館の日本庭園なのですが、石と砂のバランスのところは、デザインの余白に当てはまるだろう。グラフィックでもWebサイトでもこのような余白はあるか俯瞰して見てみるとよい。そうすると自然と判断ができると思う。
参考までに、Webサイトでもっともシンプルで余白がきれいなお手本は、Appleのサイト。
またフォントが太くなっているな〜と思ったりしているんだけど、製品の見せかた、余白の取りかた、コピーの短さなど、とても参考になる。
余白の美、とても深いのでひとまずこの辺で。
プランナー、コピーライター。生活者に寄り添い、ファンをベースとしたプランニング、広報支援致します。2017年加西市制50周年キャッチコピーに選ばれました。「ともに創り、ともに育む。」さとなおオープンラボ関西二期生。広告・カフェ・北欧・紙モノ♡地域遊びとローカルメディアも挑戦中!